第24話 デリケートゾーンな保健室!!!

 あたし生徒会長!!藍髪先生にやられっぱなしですが!

 あたしだって賢いという所を見せてあげます!!!



 ー 保健室 朝 ー


 「おーい赤髪ィ。生きてるか~?」

 「げほっげほっ。先生、おはようござ、ゲホ」

 「赤髪君!!いったいどうした・・・・缶スプレー?匂いケアのやつか」

 「そうです!ワキの匂いが気になったんで噴射してたら呼吸器やられました!」

 「まあ気になる年頃か」


 直射日光に晒されましたから!!通学だけでも汗が凄いんです!!!


 「藍髪先生はワキの匂い対策って何してるんです?」

 「なんていうのか親とか担任に聞きづらい保健室っぽい会話で感動してる!」

 「先生!!!」

 「だって保健室っぽいじゃないか。あはははは」

 「マスクの件ぐらいですよね」引き気味

 「単純な話、毎日毛を剃ってクリーム塗って香水使って終わりだぞ?」

 「毎日ですか!!!」

 「これでもいろんな商売してるからな。よく屋敷に交渉人が来るんだ。

 最低限のマナーってヤツ」

 「悪役令嬢っぽいです!!」

 「悪役じゃないって。学生が気にしなくていいと思うが思春期だからな。

 好きな人でも出来たか?」

 「最初から先生です!!!!!!!!!」

 「じゃあワキは未処理で頼む!!!!!」

 「却下します!!!!!!!!!!!!」

 「赤髪君?!!!!私の事好きだよね?」

 「恥ずかしいから却下です!!!!!!」


 変態にエサを与えてはいけません!!



 「まあ私が剃るのは自分の匂いを抑えて、ほかの人の香りを楽しむためなんだ」

 「凄く嬉しくないカミングアウト!!!」

 「普通じゃないか?」首傾げー

 「自分の考えをさも人類の思考と同一に捉えないで下さい!!!」

 「マジで!!!」がびーん

 「マジです!!!!」


 よくここまでの地位が築けたものですね!!!



 「まあワキ毛ボーボーは衛生面でよろしくないからな。

 他人に強要はしないからこの話題はこれにて閉幕」

 「随分と早いですね?意図的に終わらせようとしてませんか?」

 「結構デリケートなだからな、この手の話って。

 大人でも気にすることだし」




 「じゃあ下のお毛毛はどうなんです?衛生面的に剃ったほうがいいんですか?」

 「ああ、私は剃ってるぞ。そこに関しては2日・・・・


 ブチン!!!あたしが仕組んだ計画ですが流石に理性が抑え込みました!

 学園裏サイトに流れてますから、プラグを抜いて強制終了です!

 結論から言えばめちゃくちゃ怒られました!!

 ”私だからよかったものの他の人にすればただのイジメだ!!”と。

 普段優しい先生でも怖いものはコワイんです!!



 ー 保健室 20分後 ー


 「すまなかったな。だが赤髪君がイジメの加害者になるルートは避けたかった」

 「泳がせれば先生は私と離れて自由の身になったはずです!!」

 「恋愛じゃなくて君には好意を抱いているからな。

 とっさの判断で放送されなかったんだろ?それだけで十分だ」

 「先生でも怒るんですね!!!」

 「これでも教師だからな。

 生徒が間違ったときは敵になってでも道を修整する。

 身の保身ではなく教え子の為だ」

 「愛のむちですね!!」

 「あまり怒らないようにしてるんだがな。

 ほら最近モンスターペアレンツが問題になってるし。

 教師だって人だからな、厄介事には首を突っ込まないのさ」

 「ワキの処理もそうなんですか?」

 「ああ丸投げしてくるだろうな。次の保健室だよりプリント

 ネタも決まったし、早速書き上げるかな。あはははは」

 

 先生は誰よりも大人でした!!!

 あたしはおふざけでしたことですが!心に傷を負ったかもしれません!


 「先生、ピンセットありますか?」

 「?あるけど毛を抜くのは皮膚にダメージが来るからおすすめはしないぞ?」

 

 プチン! 


 「これあたしのワキ毛です!!ホントは変態にエサを与えない主義ですが!

 道を正してくれた先生に上げます!!成功報酬です!!!」

 「おお!!チャック付き袋に入れてプラ容器で封印!!!

 これを本日より家宝とするッ!!!!!」

 「先生?コレ学園裏サイトで現在オンエアなうです」ドン引き

 「あははっはははっははhっはははははははっはっははっははははh」


 先生が壊れてしまいましたが!下のお毛毛の事情は聞き出せました!!!

 詳細は秘密です!!!!

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