第8話告白②

キョトさんと、通話出来る日がやってきた。


告白なんて初めてで、緊張しまくっていた。


通話ボタンを押す。


プルル…プルルル…


電話の呼び出し音でさえ長く感じた。



「もしもし」と、いつもの声が返ってきた。



「もしもし」緊張した声で話す。


私は、早速本題に入った。


「この間の返事なんだけど。」


声が震えて、上手く話せない。


「うん。」


「えっとね、私も…」


好きです。の言葉が出てこない。


しばらく時間がかかってしまった。


よし言うぞ!と思って言おうとした途端に、ガチャッと部屋の扉が開いた。


「!?」


「茜〜。お母さん寝るよー。」


お母さんが来た。


「あ、うん…」


「お母さん寝るってね。」と、笑いながらキョトさんも言う。


「ふぐぅ…」


雰囲気が台無しだ…


だが、話を戻して、勇気を振り絞って気持ちを伝えた。


「私もキョトさんが好きです。」


言った!言った!言った!


心臓をバクバクさせながら、返事を待つ。



「ふぅ……。」とホッとしたような感じが伝わった。

「へっ!?」


「こんなんのどこが良いんだ…」と自分を下げて話す。


「え!?えっと…」と、私はワタワタしていた。


その雰囲気を読み取ったのか、笑ってくれた。


私は協力してくれた彼の友人達に報告をする。


「おめでとーー!!!」と来ていた。



光には、学校で直接伝えることにした。


「これからよろしくお願いします?」とキョトさんに話す。


「言わせたくなかった、言葉出てきたな」とケラケラ笑いながら、話してくれた。


「えっ!?えぇ!?」と驚きながらワタワタしていると、さらに笑ってくれた。



夜も遅いので、少し話して通話は終了となった。



私は、明日光に話すのを楽しみにしながら、眠りについた。

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