第17話 神門

:極薄サイズウ◯スパー並みの短さすんません、これからもちょいちょいなりますペコリ






ゴート。違うダンジョンのゲートを潜り中へ。


久しぶりに会ったのに髭なんか伸ばしてどうしたんだよ?何か掴んだのか?まあそれよりも飲もうぜ。なんつってダンジョンコアにお茶を渡す。


「聖夜さんの唾液、採集しました」


「あ、ああ、どしたんそんなヤサグレて」


「聖夜さんが来ないのがイケないかと」


日曜日、スケベな講習会が始まる前にダンジョンコアとでも会っとこうと思ってダンジョンルームに飛んだ俺が見たのはやさぐれて四国お遍路さん歩きをして帰宅したおっさんの様な風貌をしていたコアさんだった。


「なんでコアさんおっさんになってるの?男だったの?」


「私の性別は女です。ダンマスの愛に依って姿形が変わります」


悪いけどおっさんは愛せないんだが


「元のコアさんに戻ってよ」

前の黒いボール状態のコアさんに戻そうとするも


「キスしてください」


なんつって云うので悪いけどおっさんとはキス出来ない、なので頭をナデナデするとコアさんが光った。愛撫により光るコアさん、眩い光が放ち一瞬でその姿形が変化する。光が収まるとそこに居たのはギリギリエッチ出来そうなオカマだった。


「もうちょっとなんとかならないの?小学生くらいの女の子とかになってよ」


「頭ナデナデくらいじゃ今の私が関の山だわよ?それより聖夜ちゃん私といいことしましょ」


口調も変わりつつ乳首を服の上から触ってくるオカマ。オカマは男の乳首の場所がわかる能力が何故かあるのだ。嫌じゃないので普通に聞きたい事を聞く俺


「ダンジョンで誰か死んでない?大丈夫?」


「不殺の権能があるでしょん?ダンジョン内の死亡者は0よ。だぁ〜けどっ、この前1階の広場で死んだ冒険者3人組のアバズレ達が居たでしょ?近くの神社で復活したけどね」


俺の乳首を弄くりながら話すコアさん

先週死んだ山賊達か

教会(神社)で復活出来るんですね?

なんつー優しい世界だ、感動した。


時間になったので冒険者ギルドへ向かうか


先っちょだけでいいわよなんつってるコアさんを振りほどきギルドへと足を運んだ。俺はネコじゃないのだ



ダンマス講習会の小部屋へと受付嬢に案内される。そこに居たのはマクレーンと見知らぬ女とこの前居たイカレタ赤髪の女だった。3秒で帰りたくなった。


「ちょっとお腹が痛くなって、帰ります」


「待て待てっ!セーヤ私だ!カレンだっ!探したんだぞお前のこと」


カレン?サダコみたいだった狼の腹の中でドラゴンと馬車の話をした爆乳の女か。思い出した。


「カレン!?久しぶり!どうしたんだよ急にいなくなるから捨てられたのかと思ったぜ」


「バカがっ!捨てるわけあるか、私を助けてくれたのはセーヤだろ?」


なんつって胸をドンと叩き潤んだ目で見詰めてくるカレン。弱小な俺は咳き込むも可愛いぞコイツ。血塗れの剣を持ってガンギマった女とは思えん。優しく抱きしめてやるかなんつって思ったら


「ごほんっ!聖夜様、猫のように発情するな。講習会の参加助かる、こちらのダンマスを紹介しよう」


マクレーンが相変わらず捲くってくる


「初めまして、西川口のダンマスをやっているピーチ、プラチナ国出身だ。よろしく聖夜くん」


ピーチさん。赤髪の姫カット。カレンとちょっと被るななんつって思った。そんで講習会は始まった。


「ほう、西川口はN可愛Kいスライムと戯れられるからNK流と呼ばれるのですね?」


「そうだ、スケベなんだ私は」


「なるほど料金はイカ程で?」


「浅い階層は五千円から、高いモノは桁が2つ違うな」


このダンマス普通に金を取ってた。因みに昔の西川口は通常1万で本番行けた。生でやれる女の子はよく指名入ってたなって思い出す俺はう◯こboy。


「私物化してない?」


「そうだしてるぞ、ダンマスには権限が有るんだ。なのでモフモフダンジョンを私物化してない聖夜様にも話をと思ってな」


とはマクレーン。

話を聞くには基本冒険者がダンジョンを攻略するので冒険者カードなる物が有って記録が残り伝達されるのだが俺は只の一般人。

カレンもセーヤが有名な朽木聖夜で有ることだと理解するのに時間を取られてマクレーンに伝わる事が遅れた。

冒険者ギルドの規制もなく、聖棒法によって介入も出来ないのでどうしたものかと頭を悩ませたらしい。


「そんでだな、現在モフモフコーナーこれはカップル達や冒険者に大変好評だ、助かる。前は管理費も調教費も馬鹿にならんかったからな。そんで不殺とのこと、これは転送先の近所の神社が儲からなくなると女僧侶坊主が嘆いているが私は坊主が憎くてな、ざまぁだ。それで、聖夜様にペイする金の流れとか相談したいのだがどうだ?」


坊主の在り方を捲くってくるマクレーン。いや、皆が楽しんで死ななきゃそれでいいんだよね。坊主は金取りすぎだからな。なのでお金も別にいりません、冒険者ギルドに還元してくださいっつったら感激して泣いて握手してきた。ええ、良いのよ、小遣い母さんから毎月3億とかくれるからお金にホント困らないんだよね。欲しい物リストで日用品とか送ってくれるリスナーも居てくれるので僕は一生ニートになります。南無阿彌陀佛


んなわけで久しぶりの再開を祝してカレンと居酒屋デートへ。マクレーンとピーチも何故かついてきた。


「カレンとの再開とマクレーンギルドの繁栄を祝して!ピーチさんも今日はありがとう!カンパイっ!」


なんつって皆で昼間からビー◯を飲む。

カレンは個室じゃないと話せないとかわけわかめな事を言うので個室を取った。つ◯八の様なやっすい唐揚げやポテトフライなんかが出てくる、安い居酒屋の陳腐な飯、大好物です。

宴は進み酔もほろ酔い気分になり隣に座るカレンの肩を抱きながら囁く、


「カレン髪切った?メチャシコいやめちゃ可愛いよ、このあと多目的トイレに行かないかい?」


「私を便女べんじょにするつもりか?いいぞ」


「コラコラっ!カレン馬鹿な事を言ってんじゃあない、それより聖夜様、アンジャ◯シュが何故あんなに叩かれたのかお話しましょう」


「ピーチも、気になる木」


便所OKなカレンに捲くって来るマクレーン。乳首が大きくなっちゃってるピーチ。

あんなに叩かれたのは愛が無いからだ。決まってる。俺は西川口で従業員の女の子を便所で便女代わりにした事があったが優しくした、つもりだ。


「愛だよ、愛」


なんつってる俺を白けた顔をして3人が見てた。

やりてーだけじゃんと誰かがボソッと言ってた。





んなわけで普通に帰宅した俺。スケベな事なんて無かったやんと思いつつも3人とライムを交換して解散した。いい関係を作りたいと思う。



元気?

久しぶりに会ったフレンドカレン。

ぶっちゃけ3人に白い目で見られて死にたい辞めたいって思ったこともある。

だけど前向きに生きてくんだこれからも。

オカマでも構えやしない。大事なのは心なんだろ


言えなかったありがとう。

言えなかったありがとう

言えなかったありがとう、ありがとう


感謝を3人と一匹に祈り今日もベッドに微睡んだ。


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る