第67話 平和への道のり その3
ハンナが改めて魔王マオと巨人族マクベスと道化師ティファニーをまじまじと見つめる。
(魔王はツノが生えているけど、よく見るとただの美人じゃない……ユウ様の方がかわいいけど!)
(筋肉は怖そうな顔しているけど、アッシュといるとなんだか嬉しそうにしているわ……悪い奴じゃなさそうね)
(道化師は……メイクしているけど、中身はイケメンな気配がするわ! ああ、ちょっとオフの道化師も見てみたい!)
そんなことを思いながらも、ついついこんな言葉が口から出てしまう。
「で、でも……魔族と仲良くなんてできるわけないわ!」
そのとき、またしてもどこからともなく声が聞こえてきた。
「小娘よ……私が説明してやろうではないか」
再びワープゲートが開いて、そこから黒髪短髪の
「イケオジ!」とアッシュが叫ぶ。
「ダイマ様!」とマクベスとティファニーが声を出す。
「お父様!」マオはまさかの父親の登場に驚く。
「大魔王……魔王の上にまだ大物がいるの?」ハンナは呆然とする。
なんと人間の世界の城下町にある勇者の自宅に、大魔王ダイマが降臨したのだ。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます