第0話 ちっさい私の笑い話

よく叔母たちが話題にするお話がある。それは私がまだ1歳とかそこら辺の頃。


祖母と叔母が私を某夢の国でお泊まり夢の国させてくれた。本当は母も行く予定だったのだが直前に兄が入院することになった為行けなくなった。まだ幼い私を2人は『ママがいなくて寂しいから絶対に泣くだろう』と覚悟していたらしい。

しかし日中も夜も、私はママの名前すら出さず楽しみまくって帰ったらさっさと寝て翌朝楽しみすぎて早くに起こしにきたらしい。もはや我が家の伝説となり笑い話になっている。私も好きな話ではあるが、叔母と2人きりで会った時にこう言われた。


「もしかしたら、この時からあんたは姉ちゃんのことが怖くて少しでも離れられて嬉しかったんじゃないのかな」



そんな私の何処にでもあると思っていたお話です。


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家族を大好きだから。 冬空しらす @winter32

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