第5話 保健室でワンオペ葬式!!

あたしは生徒会長!!自傷x為リ〇トカットで思い人の気を引くテクがある!!

しかし、よいこが真似したら大変なので!自作自演の葬式を敢行!!


ー保健室ー


先生   「おーい、赤髪ぃ生きてるかぁ?・・・死んでた!!」

赤髪ちゃん「本日は赤髪様のため保健室へお集まりいただきありがとうございます!!

     この度は学園を代表して!!あたしが司会をします!!」

先生   「突っ込むポイントが多すぎて分からん!!

     あと司会じゃなくて喪主な!!」

赤髪ちゃん「安心してください!ワンオペ葬儀です!!!

     背景をご覧下さい!!画像合成グリーンバックです!!」

先生   「バスガイドかな?」

赤髪ちゃん「スポンサー様の紹介です。小道具は演劇部様、機械部様からです!!」

先生   「スポンサー?また脅したのか!!」

赤髪ちゃん「生徒会長権限で予算を融通すると話したら快く承諾しました!!」

先生   「職権乱用!!」

赤髪ちゃん「生前の赤髪様は”利益を与えりゃ人は動く!要は飴と鞭!”が口癖でした!!

先生   「(ドン引き)喪主とご遺体が同一人物なんだが?」

赤髪ちゃん「予算も時間も人望も知識も無いんです!!

     ちなみに戒名は赫の煽動者あかのせんどうしゃです!!」

先生   「それ君のコードネームでしょうに!!!」

赤髪ちゃん「シリアス展開になるから回収しない伏線だし!!」


先生   「不安しかないから、オンライン葬儀じゃダメか?」

赤髪ちゃん「途中退室は失礼に値します!!あと保健室の会話は全て

     お昼の園内放送で流れています!!!」

先生   「ゑ?じゃあ私が赤髪君のタイツ嗅いでたこともか?」

赤髪ちゃん「はい!!映像は学園裏サイトで拡散しました!!」

先生   「赤髪君。私が遺体役やるから火葬場まで頼む」ぎぃいい

赤髪ちゃん「葬式中に現世と冥界が入れ替わる参加者なんていませんよ!!」

先生   「どうりで誰も保健室こないわけだ!!!

     SNSの炎上を恐れてクラスメートが全員逃亡した生徒会長と、

     教え子のタイツに興奮した保健室の先生!!怖くて近づけない!!」

赤髪ちゃん「百合カップル同士の肝試しルートに指定されています!!」

先生   「お化け屋敷感覚か!!」

赤髪ちゃん「あたしたちのデートを見て恋が燃え上がってるんです!!

     良いことなのです!!」

先生   「多分学園七不思議に指定されそうだな」ドン引き


赤髪ちゃん「次は焼香です!!さあ!!ばっちこい!!」

先生   「え?体育会系のノリじゃないからな?

     1、遺族と坊さんに一礼、その後焼香前で一礼

     2、数珠もって焼香入れるのを3回

     3、再び焼香前で一礼して遺族にも一礼だったか?」

赤髪ちゃん「流石藍髪先生です!!ジ☆大人です!!!」

先生   「一話の文法誤字直したのか、反省してて偉いぞ!

     ところで赤髪君はできるのか?

     生徒会長たるものマナーには厳格でなければな」

赤髪ちゃん「(震え声)ま、前の人の真似するしぃ、、、」ガクブル

先生   「ならできるはずだ」


赤髪ちゃん「まず焼香を棺にぶっかける!!!」

先生   「待て待て待て待て待て待て待て待て待て待て待て待て

     待て待て待て待て待て待て!!!!!

     何をどう見ていた!!!」

赤髪ちゃん「諸説あるけど太陽系のサムライがやってた!!」

先生   「赤髪君!!これも学園裏サイトに流れてるんだろ!!!

     ダメだ!!これ以上の失態おおうつけは見せられん!!

     棺に赤髪君を収納!!大丈夫!後で焼くからはみ出ても問題なし!」

赤髪ちゃん「ぐええ!!」

先生   「霊柩車など待ってられるか!!バイクで引きずっていく!!

     鎖をけん引!!目標火葬場!!」

赤髪ちゃん「酔う!!!バイク酔いするから!!後生きてるし!!」

先生   「うわ!!遺体がしゃべった!!」

赤髪ちゃん「医者が命を粗末にしちゃダメでしょ!!」

先生   「いや、だって赤髪君。”ワンオペ葬儀の忙しさで意識不明だし”」

赤髪君幽霊「そうだよね!!体力持たないし!!」

二人   「あははははは!!」


この怪文書はフィクション!!!

絶対に真似するなよ?



あとがき

先生   「すごいぞ!!赤髪君!!

     この怪文書が某ヨムの週間ラブコメランキング456位だぞ!!

     皆の声援を受ければ受けるほど赤髪君の鼻毛が伸びる!」

赤髪ちゃん「なにそのシステム!!」

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