『ざ、すぱい』 下の5
『さよう。この、方たちあっての、この村である。』
『ここには、ウラン鉱脈がありましたね? いまも、有りますね。』
ぼくは、直球勝負に出た。
『ほう、そうかね?』
『いや、たぶんそうだと、思いました。』
これは、危険なことだ。
身の安全が果たせなくなるかもしれないが、しかし、超小型低空衛星が、通信範囲内に来たので、あの、放射能探知機が、小さく震えたのだ。あれは、優れものである。ここには、放射性物質がある。すぐに、身体に危険ならば、あの検知器が爆発する。ぼくは、おしまいであるが、回りには被害はでない。
で、この会話は、本部に中継されているはずである。データの分析も行われているだろう。
『あんたが、町のスパイなのは、判っていたことである。しかし、校長の弟子とかで、荒い扱いは、しないように言われていた。だから、丁寧に扱っている。あんたは、ここから、出ることはないが、殺したりはしない。』
『有りがたいことです。ここでは、なにをしていますか?』
『それは、ここでは、分からない。さらに、進まなければな。それは、地の果て。まさに、冥界。どんな、爆弾も効かないし、通信もできない。異世界である。わたしは、この方たちの、正当な後継者だ。唯一の、権利を持つ。』
『なんの、権利です?』
『この世界を破壊する権利である。』
🔥😭💣️
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます