第10話 タコ焼きパーティ保健室!前編
あたしは生徒会長!!金髪ちゃんが保健室登校を開始!!
ならばやることは一つ!!歓迎たこ焼きパーティーです!!
ー保健室ー
先生 「おーい、赤髪ィ金髪ゥ仲良くやってるか?」
赤髪ちゃん「敢行!!敢行!!」
金髪フード「のじゃ!のじゃ!」
先生 (うわぁさっそく修羅場だ)
「いったいどうした?妹たちは仲良くしてくれないと
お姉ちゃんは悲しいぞ?」
赤髪ちゃん「うわ、認識ゆがめてくるタイプのシスコンだ!!」
金髪フード「気を付けるのじゃ赤の字。妹にされてしまうぞ」
先生 「赤髪君!君ホントに私のこと好きか?
金髪君!残念ながら既に君は妹だ。
それより何を言い争いしていたのだ?」
赤髪ちゃん「いえ、金髪ちゃんの歓迎会にタコ焼きパーティをと!」
金髪フード「じゃがロシアンたこ焼きをするというのじゃ!」
先生 「あはははは、要はハズレがあるパーティゲームじゃないか。
因みに赤髪君、何を入れた?」
赤髪ちゃん「辛い唐辛子ハバネロ入りマヨネーズです!!」
金髪ちゃん「なぜこんなもの用意したのじゃ?我は辛いの苦手なのじゃ。
しょうがない!我は原初のAI!人にあらず!!
大人化してこの戦局を切り抜けるのじゃ!」
先生 「待った!!そしたら私が逃亡せざるを得ない!!
妹たちのケンカを止められない!!」
赤髪ちゃん「合意ですか?認知ですか?プロポーズですか?
ではロシアンルーレットたこ焼き敢行です!!
たこ焼きは全部で三つ!!うち辛子入りは一つです!!」
ふはははは、残念でしたね藍髪先生!!これはすべて演技です!!
あたしも金髪ちゃんもハズレの位置を把握しています!!
つまり!!悪役令嬢である藍髪先生を没落させる一手です!!
ゑ?不正?残念ながらあたしは清廉潔白ではありません!!
悪は”養殖”するタイプなんです!
イエスマンを演じ近づき、破滅へ煽動する!!
あたしはみんなの為に悪を殲滅するのです!!
赤髪ちゃん「さあww先生ww同時に選びますよwww」ふるふる
金髪フード「のじゃwwのじゃww」ふるふる
先生 「(ドン引き)びっくりするぐらい演技下手だな、君たち。
その前に水を取ってくる。私猫舌だからな」
金髪フード「大人ぶっててもwww子供なのじゃwww」
赤髪ちゃん「ダメですwwwまだ笑ってはいけませんww
先生 「ああ、そうだ。君たちは辛子マヨの場所を知っているかもな。
公平に私から取らせてもらう」
赤髪ちゃん「そんなw先生が普通のを食べたら撮れ高ないじゃないですかww」
金髪フード「学園裏サイトに動画流しているのじゃろうw
視聴者はゲスを求めているはずじゃwwゲースーww」
先生 「バーベットゲーム。つまりトリック有りのゲームなら
こちらがわざわざ受けるメリットはない。
公平に行こうではないか」ニィ
そういって後ろを向き、タコ焼きを一つ食べ始めました!
先生はかなりの猫舌です!
コーヒーもしばらく放置して温度を下げて飲むヒューマンなのです!
案の定「あふい!あふうい!」と言って水を飲む始末です!
先生 「ここにタコ焼きが二つある。さあ、君たちの番だ」ニッコリ
金髪フード「のじゃあ!のじゃあ!」わちゃわちゃ
赤髪ちゃん「外した?ならこの内の一個は激辛マヨ!!」やばいって
先生 「当然逃げることは許されない!!
学園裏サイトに動画を流すということは目撃者がいるのだ。
赤髪君の生徒会長という矜持。
金髪君は原初のAIとしての誇り。
私を心理戦で倒すなど!5年若返ってから出直すんだな!
あははははは」
赤髪・金髪「(ドン引き)本音出てる!!」のじゃ
厄介なことになりました!変態シスコン悪役令嬢の魔の手により!
あたしたちは罠にはめられました!!
上流階級は騙し合いの世界と聞きます!!こんなの不公平です!!
あたしと金髪ちゃんは喧嘩を始めてしまいます!
金髪ちゃん「赤の字!絶対に勝てるからゲームに参加したのじゃ!
お主のチカラなど、たかが知れているのじゃ!!」ぷんぷん
赤髪ちゃん「二人なら倒せると思ったのです!!弱ったところに
あたしが手を差し伸べて先生を依存させる計画です!!
こうなったら金髪ちゃんが全部食べてください!」ぷんぷん
金髪ちゃん「作戦立案者ェ!!」激おこー!
正直これ以上は勘弁してください!とてもR15の内容では話せません!
しかし!藍髪先生が提案を仕掛けます!
先生 「二人とも相手が憎いのだろう?
なら互いに食べさせあってはどうかな?」
赤髪ちゃん「なるほど!敵に精神的ダメージを与えるということですか!」
金髪フード「面白そうじゃな。藍の字よ、赤の字の為に水を用意するのじゃ」
コップとタコ焼きの皿があるテーブル!心なしか”ざわ・・・ざわ・・・”と
幻聴が聞こえてきます!!あたしたちは互いにタコ焼きを食べさせあいました!!
そして!!!
赤髪ちゃん「やりました!!!あたしの勝ちです!!!
悶え苦しむがいいです!!金髪敗北者!!」
金髪フード「敗北者は赤の字じゃけぇ!辛くないのじゃ」
赤髪ちゃん「やせ我慢は禁止!!あたしの勝利です!!」
金髪フード「無理しなくてもいいのじゃ!我の勝利は揺るがない!!」
どうやら負けを認めないようですね!!金髪ちゃんは!
負けず嫌いもここまで来ると立派ですよ!!
先生 「痴話げんかはここまでだ。この勝負は私の負けであり勝ちだからな!
あははははは」
先生の高笑いが響く!次回種明かし編!!
あとがき
赤髪ちゃん「ゑ?ここで終わり?いいところなのに!!」
先生 「いやぁ種明かしパートで細かく解説してたら
長くなっただろう?あはははは」
金髪フード「まさかの推理パートで
学園裏サイト勢に考察する時間を与えるスタイルなのじゃ」
そのにー
先生 「凄いぞ赤髪君!!この怪文書某ヨムの週間ラブコメランキング
353位まで行ったぞ!!皆の声援で赤髪君の鼻毛が伸びるぞ!!」
赤髪ちゃん「なにそのシステム!!鼻毛カッターで一掃します!!」
金髪ちゃん「冬場はウイルスが繁殖しやすい時期じゃ。
鼻毛を短くし過ぎると対ウイルス用フィルターの意味がなくなり
体調を崩してしまうのじゃ。」
先生
「ド正論!!!!」
赤髪ちゃん
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