金髪フードのじゃロリ
第9話 保健室に新入りなのじゃ!!
あたしは生徒会長!!何でも転校生が問題を起こして
保健室で見てくれないかとの打診!!
そういうのは生徒指導室の役目です!!職務放棄です!!
先生 「おーい、赤髪ぃ生きてるか?」
赤髪ちゃん「(うなだれ)う、うぇーい」
先生 「赤髪君のメンタルが死んでる!!」
赤髪ちゃん「あれっしょ?保健室に新入りくるっしょ?
そんなのこちらの管轄外だしぃー」サイダーがぶ飲み
先生 「何が不満なんだ?ほら赤髪君は生徒会長だからさ元気出して」
赤髪ちゃん「先生とラブラブ新婚生活だったんです!!
百合の間に挟まる邪悪は許しません!!」
先生 「欲望で偽装するなって。コホン、新入りの金髪フード君だ」
おうおうおう新入りぃ!!存分に可愛がりをしないとなぁ!
舐められたら終いやで!
ウチの島荒らすゆう事がどんなもんか教えないとあきません!
組長!!チxカの用意を!!
金髪フード「愚かな人類は滅びろなのじゃ。
我はしばらく保健室でお世話になる、よろしくなのじゃ」
赤髪ちゃん「先生!!この子はエサですか!!あたしの正義感の食料にします!」
先生 「出会って10秒でエサ判定しない!!」
このフードちゃん、最後まで悪意たっぷりでおいしそうです!!じゅるり♪
あたしよりちみっこくて150cmぐらいでしょうか!!
金髪でフードを被っていて表情がいまいち読み取れません!!
”のじゃ”ってことは語尾キャラですか!!あたしとキャラが似ています!
というか!先生が金髪ご馳走ちゃんに抱き付いて放しません!!
赤髪ちゃん「金髪満漢全席!!先生から離れなさい!!」
金髪フード「そうしたいが無駄に力があるのじゃ!痛い!セクハラじゃ!」
先生 「あははははは!ダメです!!もう助からないゾ☆
今保健室には二人の妹がいるのだ!!
くうぅ悪役令嬢してきてよかったぁ!!
医者で稼いだ金を使って”世界妹ランド”を立てるぞ!!
なんと!妹なら無料だ。赤髪君や金髪君モチーフの遊園地だ!」
赤髪ちゃん「あたしだけならともかく金髪フルコースと一緒は納得できない!」
金髪フード「我の食ランク下がっておらぬか!!」
先生 「確かに大人は魅力的だ。だが妹ランドはいいぞ!最高だ!
妹はだれでもお姫様になれるのだからな!!
腹下痒痒!我妹好好侍!複数結婚物語!
年下妹楽園!否我狂病院不要!我世界真理獲得也」
翻訳 お腹あたりがキュンキュンします。
私は妹が好きです。複数人と関係を持ちたいです。
妹のハーレムです。私は狂っていませんので病院にはいきません。
世界の心理を見つけました。
赤髪ちゃん「エセ太陽系言語は禁止!!
好意を向けられてるけど邪気も感じる!」
金髪フード「ほぉ、ジェットコースターもあるかの?」
先生 「勿論!!子供用からカップル用まで幅広く!!身長制限に関しては
金髪君をシークレットブーツで非合法に乗せます!!」
赤髪ちゃん「不正はダメです!!」
金髪フード「それもそうじゃな。藍の字、少し放してくれぬか?」
ポキポキと音が鳴り金髪ちゃんが金髪さんに成長しました!!
180cmはあるでしょうか!!
今度は藍髪先生が倒れそうです!!慌ててあたしが抱きかかえます!
先生 「ぐはああああああああ!!」吐血
赤髪ちゃん「先生!!!!」
大人金髪 「ふむ、刺激が強すぎたようだな?」ニィ
赤髪ちゃん「大人になると語尾消えるんですね!!金髪定食さん!!」
先生 「妹ぉ、妹ぉ」フルフルニィ
赤髪ちゃん「先生はシスコンなんです!!絶滅危惧種なんです!!
今すぐちみっこい姿に戻りなさい!!」
大人金髪 「仕方ないな、警戒心を持たれたままでは議題にならぬか」
金髪さんは金髪ちゃんに戻りました!妖艶でミステリアスでしたが、
先生の安全が第一です!!正体を探っている時間はありません!!
赤髪ちゃん「見てください!!悪い大人はいませんよ?
先生元気出してください!!」
先生 「八ッ!私は何を!!確か4年に一度行われる妹の祭典
”妹ピック”の話をしていたような?」
金髪フード「いや、サッカーの祭り”妹カップ”じゃ」
赤髪ちゃん「金髪クーポンちゃんがギャグに乗った!!
とりあえず先生は安静にしててください!!
金髪ご飯食べ放題ちゃんは先生の介抱を!!
コーヒーでも作ってきます!!」
先生 「すまないね、赤髪君」
金髪フード「やはりお主らも我の事を奇怪な目で見るのじゃな」
先生 「ん?私や赤髪君はそんなこと思っていない。
金髪君が人ではなく感情を持った原初のAIだとしてもな」
金髪フード「なんじゃ、最初から知っておったか。ならば我がここに来た理由も
先生 「少なくともここでは過去のシリアス話は無しだ。
人と違う?それで結構!!
赤髪君の正義執行は行き過ぎてるし、
私も若干シスコン疑惑が微かに、いやほんのちょっとあるし、
金髪君の個性も別に変わらない。
ただ大人化は勘弁してくれ!割と本気で!!」
金髪フード「疑惑ではなくシスコン確定なのじゃ」苦笑い
先生 「そうやって笑っていればいい。保健室ぐらいは平和がいいからな」
赤髪ちゃん「コーヒー出来ました!!熱いので気を付けて!!
金髪野菜マシマシちゃん用のコップは来客用だから
今度一緒に買いに来ましょう!!」
先生 「すまないね赤髪君。もう少し落ち着いたら頂こう」
金髪フード「ありがとうなのじゃ。ふーふー、おいしい!
お代わりなの・・・あっ、我でやります」赤面
赤髪ちゃん「照れてる姿もいいですね!!大丈夫お代わりはありまぁす!!
金髪スタンプカードちゃんの好みに合わせます!
ちなみにあたしは砂糖とミルク多めです!!
先生は後で飲むだろうからちょっと暖かめで出しました!」
金髪フード「我のコーヒーは人肌ぐらいでごくごく飲めたな。
赤の字、渡す人によって作り方を変えてるのじゃ?」
先生 「作り手は自分の作ったものが一番と思う習性がある。
けれど赤髪君は受け手、つまり私たちのことを考えて
料理を提供するするんだ。
だからおいしいだけでなく真心がある。
コーヒーの入れ方一つでもな」
赤髪ちゃん「褒めても何も出ませんよ?
金髪・・・思いつかないや!金髪ちゃんも凄いです!
普通見ず知らずの人から飲み物渡されたら警戒するはずです!
少なくとも藍髪先生に危害を加えないようなので味方とします!
保健室に・・いえこの学園にいる限りあたしの管轄で守り抜きます!
ようこそ!保健室登校へ!!」にっこり
金髪ちゃん「(涙目)まるで家族のようじゃな」
先生 「あはははは、いい仲間に恵まれたではないか金髪君!!
そうだ写真撮ろうか。二人の友情の印に!!」
赤髪ちゃん「ダメです!!先生も含めて三人で写すんです!!」
先生 「イモウト二ウムのために君たちのツーショットは取るぞ!
まあ、これは後でいいか。あはははは」
金髪フード「新たな元素が生まれたのじゃ」ドン引き
赤髪ちゃん「はい!チーズ!!」ぱしゃり
藍髪先生が中心であたしたちが左右、肩を組んでいる写真です!
様々な理由で追放されたあたしたちですが、
保健室は今日も人肌のように暖かいです!!
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