第3話 篝火着けたら拝まれた
何時も、イジメチョッカイ掛けて来てた、二人を伸してスッキリ!気分良い。
全く違う身体になっても、厳しい訓練の成果、自然に身体が動く、自転車に一度乗れると、何時までも乗り方覚えてるって、あれだね。
⦅寄るぅな~触るぅな~♪弾けて跳ぶぜ♪おおぉぉおお、おおぉぉおお♪柔道一直線♪⦆
鼻歌まじり枯れ枝を集め、中央に積み上げた。
派手な勝負して、圧勝した私が何をしているのか、娯楽の無い原始人達、興味津々眺めてる。
「ウフッ!」焚き火したら、皆驚くでしょうね。
「あれ?」あれ程やっつけられて、まだ私を睨んでる。
ジャミとヤミの所に行き、両手で二人の髪の毛ひっ掴み。
「まだ文句が有るなら、今後の為徹底的に痛め付けてやるが、どうする?」
「「い、痛てぇ!!離せ!」」
「立場分かって無いな、お前達は私の子分!!下っぱのパシリになった『離して下さい』だろう?」
そう言って、掴んだ髪の毛を力一杯地面に叩き付けた。
「「ぎゃっ!!」」
当然、顔を地面に打ち付けられ、二人は悲鳴を上げた。
「許して!!髪の毛掴むの、止めて…ぐだざいぃ」
「子分でもパシリが何か知らんけど、何でもなる!!ゆるじてぐだざい~」
泣き出したので「今日はこれ位で許してやる」お遊びはここまで、あれを試す事の方が大切だよ。
「「「「「「「「「「「「「パチパチパチ!」」」」」」」」」」」」」
盛大な拍手が起こった。
本当に娯楽が無いんだな、力を示した私の行動、皆に受けてる。
「暴力はダメです」なんて誰も言わないんだね。
柔道や、特に極端流空手なんてやってると、気が荒くなる。
ま、弱気じゃ勝負なんて出きん、攻撃的になったのは当たり前か。
良い具合に陽射しが強い、老眼鏡のレンズで枯れ枝に火を着けた。
凸レンズは偉大だね!!
「「「「「おぅーーーーーっ!!!」」」」」
驚きの歓声が上がった。
皆が私を拝んでる。
原始時代、火を巧みに扱う者は、神にも等しい存在なのだろう。
私の地位は、一気に族長補佐に上がった。
暴力と知識で伸し上がれる、原始時代最高じゃないか。
とか、単純に喜んで居た時がありました。
折角の篝火、枝に刺したお肉、火で炙る……何で外は黒焦げ、中は生肉?おまけに、枝が燃えてお肉は、ボテッと落ちて土まみれ。
虫が火に、わんわん寄って来る。
「原始生活、嫌ぁ~~っ!!!」
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