第12話 クリスマス保健室!!

 あたし生徒会長!金髪ちゃんは原初のAIだとか!ならば実験です!!



ー保健室 12月ー


先生    「赤髪ィ、金髪ゥ、仲良くしてるかー?」

赤髪ちゃん 「敢行!敢行!」

金髪フード 「のじゃ!のじゃ!」

先生    「今度はどうした。ん?ラーメンか」


赤髪ちゃん 「AIはラーメンを食べるとき!箸使わないって聞きました!

     けど金髪ちゃんは普通に食べてます!!おかしいです!!」

金髪フード 「ラーメン鷲掴みとか何世代前の話をしているのじゃ。

     箸ぐらい余裕なのじゃ」

先生    「おいおい、もうすぐクリスマスだぞ?せっかく

     クリスマスツリー持ってきたのに仲良くしてくれ」

赤髪ちゃん 「いいですね!飾り付けましょう!!」

金髪フード 「学校の保健室に果たしてツリーは必要かの?」

先生    「あははは、少しでも親しみを持てば入りやすいだろ?

     ちょっとした怪我や相談事も募集中だ」


 ツリーの飾りつけを開始したにもかかわらずまた論争です!!

音楽性の違いならぬ、ツリーの飾りつけ性の違いで解散しそうです!!


金髪フード 「やはり最近の流行を取り入れ7色LED、

     ゲーミングツリーなのじゃ!!」

赤髪ちゃん 「シンプルなライトでいいでしょう!!

     サンタ殿がドン引きしますから!!」

先生    「こんなところで喧嘩してたらサンタさん来ないぞ?」

金髪フード 「藍の字、我のもとにサンタが来なくなって数百年じゃ。

     今更何を信じればよい?」

赤髪ちゃん 「サンタ殿は気まぐれですから!今年は来ると思いますよ?」

先生    「・・・あはははは、そういうことだ。だが煙突は

     保健室にないからな。靴下用意するか!」

赤髪ちゃん 「よし!!学園の許可取ってきます!!」

先生    「待て待て待て!煙突の刺さった学園なんて見たことないぞ!」

金髪フード 「そもそも許可申請降りぬじゃろうて」

赤髪ちゃん 「あたしは生徒会長で、あなたは原初のAIだよ!!

     二人が手を組めば学園の掌握など朝飯前です!!」

先生    「おーい、流石に許可できないから止めるぞ」

赤髪ちゃん 「あらら、ドクターストップです!!」

金髪フード 「(ドン引き)誰だって止めるのじゃ」



ー保健室 12月24日 放課後ー


赤髪ちゃん 「というわけで保健室でクリスマスパーティです!」

先生    「存分に楽しんでくれ!それでは・・・・乾杯!」

三人    「かんぱ~い」なのじゃ


 あたしは生徒会長!!今日はクリスマスイブ!流石にお酒ではなく

レモンスカッシュです。雰囲気さえ出ればいいんです!!

 結局ツリーはシンプルなものになりました!

ツリーには靴下を付けています!藍髪先生が蛮行を働かなければよいのですが!


赤髪ちゃん 「ケーキ買ってきました!!流石にクリスマスぐらいは

     料理しなくてもいいのです!!あたしも楽したい!!」

先生    「仕事抜け出してケXタッキー買ってきたぞ!

     いや、考えることはみな同じか。あはははは」

金髪フード 「藍の字!!!」


 なんだかんだ金髪ちゃんもクッキーを買ってきたようです!!

楽しめたらなんだってヨシです!!


赤髪ちゃん 「学園裏サイトの皆さん!ちゃんと放課後ですから!

     普段と違って空気は読みました!!」

金髪フード 「我らはちゃんとテストで結果を出しておるからの。

     遊んでばかりいる訳ではないのじゃ」

先生    「そう!ちゃんと妹たちにはテスト対策集作ってるからな。

     毎回高得点出されて心折れそうだけどな。あはははは」

赤髪ちゃん 「基本百点阻止問題以外は解けますし」

金髪フード 「市販の問題集も合わせて解くと理解が広がるのじゃ」


 保健室のカーテンを閉じてケーキにろうそくを立てます!


赤髪ちゃん 「今日の主役は金髪ちゃんに譲ります!さあ、火を消して!」

先生    「衛生面は、まあいいか!!クリスマスだし!あははは」

金髪フード 「ふうううううううう」


 その後ケーキを食べたりケXタッキー食べたりして過ごしました!

ただ一つ、三人だとホールケーキはキツイです!三角の小さなケーキを

食べたほうがいいかもしれません!!


先生    「もうこんな時間か。気を付けて帰るんだぞ。

     特に赤髪君は」引き気味

赤髪ちゃん 「大丈夫です!!最近トラックに引かれましたが

     異世界転生はしていません!!致命傷で済みました!」

金髪フード 「赤の字は人間なのじゃ?」

先生    「さ、さぁ?」


ー保健室 二人の帰宅後ー


先生    「まったく騒がしい妹たちだ。

     といっても私は第二部があるからな。

     妹にメイド君とのパーティがな。

     あーあ、絶対太るぞ私。寝正月してる場合じゃないな

     あははははは」


 ツリーのコンセントを引き抜く。

正直ゲーミングツリーで無くてよかった。絶対目がそっち向いちゃうし。

乱雑につけられた装飾品の中に白衣姿のトナカイと学生サンタ二人がいた。


先生    「教師なんてこういうイベントに

     ハブられがちなのにあの子達は・・・」


 ちょっと顔を洗ってくる。いやなんでもないぞ?

こんな顔見せられたものじゃないから。


ー保健室 12月25日 朝ー


先生    「おーい赤髪ィ金髪ゥ、仲良くやってるか?」

赤髪ちゃん 「先生!先生!サンタです!!あたしの靴下に!!」

金髪フード 「のじゃ!のじゃ!」

先生    「そいつは良かったじゃないか。何が入ってたんだ?」

赤髪ちゃん 「穴あき包丁です!野菜とか引っ付きにくくなるやつです!」

金髪フード 「我には2つもじゃ!マグカップとステンレス食器一式、

     ナイフにフォーク、スプーンまであるのじゃ!」

先生    「あはははは、サンタさんはきっと食いしん坊だな。

     調理器具関係ばかりじゃないか」


 そろそろ限界です!寒いです!先生早く気付いて!!


先生    「ん?今日は二人とも素足か!!寒くないか?」

赤髪ちゃん 「ああ、そうでしたー。いけね。ついうっかりー」

金髪フード 「のじゃーのじゃー」

先生    「君たち本当に演技下手だな」ドン引き

赤髪ちゃん 「新しいの用意してありますんで!先生はツリーの電源

     入れてください!!」

先生    「ツリーねぇ。うわ、コードがツリーに巻き付いてるじゃないか。

     ぐるぐる回さないと外れないやつだ。

     ぐるぐるぐるぐる・・・・・


      ん?私の靴下の飾りが妙に膨らんでるな?中身は・・・。

      赤髪君、金髪君どうやら私にもサンタさんが来たようだ」

赤髪・金髪 「先生!メリークリスマス!!」なのじゃ

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