第10話

「おはよー」とそれぞれが朝の挨拶を友達にする。



私は光を来るのを待った。



「光おはよう」


光が来た。


「おはよう」


荷物を下ろし、鞄の中を机の中に入れていく。


「で、どうだったの?」


ニヤニヤしながら聞く。


「放課後教えるわ」


焦らされた。と思いつつ、了承する。



まぁ結果は、予想通りだった。


「おめでとう」


「ありがとう」と嬉しそうに話す。


「で?惚気は?」ニヤニヤしながら聞くと、「教えない!」と照れてきた。


「弄るの好きだねぇ」


「ふははー。」


こんな感じで一気に2組のカップルが誕生した。



キョトさんに「光付き合ったよー」と報告する。


「おめでとうだねぇ」と返ってきた。


「光〜!キョトさんがおめでとうだってさ!良かったね!」


「恥ずいわ!!」と顔を赤らめながら言う。


だが、その顔は本当に嬉しそうだった。



帰る時間になり、お互い帰っていく。


私はスマホを取り出し、キョトさんにLINEを送る。


【学校終わったよー】


【お疲れ様〜】


「ふへへ」


たったそれだけのやり取りだけでも、嬉しいものなんだなぁと思い、顔がにやけてしまう。



だが、ここから歯車が壊れていく。

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