教室で焼き芋したら追放されたので!保健室でテレワークするヤンデレ生徒会長になりました!!変態悪役令嬢教師には勝てなかったけどハッピーエンドです!!
第7話 変態悪役令嬢教師に立ち向かうヤンデレ生徒会長なあたしは 屈服しちゃってもう遅い!!けどこれはこれでハッピーエンドじゃね?
第7話 変態悪役令嬢教師に立ち向かうヤンデレ生徒会長なあたしは 屈服しちゃってもう遅い!!けどこれはこれでハッピーエンドじゃね?
あたしは生徒会長!!
なんだけど今日は藍髪先生がどうしてもやりたい話があるとか!!
ー保健室ー
先生 「あはははは、あんまり夜更かしするなよ。藍髪だ」
赤髪ちゃん「いったい誰に言ってるの!!」
先生 「これも学園裏サイトに流れるのだろう?
ならば!君たちの人生に
赤髪ちゃん「しん・・・何?」
先生 「AIが人類と同等の知能を再現できる時期。
つまり赤髪君のタイツの香りも再現できるという訳だ!!」
赤髪ちゃん「どうしよう?先生が壊れた!!」
先生 「人間の脳も電気信号だからな。”誤魔化すことができるんだ”」
赤髪ちゃん「ええと、今日は放送事故気味なので中止に
先生 「さて、赤髪君!タイツの香りを持続させたくないか?」
赤髪ちゃん「え、今日この流れ?もう意味不明すぎるんだけど!!
普通に洗濯して干しただけ!!」
先生 「ちいいいいがぁう!!柔軟剤入れただろう!!」
赤髪ちゃん「(ドン引き)そ、そうだけど」
先生 「本日は一人暮らしの方必見の洗濯講座だ!!」
赤髪ちゃん「もうどうにでもなれー!!」
先生 「まず洗濯ネットだ。ブラやウエストニッパーなど
ホック付きのやつはまとめてネットに入れたほうがいい。
他の服を守る目的でな」
赤髪ちゃん「ウエストニッパー?」
先生 「コルセットほどではないがお腹や腰を補正するやつだ。
ちなみに私のは胸の部分だけ空間が開いてる」
赤髪ちゃん「先生のスタイルがいいのもそれのおかげなんですね!!」
先生 「ま、多少はな。整形手術するよりかは楽だし」
赤髪ちゃん「整形って胸にシリコン入れるやつですか?」
先生 「脇を切って異物入れて縫合する。絶対痛そうだからな」
先生 「衣服の匂いを取るならばどうする?」
赤髪ちゃん「洗剤の量を多くします!!」
先生 「50点!!私のお勧めは”つけ置き”だ。
洗濯機に水を張り、洗濯物と洗剤を入れて2時間ほど放置。
後は普通に動かすだけだ。ぬるま湯のほうが効果的と補足しておく」
赤髪ちゃん「やけに詳しいですね?」
先生 「メイド君との戦いの果てに手にした情報だからな」
赤髪ちゃん「メイドさんが主人に叛逆してる!!」
先生 「次に柔軟剤だ。私は香り付け目的で使用している」
赤髪ちゃん「ふんわりした仕上がりは?」
先生 「それはオマケだ。薬局やスーパーに行けば香りサンプルが
あるからそれを嗅げばいい・・・はずだったんだが
マスクを外すのは良くない時代だからな。博打で買うしかない」
赤髪ちゃん「そうか!あたしみたいにネットで晒す人がいるからだ!!」
先生 「だから最初は小さなサイズでテストしてみるといいぞ」
赤髪ちゃん「ちなみに先生のお勧めの香りは?」
先生 「ホワイトティーだな。心を落ち着かせる効果があるとか。
忙しい現代人にとっては憩いの香りだ」
赤髪ちゃん「じゃあ!!あたしもそれにします!!」
先生 「いや、人によって好みがあるだろう」引き気味
赤髪ちゃん「先生が好きな香りなら!あたしもです!!」
先生 「あとはちゃんと太陽で乾燥させることだ。
部屋干しでは生乾きかもしれないからな!!」
赤髪ちゃん「乾燥機とかは使わないんですか?」
先生 「洗濯はメイド君の趣味だからな。よく新品と使用済みの
下着が入れ替わってるし。給料がそんなことに使われてるから
雇用主としては悲しいがな」
赤髪ちゃん「うわあ」絶望
先生 「当然暗黙の了解だ。私もメイド君のブーツの中敷き入れ替えてるし」
赤髪ちゃん「今回は”変態悪役令嬢教師に立ち向かうヤンデレ生徒会長なあたしは
屈服しちゃってもう遅い!!けどこれはこれでハッピーエンドじゃね?”
お送りします!!」
先生 「せめて悪役令嬢ぐらいは倒してくれ」引き気味
赤髪ちゃん「そんな敵倒すのデザート感覚ですし!ネットの炎上で悪を裁く
”
先生 「赤髪君は悪は許せないタイプだったか。
勢いが盛んな”赫”に、人を煽る”煽動”ねぇ。」
赤髪ちゃん「この惑星の民度は凄いですからね!!
ネットという匿名制度上で全員クナイを投げ合っています!
雪合戦みたいに!!」
先生 「どの道ろくな民度じゃないからな、悪は見つけ次第殺るぞ!!って
レベルだし」ドン引き
赤髪ちゃん「先生は参戦しないんですか?他者の破滅は娯楽です!!
それに精神病んでる人が増えれば医者も利益出ますよ?」
先生 「他人を攻撃するなんて現実でも行われてるぞ?誹謗中傷なんて医者なら
避けて通れない。この世界は後天的遺伝子治療が盛んだ。
人体の設計図を歪めれば患者の人格も変わるのさ。
それに家族や友人が耐えられず私に口論を仕掛けるパターン」
赤髪ちゃん「あたしの特異体質も直せるんですか!!やったぁ!!」
なぜか先生は考え込みました!できれば先生に治療してもらいたい!!
例えあたしが崩壊しても”先生の手であたしの人格を殺した”事実ができるから!
一生忘れることのないトラウマを植え付けられます!!
あたしと過ごした楽しい時間は全部反転して呪いになります!!
あたしとご飯を食べた事実は足かせとなり、今後の食事は毒を食べているのと同義です!
あたしの別人格を見て先生は絶望します!!それであたしの思い出に依存します!!
あたしの別人格すら思い出の燃えカスに勝てないんです!!
あたしの思い出の名は”
あたしが先生を惑わす全てから警備します!!
先生 「赤髪君!制服のスカーフを貸してくれ!!」
赤髪ちゃん「(スカーフを渡しながら)私を手術する気になったんですか?」
先生 「ここに先ほどの洗濯方法で香り付けしたスカーフと、
君の物がある。どちらかを選びたまえ」
赤髪ちゃん「先生の香りで!!!」即断即決!!
先生 「(驚く)早!!だがそれが君自身の考えだろう?
底抜けの明るさと正義感が失われる可能性があるのだ。
いや、本音を言えば私が逃げている。
私には君を手術する勇気も覚悟もない」
赤髪ちゃん「そこは当り障りのない言葉で誤魔化せばいいのに!!
先生は正直すぎるんです!!」
先生 「よく言われるよ。たとえ悪魔だのマッドサイエンティストと
罵られようと構わない。患者の病気は治った、それで終わりじゃないんだ。
患者には今後の人生があるんだ。その道筋まで考えて最良の選択をしなければな」
赤髪ちゃん「先生ってもしかしてあたしのこと好き?」
先生 「好意は抱いている。
君がもし救いようのない人格ならば、ためらいなく手術した」
赤髪ちゃん「えへへー♡じゃあ今日はカレー作ります!!」
先生 「ちなみに今回の話のテーマは”洗濯と選択”だ」
赤髪ちゃん「ギャグが寒い!!体が壊死してきました!!!」
先生 「あはははは、君ならツバ付けとけば治るだろ?
せっかく用意した喪服や菊の花も当分は使いそうにないな」
赤髪ちゃん「悪役令嬢め!!」
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