第8話変なのは妹?兄?
「ふー、重かった」
それにゆかりは微笑む(ほほえむ)。
「お疲れ様、兄さん」
それに俺は頷いた(うなずいた)。
結局、コンビニの後、俺は本を運ぶために自宅へ、ゆかりは近くのスーパーへ食材を買いに出掛けて、本を置いた後、俺はすぐにスーパーに直行。ゆかりが買ってきたものを運ぶこととなったのだ。
ゆかりは自分で運ぶといっていたのだが、女の子に重い荷物を持たせるわけにはいかない。結局大変な量になったのだ。
「ごめんね、兄さん。大変なことをさせて」
「いや、いいんだ。他人に親切するのは人として当たり前なことだ」
ふぁーあ、と軽く伸びをする。
「じゃ、俺は疲れたから部屋で動画みるわ。夕食の支度は一人で大丈夫だよな?」
それにゆかりは笑顔で頷いた(うなずいた)。
「うん。大丈夫」
「しかし、今日はえらい荷物だったけど、なんだったんだ?」
基本的に俺はコーヒー党だが、コーヒー、牛乳はコンビニで買うことが多い。
他にも酒類ジュース類は各自が買うようになっている。なので、家族の食事とはいえ、二人分でここまで大きな荷物になるのは予想できなかったけど?
それに少し切れ味の良い包丁の笑みをゆかりはした。
「ジャーン、よくぞ聞いてくれました。実は、これです」
ゆかりが取り出したものは………………
「鍋スープ?」
キムチに胡麻豆腐、もつ鍋のスープだった。
「じゃあ、これは全部?」
ゆかりが頷く。
「鍋の材料です」
「でも、肉類は?」
「冷凍にしておきます。これで作って食べて残りは冷蔵庫で保存。また明日食べて、これを三日間続けて、1週間買い物に行かないですみます」
「あー、なるほど」
よく考えれば俺たちが忙しい時、妹はこういう手法をよく使ったけな。こう見えても妹は現代っ子だな。
「はぁー」
「どうした。ため息をついて?」
「いや、食事面もこれはすごく楽なんですけど、毎日こればかりというのも行かないんでしょうね。きっと」
「いや、いいんじゃないか?仕事と家事の両立は大変だろう?なんなら、たまに俺が料理を作ってもいいし」
それに根本がしっかり生やしたじゃがいものの表情をゆかりはした。
「うん。そういってくれると嬉しい(うれしい)です」
「ま。玄関で立ち話もなんだから、手洗いしようぜ」
それに鮮やかなオレンジのガーベラの表情をゆかりはした。
「はい」
手洗いを済ませて、俺は本を書棚に収容(しゅうよう)していった。
ふー結構、専門書が増えてきたな。ま、リビングにも本棚があるし、いいんだが、後物置にも本は収容(しゅうよう)できるし。
そういえば、俺とゆかりが結婚したら今、物置部屋になっている、あそこの部屋も掃除しないとな。結構大変だな。
ちなみに俺の部屋は6畳一間の部屋でベッドと、テーブルに本棚で占拠されている。あとは椅子に、ノートパソコンか。
窓一つ見えないので、晴れている平日だと、リビングで執筆活動をすることが多い。
よく、ゆかりが洗濯をたたみながら俺が執筆活動をリビングにするのが葛城兄弟の日常だ。
そして収容活動を再開する。あとは残っているのは少女漫画だ。そして、少女漫画はゆかりの管轄(かんかつ)だ。
俺は少女漫画を手にリビングに向かった。
ゆかりは何か炒め物をしていた。そういえば、今晩のおかずは肉じゃがって聞いたな。
ゆかりは俺に気づく。そして、火を止めて、こちらに駆け寄ってきた。
「どうしたの?兄さん?」
「あ、いや、少女漫画はお前の方の管轄(かんかつ)だから部屋に行っていいのかな?って思って」
それにゆかりは小さな球根(きゅうこん)のようにクスクス笑う。
「もう、高校生じゃないんだから、兄さんが来て鬱陶しがる(うっとうしがる)ことはないですよ。隠しているものもないし。それ私の本棚にしまってください」
「ああ、わかった」
あらためて炒め物をするゆかり。
改めてゆかりの部屋に入っていく俺。ゆかりの部屋は俺の部屋とほとんど一緒だったが。内装はファンシーなピンク色のコーデでまとまっている。ハート色の絵柄とかも見えるし。ぬいぐるみがあるところなんかも俺の部屋とは違う。
全体的にザ女の子の部屋って感じだ。
俺は空いているスペースに本棚を収容(しゅうよう)していった。
「ふー、こんなものか」
そして、それをし終わったら、自分の部屋に行って、ぐったりとベッドの上に突っ伏す。
そして布団にくるまる。
ああ、寒かった。重かったし。疲れたよ、今日は。まあ、でも楽しかったかな。ゆかりと色々話せたし。ふぁーあ。いかん、眠たくなってきた。まあ、でもいいか。今日は重運動たくさんしたし。ちょっと、眠っても。
………………………………
「兄さん」
その言葉に俺は飛び上がった。
「なんだ!今朝か!えーと、今何時だ!?」
それにクスクス笑うゆかり。
「兄さん寝ぼけているの?」
「ん?」
なんか思考が噛み(かみ)合わないな。
「今は夜よ。今日色々と大荷物持ってくれてたじゃない。それで寝ていらしたのよ、兄様」
その言葉で、きょうのできごとが甦った(よみがえった)。
「
ああ、そうか。今は夕方で。もう、夜か………」
「そう、夕食ができたからこうして部屋にきたのよ、兄さん」
そう、洗車したばかりの車のようにピカピカの笑顔でゆかりは笑った。
「ああ、わかった。今行く。う、さむ」
「まあ、この部屋は暖房つけてないしね。リビングは暖房つけているからあったかいわよ」
「ああ、そうだな」
俺はいそいそとリビングに向かった。そして、ダイニングテーブルに皿が盛りつけてあった。
「お、美味しそうだな」
「うん」
肉じゃがに、コロッケと唐揚げ(からあげ)、と味噌汁。平凡だが暖かみ(へいぼんだがあたたかみ)を感じられる食卓だ。
ゆかりは笑顔でいう。
「さ、兄さん。お食べになって」
「ああ」
それで、麦茶を注いでいると、ゆかりはリモコンをいじっていた。そのチャンネルは…………
「ムービーワークス?」
「うん、いいでしょ?ムーワー。登録チャンネルをしていた人が新しく京都に行った、動画をアップしたんだ。見ていいでしょ?」
「もちろん」
俺はゆかりの分のコップに麦茶を注いで、ゆかりを席に座らせた。
リビングキッチンの見取りは、中央に出入りするための扉があり、左奥にキッチンが。中央にダイニングキッチンが、そして、右側にテレビが置かれている。
結構、キッチンとダイニングテーブルで容量喰らっているんだよな。一応、テレビとダイニングテーブルの間に容量があって、そこでゆかりはよく洗濯物を畳むんだな。
ま、ともかく、食べよう。
「いただきます」
「いただきます」
それで俺たちは食事をした。
一口狐色のしたジャガイモを頬張る。出た感想は…………
「おいしい」
「ほんと!?」
汁がしっかり染み合わさった肉じゃがの甘さと、崩れず、硬すぎずになっている、ジャガイモのほろほろとした感触だった。
うん、率直にいっておいしい。
それにニコニコ顔をするゆかり。よっぽど俺の一言が嬉しかったんだな。
「よかった。出かけたあとだから、正直いって作るのきつかったんだよね」
「それは済まなかったな」
箸を置いて頭を下げる。
「俺がのうのうと寝ている間、そんな苦しいことをさせてしまって」
それににっこり笑うゆかり。
「ううん。いいの。私が好きでやっていることだから兄さんは気にしないで。それに兄さんには荷持ちしてくれたしね。助かったよ」
「うん。ありがとう」
ゆかりはにっこり笑う。
「どういたしまして」
「いや。今の感謝はきょうのできごとだけじゃないんだ。俺はつい先日まで、南さん。同僚(どうりょう)が産休、育休で抜けるから、彼女の分の仕事までしていたんだけどね。ずっとその間、ゆかりに家事を任せてしまったね。済まなかったよ。だから、今までありがとう。ゆかり」
それにゆかりは明るいひまわりの笑みをした。
「ううん、こちらこそ、ありがとうだよ。兄さんにそういってくれて嬉しい(うれしい)。それでこそ、頑張った(がんばった)甲斐(かい)があるよ」
「ああ」
俺は知っている。この前まではゆかりは夜になっていると死んだようにリビングに寝そべっていたことを。
俺はできる限り手伝った。料理に皿洗い、ゴミ出し。
でも、俺も南さんの業務を肩代わりしていた分、残業(ざんぎょう)続きでなかなか思うように家事を手伝えなかった。
なおかつ、家事を手伝いながら執筆活動もしていたので、なかなか難しかった。ゆかりは俺の本を楽しみにしていたので、彼女に届けるために、最低1日に1ページは書こうとなったが、最高で1日に1ページしか書けなかった。
そのことに対して俺はいつも忸怩(じくじ)たる思いを抱えていたのだ。
だから、ここで感謝の気持ちを述べて精算したいというのがあったのだが、ゆかりは晴々(はればれ)とした表情になっていたので、なんとか精算できたな、というのが率直な感想だった。
「ところでさ」
前のことで謝ったわけだし、早速俺は本題に移った。
「結婚の件なんだけどさ」
「うん」
ゆかりはブロードソードのような硬さ(かたさ)で頷いた(うなずいた)。
「お前、結婚を諦め(あきらめ)るのは早すぎはしないか?まだ、お前、27じゃないか?結婚を諦め(あきらめ)て俺とずっと一緒に暮らそうなんて気持ちが焦り(あせり)すぎじゃないか?」
それにゆかりはガラス瓶(びん)のような透明な表情をする。
「
なら、聞きますが」
「ああ」
「兄さんは結婚すれば幸せになれると思っているんですか?」
大きな波が岩礁(がんしょう)にぶつかり、ひどく大きな波飛沫(なみしぶき)を上げた。
「それは……………」
俺は今まで出会った男たちを思い出す。どの人たちもタチが悪かった。
「正直に言おう」
「はい」
知らず知らずのうちに俺たちは居住まい(いずまい)を正した。
「正直いって俺が出会ってきた男たちはあんまりいい人はいなかった」
「はい」
「でも、それは俺が30年間の中で出会った男たちの中の話だから、世の中にはもっといい人が・・・・・・・」
「いると思いますか?」
「あー・・・・・・・」
ゆかりはやはりサバイバルナイフの鋭利(えいり)さと硬い表情をしている。俺はなんといったらいいかよくわからなかった。
俺は口をモゴモゴさせる。しかし、ゆかりは話を続ける。
「あのですね、兄さん。27で結婚を諦め(あきらめ)るのは早すぎると言いましたけど、もうすぐ、私30ですよ?そりゃあ、男性は30代や40代でも結婚の望みはあるかもしれませんが、女性の30歳は致命的ですよ。そして、知り合って、そこから友達になって、交際してからの結婚を考えると、今の私の状況、恋人が一人もいない状況は結構きついものがあります。それでも兄さんは私に結婚したほうがいいというのですか?」
「お前の方こそ考えしすぎじゃないのか」
俺は今まで溜まり(たまり)に溜まったイラつきの弓の弦(つる)を引いて、復讐(ふくしゅう)という名の矢を放った。
「もしかたらいい男がいるかもしれないじゃないか?それなのに、どうして男たちを十把一絡げに悪いなんていうんだ?」
そうは言いつつ、実際俺の心は揺れて(ゆれて)いた。妹の言葉にも一理(いちり)があると思っていた。
確かに今の男たちはどうしようもない。実際に俺に男の友達はできなかった。
どうも同年代の男性を見ているとダサい、というか、まるでガキのノリについて行けれず、教室ではいつもぼっちだった。
そして、黙って読書をしている僕をクラスのみんなが笑い物にしてきた。
大学生でも、趣味は読書です、といった時の寒さ。
アニメとか漫画、ゲームをしているという人はそこそこ女子ウケが良かったのに、趣味は読書だというと、へー、すごいね、で終わる。
当然読書をしない男子や女子たちとはノリが合わないから、昔も、今もずっとぼっちのままなのだ。
なので、俺は他の男を知らない。女子も知らない。
年齢イコールぼっち歴の僕にとっては友達がいない以上知らないが、中高大学で知り合った男たちはどうも信用に置けないというのが俺の感想だった。
だから、俺はゆかりの言葉にほとんど同意しかけたが、それでも、もしかしたらいい人がいるかも、という思いもあった。
そしてその二つの思いが俺を苦しめているので、そんなに早く見切りをつける妹に反発したのかもしれない。
しかし、ゆかりも黙っていない。反撃のカタパルトに特大な反発心のある巨岩を乗せて放った。
「いい男。確かにいるかもしれませんね。でも、見かけ上にいい人というのは本当にいい人なんでしょうか?」
「どういうことだ?」
「女性がいい人というのはさわかで清潔感(せいけつかん)のある男子のことを指します。でも、男のほとんどは結婚するや否、手のひらをひっくり返して妻に家事を全部押し付けるのがほとんどです。そのくせ感謝の一言の一つも言わない。兄さんのようにいってくれないんです。
私、嫌ですよ。相手に感謝しない男性って大っ嫌いですよ。そのくせ牛馬(ぎゅうば)のように女を働かせて、中年になったら若い女性と不倫する奴らですから。私はそんな結婚生活しても全く幸せに感じられません」
俺は大きく息を吐いた。
「つまり、ゆかりの求める男性像を家事をしてくれる男性像であるということか?」
「それと私を大切にしてくれる男性です」
俺は大きなため息をついた。
まあ確かに男性にはそういう面はあるよな。結婚する前は優しかったのに、結婚するや否、手のひらをひっくり返すことがよくあることだ。冷静に考えたらいい人が現れても、そして、結婚しても女性が幸せになれる確率は少ない。
まして、ゆかりの条件を聞くとますます望みは少なそうだ。
「わかった」
「兄さん!」
ゆかりの表情に嬉しさ(うれしさ)の黄色い色が塗ら(ぬら)れた。
「こういうのはどうだろうか?あと、1年間だけ頑張って婚活なり合コンなりをしてみるというのは?もちろん、俺の方でも同僚(どうりょう)に男友達を紹介してくれるか頼んでみるよ」
それにゆかりは曖昧(あいまい)な玉虫色(たまむしいろ)の表情をする。
そして一つのため息を出した。
「まあ、兄さんがいいっていうんなら、それでいいです」
「助かる」
俺は顔を拝んだ(おがんだ)。
「まあ、でも、やるからには私も本気でやりますよ。いい人がいたら兄さんにも紹介しますから、意見を聞かせてください」
「わかった」
それから、俺たちは取り止めもないことを話しながら夕食を食べていった。
『ごちそう様でした』
二人手を合わせる。そして、俺は言った。
「皿洗い、俺がやっておくよ。先にお風呂入りなよ」
それにゆかりはみずみずしいみかん色の喜び(よろこび)の表情が顔に現れた。
「ほんとー!?ありがとー、兄さん。実は早く波平さんの新刊読んでみたいんだよね」
そして、敬礼をする。
「頼みます、軍曹!」
「うむ、2等兵(とうへい)は後方支援(こうほうしえん)に当たってくれ、補給兵の警護(ほきゅうへいのけいご)をしつつ、何かあれば個別迎撃(こべつげいげき)するように」
「は!」
それから合わせて俺たちは笑い出した。
「任せました、兄さん」
「ああ」
俺は皿を流し台に集める。
「さてと、やりますか」
洗い物を終えて、お風呂に入った後、時刻は10時半だったのでのんびりと今日買ってきた本を読んでいた。
シトシトと雨が降ってきている。天気予報だと今日の夜から明日にかけて雨が降るらしいのだが、すごく寒い。
僕は布団にくるまって読書をしていたのだが、こんこんとドアをノックする音が聞こえた。
「兄さん?入ってもいい?」
「どうぞ」
紫色のパジャマ姿のゆかりが入ってくる。俺は布団から出てエアコンをつけて妹を迎えた。現れた妹は開始1分で、
「う、さむ」
「ごめん、省エネしていたんだ。寒かったらごめんね?」
それに妹は慎まし(つつまし)やかな紫陽花(あじさい)の微笑み(ほほえみ)をした。
「ううん。大丈夫。それよりお話いい?」
「ああ、どうぞ」
また、ゆかりはベッドに腰(こし)かける。俺もベッドに腰をかけた。
ゆかりが話すまで俺は待った。
しかし、その時はすぐに訪れた(おとずれた)。
「ねえ、兄さん」
「何?」
ゆかりは固くて物憂い青銅(ものういせいどう)の表情をしていた。
「私と暮らすことがそんなに不満?」
それに俺はゆかりに笑いかけた。
「別に不満なわけじゃないよ。ただ・・・・・・」
「ただ?」
「兄弟で結婚なんて不自然に思っただけだよ。たとえ、同居だとしてもお互いが結婚を諦め(あきらめ)ていたのがなんとなくしっくりこなかっただけだよ」
それにゆかりは頷いた(うなずいた)。
「そういう兄さんの感覚はとても重要だと思う」
「・・・・・・・・」
「私も、兄さんがそういう性格だからこそ、結婚をしよう、と言ったんだ」
「うん、そうか」
そうだな、普通、妹は兄と結婚したいとは思わないよな。
「それで・・・」
ゆかりは僕の左手を自分の右手で握ってくる。
「私、兄さんが好きだよ。優しいところも好きだし、一緒にいてほっとできるところも好きなんだ。別に、夫に特別なことは求めていないの。ただ、単にしゃべってホッとできる相手が欲しかったの。それが周りにはいなかったから、兄さんを結婚相手に選んだの。それを忘れないでね」
それに俺は頷く。
「ああ、わかった」
ゆかりは立ち上がった。
「じゃあ、私が言いたかったこと全部言えたから、おやすみ、兄さん」
「ああ、おやすみ」
妹が出た後もエアコンはガンガン暖房の風が送ってきた。
俺は30分ほど読書をしていたが、やがてエアコンと照明を消した。
妹の結婚相手が見つかるといいな。
そんなことを考えながら俺は眠りに落ちた。
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