怠け者、遠足に行く ~前編~

幼稚園に入って一ヶ月が過ぎた頃


「みんな~明日は遠足の日だから~病気にならないようにね~」


とナギちゃん先生が言った。そう明日は遠足の日、疲れそうだな~とか思っていると


「ちなつちゃん!れいかちゃん!えんそくたのしみだね!」

「ええ、たのしみだわ!」

「たのしそうだね~」


そんな風に、彩姫ちゃんと麗華ちゃんは遠足がとても楽しみなのか、ものすごくニコニコしている。


「遠足に行く場所は~鬼龍院公園よ~」


そう、この私立鬼龍院の近くには、とても広くて遊具がいっぱいある鬼龍院公園がある。


「ちなつちゃんと、れいかちゃんと、いっぱいあそびたいな~!」

「いっぱいあそびましょう!」

「いっぱいあそぼうね~」


そう会話をした。





次の日の朝、親に起こされる前に起きると

「あら、おはよう」

「千夏、おはよう」


と両親があいさつしてきたので


「おかあさん、おとうさん、おはよう~」


と返した。


「千夏、今日の遠足楽しんできなよ」

「いっぱい楽しんでくるのよ」

「うん、さきちゃんとれいかちゃんと、あそんでくるんだ~」


と会話をしてると、そろそろ幼稚園に行く時間になったので


「じゃあ、そろそろいくじかんだよ」

「あら、そうね私は千夏を幼稚園に連れて行くわね」

「ああわかった、いってらっしゃい」

「「いってきます」」


お母さんと一緒に幼稚園に向かおうと玄関から出るとそこには


「ちなつちゃん!おはよう!」

「二人とも、おはよう!いい天気だね!」

「おはよう、さきちゃん」

「あら、おはよう二人とも」


そこには、彩姫ちゃんと彩姫ちゃんのお母さんの愛理沙さんがいた。

挨拶を返すと彩姫ちゃんが


「ちなつちゃん!いっしょにいこ!」


と聞いてきたので


「うん、もちろんいいよ」


と答えてあげた。そんな会話を彩姫ちゃんとしてると


「なら、この四人で行くか!」

「ええそうね、四人で行きましょうか」


そんな風な親の会話が聞こえた。そうして幼稚園につくと


「遠足楽しんできなよ!」

「楽しんでくるのよ」


と、親から声をかけられて


「うん!いっぱいたのしんでくる!」

「わたしもたのしんでくるよ」


と返した。こうして親たちと別れイチゴ組のお部屋に行くと


「あ!ちなつちゃん、さきちゃん、おはよう」

「おはよう!れいかちゃん!」

「れいかちゃん、おはよう」

「きょうは、たのしみね!」

「うん!ものすごくたのしみ!」

「みんなで、たのしもうね」


麗華ちゃんがこっちに寄ってきて挨拶をしてくれた。そうして三人で会話をしていると


「みんな~そろったわね~遠足に行くから集まってね~」


と、ナギちゃん先生の声が聞こえた。


「は~い、みんないるね~今日の遠足は怪我に気を付けて楽しみましょうね~」


ナギちゃん先生がそう言うと園児たちが、はーいと返事をした。


「よ~し、それじゃあ~いくよ~」


と、ナギちゃん先生が、先頭に立って歩きだした。




















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