第2夜 殺人鬼

それは偶然だった、その日は満月で湖光と輝く満月が、都市のイルミネーションにかきされるのに何故かとても腹が立った。


その日、僕は何時ものように路地裏に入っていった柄の悪いチンピラとサラリーマンを見つけて後をついて行った。


裏路地にはまだ食べものが残ったごみ袋などが散乱していた。


『今日は3人か御馳走だな』

そうしてそこには、バラバラに切り裂かれた血まみれの死体が転がっていた。


『え?』

それは上から降ってきた。

まるで稲妻のようにボクの頭から、股関節まで痛みが走った。

横目に自分の血がみれて、ボクの体は真っ二つに割れた。


『やだなぁwwwもうホントに笑ちゃうよね。楽しくて楽しくて』

彼女は言った

『今日は4人かぁ~美味しいなぁ~』

あぁーそう言いながら彼女は背伸びをする。


彼女の右手には、短刀が握られていた。短刀つかの部分には、サイコロとドクロのキーホルダーがつけられており。


セーラー服とカーディガン身を包み、ロングの黒髪をひとつにまとめてある、足元はスニーカーにストッキング。

小柄な少女が空から降ってきたのだ。


そして僕は体を真っ二つにされた。


カツンカツンと遠ざかっていく足音が聞こえ。

『痛ってえなぁ畜生』

半分に割れた体を繋ぐようの血液が、交差し二つに割れた体がひとつになっていく。

『嘘』少女は振り返りこちらを見つめている、


『悪いがこちらは、人間じゃないんで殺してもしな』

グサッ

言葉を発する前に頭を指された。

グサッ グサッ グサッ グサッ グサッ グサッ


上半身から下半身までの急症を的確になんの躊躇もなく刺された。

少女こちらを興味深そうにこちらを見ている、


『ガハッ』

肺を刺されたせいで声が出なかった。

脳みそが揺れてぐちゅぐちゅ音を立てて刺されたところが、再生していく。


(ケッフ ケッフ)口からの音


『すごいホントに死なないんだね!!』

けど困ったな、全員殺ろって命令なんだよね。


口を尖らせたり、難しい顔で悩んでみたりしながら。彼女は『閃いた!!』と言った。


『死ぬ方法を一緒に探してあげる!』 無垢で無邪気で、子供ぽい笑顔だった。


『君名前は?』『ない』

じゃつけてあげる赤野、 『赤野 司』


私は、『赤野 詩織』

私達今日から家族になろう。司くん


イカれてる、この女はイカれてる。

でも、俺に手を伸ばしてくれたその少女の手はとても暖かくて、僕は泣いていた。





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