第24話 時に北上、時に南下、
インクが詰まったペンが走り出す
人間には立ち止まる時がある。それは嫌な事から目を逸らしたい時や、辛くて塞ぎ込んでしまう時。だけどいつかは歩かなければイケないのだ。キョロ充になってても歩かなければ死んでしまう。
カレンとデンマ対決をして次の日
学校に行くと誰も来ておらず他所のクラスの先生が来て学級閉鎖ですなんつって言われたので帰ることにした。
帰りの車中で助さんの太ももを触りながら呟く
さわさわ
「皆どうしたんだろね?俺しか居ないとか寂しかったわ」
「ごっ!ゴザッ!?寂しいなら拙者を抱くでござるよっ!?朽木殿っ!」アヘリン
助さんはこのままほっとくと面白そうなのでお手つき無しだ。金髪ショトカ、ムラムラ来ちゃうね。なので角さんに煙でも吸わせて幼女プレイを今日はしようと思いガンジャを買いに行こうと思った
「草って何処で買えるの?三戸さん」
助さんの太ももの付け根を触りながらガンジャの購入方法を聞くイケてる聖夜
「朽木さん、はぁ。私のツレに連絡しても良いが新大久保の高架下で立ってるイラン人からでも買えるんじゃないか?向かうか?」
呆れて溜息をつかれたものの俺達はその高架下のイラン人の所へと向かった。助さんはアヘ平になってた。
前世では16 の時にゲーセンの店員からネタを仕入れてた。金髪にして顔に3つピアスをつけてイキってた俺。ガンジャって何処でも買えた。環境って大事だ。満たされないと別の物で満たそうとする。アイドル、アニメ、映画、ガンジャ、形は違えど何かに依存して生きてる。
しかしここは貞操逆転世界。ガンジャは合法と非合法の中間くらいの代物だ。一応未成年だと脳に異常が出るかもとの事で店売りはしてなく何処からか湧いて出てくる売人達が売ってるらしい。
新大久保から新宿へと走る山手線の高架下。時刻は午前9時前、こんな朝っぱらから居るのかよと思いつつも高架下のガードレールに寄りかかりながら辺りを物色してる怪しげな人物が、売人や。
売人の隣にビタ着けして貰い窓のウィンドウを下へと開く
ウィィィィィン
「ガンジャある?」
助さんの膝に座りながら話す俺
「ん?なんでもアルよ、
「玉はイランです。草だけちょうだい」
「わかったヨ、こっち来るね」
「角さん、お願い」
「了解・・・」
バツはいらんのでガンジャだけ角さんに買ってきて貰う。売人達は疑り深いので場所をとやかく指定してくるもんなんだ、俺もよく知らんが
そんで待つこと30分。助さんとカーセックスして待ってたら角さんが帰って来た。待つのって嫌いなんだよね、助さんのアイツのアイツを無くしてしまった。三戸さんは顔を真っ赤にして外で立ってた。もうちょっとヤりたいので後30分だけとイッて待って貰った。人を待たせるのは平気な聖夜ほんとクズ
「タダイ魔・・・」
「あっ、ありがとう待たせてごめんね。角さん変な事されなかった?」
「問題ナシ・・・」
臭くなった車内へと角さんと三戸さんが乗り込む。
「『クリーン』。朽木さん・・・ここだけの話助平達はお手つきしたら会社首になるんだが、角村ともヤッてるだろ?」
「え?そうなの?お手つきOKにしてよ」
「黙っててくれ朽木さん・・」
顔を真っ赤にしながら般若の顔になったのでハイッとイエスマンになる俺。もううるさいから黙っててくれ、なのか、この事を黙っててくれ、なのかは判断出来なかったが俺は両方なんだろうと勝手に解釈した。
んで帰宅。屋敷に帰るとメイド長が久しぶりの登場。いや毎日会ってるんですが
「聖夜様、今日はお早いお帰りでどうなされました?」
「橘さん聞いてよ学級閉鎖だって!そんで護衛達と部屋で遊ぶから誰も部屋に入れないで貰える?」
「承りました。私とも28年程遊んで欲しいものですが」
ウッ、また今度ねアハハなんつって部屋へと護衛達を連れてくヘタレな俺。監禁されそうで怖い部分があるメイド長。これはフラグだ。
「ふー。なんか疲れたな。取り敢えず皆楽にしてよ」
「あんだけハッスルしてたら疲れるだろ朽木さん」
「アヘェ」ピクピクッ
ドサッ
「リラックスヨロシク・・・」
肩に担いだ助さんを床に転がす角さんにイヤミーになる三戸さん。助さんは現実世界にまだ帰ってきてない。なので三戸さんと角さんとキメる事にしようと思い台所からアルミホイルを持って来ようと思い部屋を出る。
「ちょっと待っててアルミホイル取ってくる」
「ああ、わかった」
「ヨロシク・・」
なんつって部屋を出るとメイド長が神妙な顔で俺に言付けする。
「聖夜様、すみません、
「白蛇組?ヤクザが?なんで?」
「はい、護衛の角村様を出せとの一点張りでして、困っております」
「マジか、ちょっと待って」
角さんに説明を求めるもヨロシクした・・・としか言わないので三戸さん角さんを連れて屋敷の門まで向かうことに。
門の外にはサラリーマンの様なインテリ系の激爆乳女子とガタイの良い女の2人が立っていた
七三分けにして細いフレームの銀色のメガネをしている。髪の毛の色は黒色で恐ろしく顔が整っていて冷たい印象を感じられるがデカすぎる乳がそれを和らげている。
「何カップですか?あ、すみません初めまして朽木です。」
「Kカップですよ、初めまして朽木聖夜さん存じてますよ、私白蛇組の若頭、No.2の地位に就いてる
これはこれはなんって握手をして上下すると胸が激しく揺れるのでガン見する。デカすぎだろ
「・・・それでですね、本日お伺いしたのはそこの、護衛ですよね朽木さんの、その方がウチの島を荒らしたのでケジメ取って貰わないと示しつかないんでね、オラッ、お前ヤクザ舐めてんのか?」
角さんを指差しながら
「ボボボっ僕は舐めてなんか、舐めたいと言うよりかは埋めたいと思っちょりますうぅ」
「埋められたいのか?」
わけわかめな事を言う俺にマジトーンで返す彼女の前にスッと三戸さんが立つ。ルスケテ
「聖棒法知らんのか?殺すぞシャバ僧が」
「存じてますよ、おっと失礼しました、こんなデカ乳を視姦された事などなかった物で熱くなってしまいました。失礼しました」
なんつって頭を下げる彼女とヤッちゃいますかなんて聞いてくる三戸さん。
ヤルのは俺が彼女の胸をどうにかする時だけにしたい。
「マママ、まあまあ、おおお落ち着いてよお、トトト取り敢えずハハハ話するダッチャ」
お前が1番落ち着けと言う外野はほっといて話を聞く。聞かなければ、聞く気になれないホトトギスだ。
「それでですね、ウチらも悪かったので角村さんが与えた損失を補償してくれればこれ以上何も言わないです」
デカパイの彼女は3本の指を立てる。
聞くところによると角さんがイラン人のアジトについてくとイラン人が角さんを捕縛しようとした。それを撃退。アジトからガンジャだけが大量に無くなった。角さんがパクったらしい。
防犯カメラに写ってリアルタイムで見てたケツ持ちの白蛇組が即座に調べてこうして俺ん家に来たとの事。
「いや、そもそもなんでイラン人が角さん襲ったの?」
少し落ち着いた俺、デカパイに疑問を投げ掛ける
「ああ、アイツラは人攫い専門なんですよすみませんね、角村さんに敵わないとか考えなかったんでしょうね」
なるほろ、売人は売人でも草を売るんじゃなくて人を捕まえて売る人か。なんで草もあったのか聞くと薬も人間もイラン人の末端達が管理してたの事。人選ミスだろ笑
なんでも最近純日本人が裏の世界に入ってこないので外国人を大量に引き入れてるらしい。
「まあ、殺し合いなんて辞めましょうハッピーが一番ですよ、3億ですか?」
んなわけで穏便に方がつくかなと思った
お小遣い一月分はでかいが仕方がない
「・・・朽木さん、正直に言うと三千万ですよ、他のヤクザならそのまま貰ってしまうのでお気を付けを」
「3億払うから良美さんたまに家に来てくれない?おっぱいをスポンジって呼ぶけど」
それから朽木家にちょいちょい9ナンバーの車が出入りする様になったと言う・・・
一方その頃。
ここはノリコが勤務する会社。
誰だノリコって方は聖夜の配信でお姉さんぶってコメントしてる一章閑話のネット姉さんだと思って欲しい。
ノリコは今日も働く。
パソコンでカタカタ。
口煩い上司からガミガミ。
ストレスでイライラしながらも働く。
何故こんなに怒られながら働かなければいけないのか?私の要領が悪いのはわかる。
それでもそんなに口煩く言う必要ってないじゃんって思う。
そんな少し巫山戯た態度を取る人間ってのはわかる奴には、わかってしまう。
少しの悪意は悪意有る人間には理解してしまうのだ。悪意を持って道を歩いてるとより強い悪意を持った人間に暴力を振るわれる。そんな経験がある方も居るだろう。
悪意がこの世からなくなる事はない。悪気は無いのだ。だって悪いと思ってないから。
そんなノリコは今日も働く。ほんの少しの悪意と確かな希望を持って。今日も仮病を使って早退した。
家から帰るとすぐにPCを開く。
私の希望の聖夜くん。
ツブでチェックしてた聖夜くん。
ネットで祭りになってるのを知っていた。
早くコメントしたい。
パソコンが立ち上がるのを焦れったく思う。
早く、ついてよ。
スマホからだと画面が小さくて聖夜くんの顔がよく見えない。
当然帰り道でもスマホでチェックしながら聖夜くん鑑賞だ。電車の中では私と同じ様にイヤホンを付けてスマホを食い入る様に見詰めてる女子達で一杯だった。
聖夜くんは護衛達を紹介するよんとか言って煙を吸いながらブリブリ配信してた。
このお姉さんのち◯の具合をリポートしますなんてわけわかめな事を言い出した時は電車の中は一瞬で雌臭い匂いで包まれた。
パソコンが開き聖夜くんの配信スペースに飛ぶと黒髪のポニーテールの女性のアヘ顔が画面にドアップで写る。
・聖夜くん、お姉さんもアヘ顔にしてくれてもいいんだよ?
片手でコメントしながらもう片方の手では出し入れするのに忙しい。忙しいだけだ、いいね?
聖夜くんはカメラマンの事を何故かキャメラマンと呼ぶ。助さんキャメラマン、ネットでは聖夜くんの護衛だと晒されている。その彼女が今日も撮ってるらしい。
カメラにはスマホ片手に私達のコメントを読み上げるメイドらしき人物も映り込んでいる。
キャメラマンが動いて聖夜くんの真後ろ、下の角度から見える場面が映し出される。このキャメラマンはスケベなので女の子の気持ちをよくわかってる。聖夜くんの遊園地デート配信で助さんなんて呼ばれていたキャメラマン。ナイスキャメラだ。
・聖夜くんお姉さんにもヘリコプターしても良いんだよ?
何時の間にかクルクル回ってる聖夜くんに伝えたい。伝わらないと思いつつもコメントを打つ。
そんな私のコメントをメイドが読み上げる。
そんな、私のコメントを拾ってくれた!
聖夜くんの回るヘリコプターがピタリと止まり
「ヘリコプターの着陸場になりたいって?」
こんな真顔な聖夜くんは久しぶりだ。
私は秒速でタイピングする。
・セイヤッくん、お姉さんなんでもなるよ
しまった焦り過ぎて聖夜くんが掛け声みたいになってしまった。
そんな私のコメントを他のコメ達と共に読み上げられる。他の
「着陸場祭りだ、今度日本武道館で祭りを開く、皆来てくれ」
なんつって助さんキャメラマンの手からスマホを取り配信終了する聖夜くん。画面が止まりコメント欄で皆とやり取りする事に。
:コメ欄では
・ちょっと待て急にシリアスになるな
・マタンキ
・逆さの達人(キチの人)
・聖夜アホか続けろ
・そうだぞ真顔になるな
自分・お姉さんびっくりしちゃったよ
・今日もドエロイいやど偉い配信だったな
・聖夜くんは
・だけどさ、今度武道館でってマジかな?
・聖夜くんは痴呆症の
・爺みたいな時あるよね
・顔はカッコいいんだよな、顔は
・↑は?全部良いだろアホか
・↑新参か?長生きできんぞ
・↑あなたの住所特定しますよ?
・まあまあ喧嘩すんな
・そうだぞ聖夜くんは喧嘩嫌がるからな
・それより聖夜くんのツブ見てみろ
・おお!
・は、マジか
・信じられん
自分・聖夜くん、本当に武道館でお祭り開くんだねお姉さん絶対行くよ
・全員参加だろこれ
・イくっきゃないない
・あたいもだ無職だからな(キチの人)
・ヤバいぞこれは祭りだ
・楽しみ
・お弁当は持っていかないとだめなんですか?(小2)
・人入るのかこれw
・↑↑また告知見ると良いよお嬢ちゃん
・武道館すぐに押さえちゃう聖夜くんのパワーヤバくないw
・これは眠れん
・・・・・
コメ欄は深夜を過ぎても止まることがなかった。そんな聖夜の生配信を見てた母の麻莉亜はヤルヨックの警備会社に電話をいれる。
トゥルルル
「はい、ヤルヨック総合受付の吉成です」
「おい、お宅で雇った警備員がうちの息子に手を出してるんだが」
「すみません、お名前をお伺いしてもよろしいでしょうか?」
「朽木聖夜くぅんの母親のまりあだよっ!会社潰すよ?説明しろ早く3秒待つよん」
「担当の者に代わるので少々お待ち下さい。」
吉成は瞬時にこいつは関わってはあかん奴と思うも対応を上司に任せる事にして保留音を流す。
「一、二、三、3秒経ったよ〜『
マリアは慈悲もなくスキルを使い電話をガチャ切りする。するとヤルヨックの株価が何故か大暴落して社長や幹部達が餃子を喉に詰まらせて死ぬ事件が起きてヤルヨックの会社は後日潰れた。これは後に餃子の嘔障事件と呼ばれた。違うか
ヤルヨックの事業を引継ぎ朽木家がその後釜に座り無限に繁栄する。『朽木家繁栄』は他人を不幸にする事によって繁栄する事が出来る
「後は、護衛のマ◯コ達ね、私のせいくんに手を出すなんて三千年早いわよ」
裏で寝取りながらハメこむフィルム。
オートフォーカス広がるパノラマ。
このペン一体で魅せるメロドラマ。
湿った瞼を拭いながらマリアは笑った
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