第6話 お祭り騒ぎな保健室!!
あたしは生徒会長!!普段の仕事は自宅で済ませてるけど、
今回ばかりは先生のチカラが必要!!ので保健室で文化祭をします!!
ー保健室ー
先生 「おーい、赤髪ぃ?生きてるか?」
赤髪ちゃん「へい!らっしゃい!!」
先生 「あ、教室間違えました。すいませぇん」平謝り
赤髪ちゃん「保健室だよ!!」
先生 「今度はなんだ?屋台ってお祭りでも開くのか?」
赤髪ちゃん「(指を振る)チッチッチ!これは生徒会の仕事!!
文化祭の出し物!生徒が経営する屋台の確認です!!」
先生 「あー、食中毒になったら大変だからな。
レシピが問題ないか毒見させようってことか」
赤髪ちゃん「そうです!!あたしがチョコバナナ食べようとしたら
窒息したので!!!藍髪先生にお願いしようかと!!」
先生 「まあ、そうなるよな」やれやれ
文化祭では各クラスが出し物をするの!!昨今は食品の安全がどうとかで
基準が厳しいの!!レシピは貰ったのでいっぱい食べてもらいます!!
赤髪ちゃん「今年の文化祭!!テーマは縁日の屋台!!
さあ、ラムネをどうぞ!!」
先生 「おお!気が利くな!!やっぱ氷とか水で冷えたラムネは
格別だからな!」
赤髪ちゃん「先生!先生!水槽にコインを投げてコップの中に入れたら
もう一本もらえます!!水中コイン落しっていうやつです!!」
先生 「お祭りっぽいじゃないか!よし!!手本を見せてやろう!!」腕まくりー
ところがコインは水の影響でひらひらと移動します!!コップの中に入りません!
先生 「また反れた!!もう一回だ!赤髪君」ハァハァ
赤髪ちゃん「先生!大人ですからこの手の物理法則はわかるはずです!!」
先生 「いやおかしいぞ!もう20枚は入れている!
きっと見えない壁があるんだ!!」ぷんぷん
赤髪ちゃん「思ったより子供かもしれない!!」
赤髪ちゃん「次はたこ焼きです!!」
先生 「手軽に食べれる鉄板商品!
あはははは、お酒が欲しくなるな!」
赤髪ちゃん「職務中ですからね!!ラムネで我慢してください!!」
先生 「あっつ!たこ焼きのほくほく感が!!水!やっぱ熱い!!」あたふた
赤髪ちゃん「先生!!落ち着いて!!」
赤髪ちゃん「先生は大人ですのでお面コーナーには興味なさそうですね?」
お面 「ん?今俺を認識したな」
先生 「例のヒーローは縁を作ってくるからな」お面装着
赤髪ちゃん「まあ、見かけたら買っちゃいますよね!」お面装着
赤髪ちゃん「ポテトはいかがですか?自分でいっぱい詰めて下さい!!」
先生 「よし!!こんどこそ手本を!!私は瞬間判断能力に優れている!
故に袋からはみ出ても尚、さらに積み重ねられる!!」
赤髪ちゃん「能力の無駄遣い!!」
先生 「あはははは、多分元は取ったぞ?
だが衛生面的にお店側がポテトを詰めたほうがいいな」
赤髪ちゃん「うわああああ!急に真面目になった!!
該当クラスには伝えておきますね!!」
先生 「うわああああ!赤髪君が仕事してるのこれが初じゃないか?」
赤髪ちゃん「先生!投球コントロールには自信ありですか?
9つのパネルにボールをぶつけて列を揃えるやつ!!
通称スxラックアウトです!!
さあ、ボールを!!」
先生 「ああ、2枚抜きもできるのだろう?なら!!1番2番」グワッ!
赤髪ちゃん「おお!!いいフォーム!!」
先生 「(窓ガラスをぶち破る)よし!!宣言どうり・・・・。
危ないなこれ」やっちまった!!
赤髪ちゃん「(ドン引き)マジックテープのおもちゃにしましょう。
本番でけが人出たら大変ですし」
赤髪ちゃん「最後はこれ!!かき氷です!!」
先生 「確かにかき氷はおいしいが最後って程なのか?」
赤髪ちゃん「そうですね!これだけでは足りません!!
そこで映像研究部の出番です!!」
先生 「風情があるな。これなら浴衣着てきた方がよかったか?」しゃくしゃく
赤髪ちゃん「この映像は文化祭ライブの流用です。
今までのような声出しができない分演出に力を入れました」しゃくしゃく
先生 「でも少しぐらいのコールは見逃すんだろ?」しゃくしゃく
赤髪ちゃん「暗黙の了解ってやつです!!
あたしは何も見ていないし何も起こってなかった!
お祭りですから!!」ニッコリ
先生 「あははは、お祭りだからな!」しゃくしゃく
ー保健室 食事後ー
赤髪ちゃん「改善点も見つかりましたし!先生ありがとうございました!!」
先生 「でもだいぶ料理が余ってるぞ?プラ容器に入れて冷凍しても
全部入りきらないぞ?」
赤髪ちゃん「ああ、職員室の皆様におすそ分けです!!
”あたしの邪魔はゆるさないぞ”という脅しもとい日頃の感謝です!」
先生 「あちゃー、いい話で終わりそうだったのになー」
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