第9話

朝学校に行き、光を見つけ、呼び出す。


「光!ちょっといい?」


「ん?良いよ」


許可も出たので、女子トイレで話すことにした。


「えっと、キョトさんと付き合うことなったよ。」


「おめでとーー!!!」と言った後に、撫でられた。


「ふへへ、やったね。」



「配信やってる同士が付き合うの2組目だね」


「あはは、確かに。案外他の人も居そうだね。」


「結構居るみたいだよ。カルラさんとか、あいさんとか?」


「多いな、じゃあ3~4組くらいいるんだね。」


私は驚きつつ、自分の事が嬉しくてニヤついた。


「嬉しそうだねぇ」ケラケラ笑う。


「ふへへ、そりゃあね。」


この事は、2人だけの秘密となった。


放課後の部活にて、光から相談をされた。



「ねぇねぇ、茜ちょっといい?」


なんだろう?と思いつつ、「いいよ」と答えた。


「これなんだけどさ、どう思う?」


ん?………!?


「…!ゲホゲホッッ」


お茶を吹き出しそうになってしまった。


「は…!?」


そこには、光のやっているゲームの相方から、告白されている。という内容だった。



「…光はどう思うの?」


まだ咳き込みながら聞く。


「…好きなのかなぁ…」と照れながら言った。


「ふへへ、頑張れ」とニヤニヤしながら言った。



「…カップル誕生しすぎじゃね?」


ケラケラと笑いながら話す。


「それな!」


ネット恋愛…すごいな、と苦笑しつつ、友達の両思いに喜んでいた。



「じゃあ結果楽しみにしてるよ〜」と話して、部活がそこで終了となり、お互い帰ることにした。



「明日学校で話す」と約束をして。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る