ウクライナで戦う兵器たち

MRAP三王が一人 クーガー装甲車

クーガー装甲車は、主に軍事用途に使用される装甲車両の一種です。

この車両は、IEDや地雷、小銃弾などの攻撃から乗員を保護するために設計されています。

クーガー装甲車は、V字型の底部を持つ車両で、この形状は爆発の衝撃波を乗員から遠ざけ、車両内に残留するエネルギーを吸収することができます。

また、強化された鋼板と耐爆性材料によって、車両全体が強化されています。

この車両は、一般的に偵察、兵員輸送、指揮官車両、拠点防御など、様々な任務に使用されます。

また、車両には武装が搭載されることもあります。

クーガー装甲車は、アメリカ合衆国のオシュコシュ・コーポレーションが開発し、2002年から現在まで世界中の軍隊に採用されています。

……いやあ、ChatGPT(AI)に解説させるの楽でいいですね。

何も言わなくてもwikiの内容を引用してくれるし、短くまとめてくれて優秀ですな。

ちょっと添削すればそれっぽいものができあがるので、手を怪我してる身には嬉しいです。

毎回これでいいかなー(おい)

さて、クーガー装甲車はAIの言う通り、耐地雷車両(MRAP)として開発された装甲車です。

重量は約17tと中量級、330馬力というスポーツカー並のエンジンを備えるのが特徴です。

最大速度は105km/h「以上」ですが、ウクライナでは130km/hという軍用車として満点以上の速度に達した報告があります。

ただし背は高く、横転しないように強く気をつける必要があるとも言われています。

操縦手と車長の2名で動かし、4名の兵士を乗せる事ができます。

リモコン銃塔を搭載し、車内から敵を攻撃することが可能です。

2つのエアコンがついている豪華仕様で、40℃近い気温でも重武装の兵士が問題なく活動できました。

クーガーは数百回を超える地雷の攻撃を受けてきましたが、死傷者はほとんど出ていません。

タイヤの下であれば炸薬量14kgの、車体直下でも7kgの地雷に耐えることができます。

これを超える地雷はほとんどなく、一人で運用することが困難なものも含まれます。

事実上、ほぼ全ての地雷から兵士を守ることができると言えます。

重機関銃から対戦車地雷まで耐えるクーガーは、各国で派生型が採用されており、その高い防御力と性能のバランスが評価されています。

一方で、兵員輸送車両として見ると性能の低さが目立ちます。

4人しか運べないという低い輸送能力はいただけません。

数を用意することが前提になっていると思われますが、ウクライナへは供与という形を取る以上、好き勝手に送ることはできません。

ほかのMRAPが8人10人運べるところを、4人というのはもの寂しい数字です。

クーガーHEという延長形は10人乗りですが、こちらは供与されていないと考えられています。

車体が小さいわけでもないので、取り回しが特段優れているわけでもありません。

しかし、この一般的な大きさと重さで、一般的なMRAPを超える防御力を実現しているのが、クーガーのすごいところです。

スタナグ4569という、耐弾性能の規格があるのですが、通常のMRAPはレベル2〜3a相当となります。

レベルは6まであり、数字が大きいほど能力が高く、aとbがある場合はbの方が高くなります。

クーガーの場合は、レベル4a相当です。

ほかのMRAPと比較して2〜3段階上であり、これを超えるMRAPはオプションを考慮してもなかなか見つかりません。

ましてや素のままの比較となると、フランスのアラビス、ロシアのウラルタイフーンが同等、ドイツのディンゴが同等以上の可能性を持ちます。

かつ、ウラルタイフーンはウクライナ戦争で実際の防御力は公開情報よりかなり低いという報告があり、疑わしいものとなっています。

なので、防御力を重視する場合はクーガー、アラビスがツートップ。またはディンゴを加えてスリートップと言えるでしょう。

このように、クーガーは最強クラスのMRAPなのです。

かつ、ここまで長い航続距離と高速性を併せ持つのはクーガーのみです。

ウクライナでは整備性も高いと評価されており、輸送能力は低いものの長距離機動力に長けていると言えます。

最高峰のMRAPの1つであるクーガーは、ロシア軍がばらまいた地雷を突破し、ウクライナ兵の命を確実に守ることができるでしょう。

歩兵を素早く安全に機動させる戦力として有用です。

惜しむらくはクーガーHE未供与です。

速度や航続距離、防御力といった基本性能は変わらずに8人の兵士を乗せることができるというのに。

ですが、実はクーガーHEは名前を変えて供与済みだったりします。

イギリスはマスティフ装甲車をウクライナに供与しています。このマスティフは、クーガーHEのイギリス版です。

イギリスの電子機器と装甲パッケージを備えたマスティフは、側面と正面に金網状の装甲を装着することで対戦車兵器を防いだり、威力を減らしたりすることができます。

この装甲は確実に防げるものではありませんが、軽いのが特徴です。

もし貫通された場合にも特殊なシートによって爆風を減衰させ、内部の兵士の被害を減らします。

操縦手には赤外線暗視装置が提供され、主に夜間の活動能力が強化されています。

車軸は太くて折れにくくなり、サスペンションが強化されました。

座席を折りたたむことができ、人の代わりに荷物を積むスペースを確保しやすくなっています。

クーガー、マスティフはウクライナ軍歩兵部隊の強靭な脚となり、攻防両作戦を推し進める力となるでしょう。