第二章

プロローグ

 堕ちて……堕ちて、堕ちて、堕ちていく……。


「……」

 

 光もなく、希望もなく、助けもなく。

 ただただ奈落の底へとどこまでも堕ちていく。


「……ぁ」

 

 誰かが行っていた。

 生きていれば希望がある。命さえあれば道は切り開かれる、と。


「……あぁ」

 

 希望のなく、堕ち続ける私は既に死んでいるのだろうか?

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