13.約束を破ったら
「紗良、約束破ったら、
どうしたらいいと思う?」
秋人は目を細めた。
「ちゃんと謝る。ごめんなさい。」
下げる途中のあたしの頭を、
秋人は左手で押さえた。
そして、
その手をあたしの頭の後ろに回した。
「違う。」
秋人は無表情で呟いた。
「あき、近いっ。」
手を繋いでいるから、はなれられない。
「うるさい。
なぁ、紗良。
俺、紗良が居なくて傷ついたの。
だからさ、
ちゃんと誠意を持って行動で謝れよ。」
「どういう、こと?」
秋人が怒ってる?
そんなのいやだ。
「あたしに出来ることなら
なんでもするから、許して?」
「なんでも?なら・・・」
秋人は耳元に口を寄せた。
ーキスしてー
君の猫になりたい 皐月ふう @fuchan22
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。君の猫になりたいの最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。