【実験作】トーキョー・ハイパーメトロ・ダンジョンへようこそ!!!!!【どこまで加速出来るか】

 ****ピン・ポン・パン・ポォーン****


 このお話は実験作です。


 今までの常識を捨て去ります。小説の体を成していません。


 例えば、合いの手が入ったりツッコミ入れたり、コール・アンド・レスポンスします。いわば音楽です、ライブです、ミュージカルです。


 しかもよりによって、越智梨山梨忌梨オチナシ・ヤマナシ・イミナシ


 でも、やって、みますか!



 ▶ はしるよはしるよとっととーはしれよ!?



 ******************では、いくよおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!




 ちょっと未来の話。

(いつだよ)


 ちょっと知らない時代の話。

(もうちょっとくわしく)


 日本は唐突に何かよくわからんことになって魔王とか魔物とかが現れたりして東京ははちゃめちゃになったけど警察とか自衛隊とか公安とか謎の諜報組織とかのおかげで今は平和になっているかも。

(長文だるいぞ読点入れて)


 表向きは。

(まじ?)

 表向きは!

(まじで?)


 そう、表じゃないところは、はちゃめちゃなままなのだ!!!!!


 だって、このTOKYOの地下はすべてダンジョンになってるんだかんね!!!!!!!!

(声SE:ぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちゅ)


「あ、タイトルコールお願いしまーす、せーの」

(せーの)


「「「「「「「トーキョー・ハイパーメトロ・ダンジョンへようこそ!(ひょ!)」」」」」」」


「ひとり明確に噛んだね、噛んだやつはアイテムがいっぱい入る高次元ポケット持ち込み禁止だかんねそこんとこ夜露死苦よろしく

(そんなあ)


「というわけで、いきなりインタビューしまあす。え、えー、ちょっとそこのおにいさーん、そこの、そう君、いかにも新卒一年目秋でリクルートスーツだっるっっっっってなってるけど、いやしかしそうはいっても意外と外でばったり先輩とかに出くわすからそんなにだらしない姿とかできないし、最近は世間の目が厳しくてどこでSNSアップされるか分かったもんじゃないから一応ちゃんとしておくかみたいな感じがめっちゃするそこの君!」


 おお、振り向いた。いかにも嫌そうな顔しているけど根は悪い奴じゃないのがよくわかるぞ。

(割と面がいい、しゅき……)

(このイケメンはわしが育てた)

(お前誰だよ)


「なんですか、ロリっ娘。出勤中なんで急いでいます」


「まあまあ、面のいいお兄さん。ボクはマリマリという者だ、普段はTHMDトーキョー・ハイパーメトロ・ダンジョンで探索とかをやっているのだよ! はっはっは、ちなみに配信者レベルは99です、えっへん」

(なんでこの子ふんぞり返ってるん……?)


「あ、急いでるんで宗教の勧誘はちょっと」

(アナタハカミヲシンジマスカー)

(どうでもいいけど渋谷また宗教の勧誘増えてきてない?)


「ちょっとまてえええい、どこに神を信じてみたいなー要素がありましたかー!! まあいいや、とにかく今日はインタビューしてるんですよ、君。質問はシンプル、えーと、カンペ下さい。『どうしてTHMDトーキョー・ハイパーメトロ・ダンジョンに潜るんですか』。さあ答えてもらおうか!」


「え、通勤経路だから」


「おーけい! だけども道中には魔物が出たりトラップがあったりこわーいPKプレイヤーキラーのお兄さんが現れたりするTHMDトーキョー・ハイパーメトロ・ダンジョン! なぜ地上通勤せずあえて地下ダンジョンを通勤に選んでいるのか教えてたもれ!」

(急に平安貴族みたいな言い回しになったぞこいつ)


「あー、会社に近い転移方陣ワープマーク見っけたんですよ。地上だと40分、THMDトーキョー・ハイパーメトロ・ダンジョン通ると5分。危ないところも通らないし、割と都合が良くてね」

(※地上は混み混みだから+10分は覚悟してほしい、TOKYOはダンジョンが出来てから一極集中が進みまくっているのだ……!)

 

「なんと、ここにダンジョン有効活用の事例が現れました! やるな! 面もいいし!」

「ありがとう、ロリっ娘」


 というわけで、急に鼻息が荒くなった面のいいお兄さんと別れました。ロリっ娘と発言するときだけ目がギラギラしていたからあれはマジもんだね、関わりすぎちゃだめだぞ、まあ襲われたら頭をぽかりとやって魔物の出現スポーン位置に遺棄ポイっちょするけど。

(ごーごー!)


「さてさてさて、ほかにもいろいろな方へインタビューを実施しましたが尺の関係で内容だけをばばばーっと並べることにします、ごめんよ」

(実際どのくらいの尺で本小説は予定しているんですか、そこが気になります)

(尺というか、いま夜中1:15だから単純に書いてるやつがもう寝たいって思っているのでは)

(おにゅうタイプみたいな勘のいいやつは死亡フラグが立つらしいぜ……)


・色気のあるOLのお姉さん:通勤中、アイテム落ちているからそれで副業しとる。


・美容に気を遣う男子学生:最近スライムジェルを加工してお肌パックしたらぷるんぷるんになるってインフルエンサーのチャンネルでやっていて、それ目当てです。あ、学校サボりました。


・撮り鉄:このダンジョンってすべての道の中央に線路があるじゃないですか、で、たまに電車通るんだけど電車ももう廃車になっているようなものまで走ったりするわけで、僕はそれが楽しみでしょうがないんですよ、この前なんてクハ55走ってきたんですよ、丸の内で、嘘だろおいってカメラ向けたら一緒に魔物も追走するもんだから逃げたり撮ったりで手ブレ修正機能高いもっといいカメラ買っておくんだったって本気で反省してってあれ、さっきのロリっ娘どこ行ったもっと話聞いてくださいよお!


・中年サラリーマン男:通勤。まあ上層階はそんなに危なくなくなったし、帰還石保険が出来たのは大きいよ。ただ、ロストが怖いから貴重品は持ち歩かなくなったな……、スマホも全部クラウドにデータ上げてるし。


「とーいーうーわーけーでー」

(わけでー)


「何となく分かっていただけましたかTHMDトーキョー・ハイパーメトロ・ダンジョン!!!」

(うん、なんとなく)

(怖くなさそう)

(撮り鉄は怖い)

(最も恐ろしいのは人間さ……、人間のカルマこそが真の闇なのさ……)

(病院かむひあ)


「えー。ただいま1:31でございます。夜中に何やってんだ、ボク。取材した時間はちゃんと朝から昼だからそこは心配しないでってことで、それはそれとしてもTHMDトーキョー・ハイパーメトロ・ダンジョン、少しは興味を持っていただいた方も多いのかなと思います! この大都会(あーあーはてしなーい?)に生まれた無限に広がる地下ダンジョン、その経路はすべて線路の上にあって、魔物はいるぞ、お宝はあるぞ、でも普通に通勤にも使えるぞって感じで皆さんの生活に寄り添っているのです!」

(SE:ぱちぱちぱちぱちぱちぱちゅりー)


「はい、文字数もぶっとんでます、ていうかこの一か月で一番書いてる……、ドン引きするわー、ボク、キモっ。と、己がペルソナに向き合いつついや待てよキモいのもこれはこれで我なのだよーぺぺぺってことで今日のところはこれで終わり!」


 ――続きますか?


「……この書き味で続くと、おもいます?」


(あんてん!)

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