第6話 くだらない人生かもしれないねでもどうか笑わないで
「ふぅ・・・エロい目にあった・・」
あれは2年も前のレイ◯イベント、違うか。
入学式も終わり帰りの車の中、いや、入学式なんて出なかったんですがね。あの寒い空気を温めようと一肌脱いだ俺は先生から女子高生達を片っ端から白く染め上げた。途中参加してきた熟女も染め上げ、おかわりを要求するきんぱちじゃない先生も染め上げ、白1色に教室を支配した時に立っている者は俺だけだった。なぞ。
「えらい目ですか?朽木殿何か困ったことが??」ギラギラ
「あぁ、いえなんでもないんです。ありがとうございます」
「アっ!!・・お困り、でしたらああぁん。腕に付けてる赤いボタンをすぐにぃぃい、オッ!おっ、押してくださぁぁい!」アヘアヘ
ギラついた目で心配してくれたので太ももをさわさわしながらお礼を言うと速アヘ助さん完成。腕に付けてるボタンっつーのは装着するように言われたアップルウ◯ッチみたいなやつだ。アヘらすのを辞めて疑問を呈す。
「助さんこれ、盗聴器的な物ついてないの?」
「アッ!!触っても大丈夫ですよ?そうですね、発信機はついてますが。男性に盗聴器等つけたらこの国の暗部に命を狙われますし普通につけれませんね」シュンッ
ふむ。確かに盗聴器なんてついてたら小便の音とか丸聞こえだもんな。誘拐されても安心です。しかし犯人なら真っ先に腕時計を奪取するだろう。国の暗部?家に帰ったらググるか。
そうだ。PCはあるけどスマホ無いんだよな、JK達とやり取りしたいし買うか。
新宿のヨドバシカ◯ラへと行き先を変更して貰った。
人の多さに辟易しながらも購入。俺が道を歩くと女性に血走った目で見られるも前後に存在する助さん角さんにより誰一人近付けない。俺は前を歩く角さんのでかケツを眺めてるだけでスムーズに買い物が出来た。召喚獣は俺の行きたい方向がわかるらしい。何も言わなくても望んだ方向へと先導するその姿はまさにポケ◯ン、違うか。
あっ。配信とかしてみたい。チヤホヤされたいじゃん。んなわけで店員さんに色々と話を聞きながら機材を購入する。店員さんが私がプレゼントしますとか言ったが20万超えてたので普通に母さんから渡されたブラックカードでお支払いした。お礼に帰りに握手をすると泣いて喜んでくれたのでほっこりした。
そんで帰宅。助角コンビと長老にお礼を言って明日もお願いしますと伝えると24時間待機してますからと言われた。角さんに至っては名前を呼んだら出現しますと謎の言葉を頂いた。敷地内の別棟で過ごすみたいだ。助さんが荷物を持って付いてきてくれる。
玄関を開けると朱音が突撃してきた。
「お兄ちゃ〜ん!!遅い!おかえり!大好き!」
「ヨーシヨシ。ごめんね買い物してて、俺も大好きだよ、荷物持たせてるから先に置かせてね」
「あっ護衛の人!ありがとう!お兄ちゃん護ってあげてね!」
「ふふふ。私にお任せください。朱音お嬢様」サワヤカ
護衛だから家族関係把握してるのかな?
爽やかに微笑む助さんはまるで天使。
天使に荷物を持たす俺、ガタイが違うからね。しんかし乳もケツもでけえなあ。
「助さんこっちだよ俺の部屋、ごめんねメイド達が居ないみたいで・・」
玄関からすぐの場所が俺の部屋なのでドアを開けて助さんを促すとメイド長含む6人程が俺のベッドの上で横になってた。
「なにやってるの?」
「こっ!?これは!?聖夜様成分を接種しておりましてっ!」
「聖夜さんが居ないのがいけないんです。おかけでイケました。」
「聖夜ッ!私を待たせるなんて何考えてるのよ!?」
メイド長、霞ちゃん、ミチルちゃんの順番だ。他のメイド達もご馳走さまでしたとかやっと成分がとか好きに言ってる。
「ごめんね遅れて買い物してて、そんで色々買ってきたから皆でセッティングして貰えないかな?俺機械音痴なんだよね」
助さんからメイド達へと機材が委ねられ次々と段取り良く整えてくメイド達。ベッドで横になっていませんと言わんばかりの働きぶりだ。しゅごい。
「ハァ〜流石メイドだ」
「本当ですねこれはお見事の一言」キラリ
まだいたんや助さん。
朱音は無言で俺の下半身に顔を埋め匂いを嗅いでいる。
配信の準備が整ったので昼ご飯の後にでもさっそく配信してみるか。
「助さんもお昼食べてく?橘さんご飯とかもう一食分出せるかな?」
「聖夜様のお望みとあらば千人前出せます。ささ、どうぞこちらに」
ウッと俺は唸りつつも朱音と助さんの3人で食卓を囲んだ。助さんは男性と初めての食事で緊張したのか震えてスーツに滅茶苦茶スープが飛んでた。
助さんは感激しながら黒いスーツに赤い染みのスープの痕跡を残しながら離の方に帰って行った。配信しようと思ったら朱音も一緒するうとか言い出したのでまあいっかと思って一緒に配信してみる事にした。
部屋の名前は『聖夜の鳴る音』にした。ラップもそのうち配信したい。
ツブッターで告知してトプ画も昨日撮った制服姿の俺を載せる。フォロワーが一瞬で10万人になったのはバグか!?と思ったが朱音もしたよ〜なんつって見せてくれたのでバグってなかった。朱音とちょっとイチャついてからツブキャスで配信。ゲームとか今日買った機材は半分使わないで妹と雑談配信する事にした。
「こんにちは〜」「こんにちは!」
・マジか
・こんにちは!!!
・は?神かよ
・結婚してください!番号は090◯◯◯◯◯◯◯◯です。
・全裸希望
・夢か?
・イケメンすぎてやばい死ぬ
・好きです!
・こんにちは〜(震
・こんにちは!
・目の前に天使が居るんだが?
・番号載せるのはやめろwww
・自重しろクズ
・オマ◯コしな〜い??
・キタコレ
お、おおう。コメントが早すぎて目で追いきれん。設定してないから怪しめのコメントもバンバンでる。ワロタ。
「ええと、今日は妹の朱音と雑談配信したいと思ってます。皆最後まで付き合ってくれると嬉しいな。俺の名前は聖夜です!そしてこの子が、」
「朱音だよっ!私だけのお兄ちゃんだから皆は指くわえて眺めててね!」
なんつって俺に抱き着いて首に顔を埋めてスンスンする。初回から事故ったわ、これ。
・そこかわれ
・ムキーっ!!!
・雑談助かる
・聖夜くんて言うんだね、お姉さんなんでも買ってあげる。スパチャ解禁してね
・メスガキさん・・・
・死ぬまで付き合う
・指咥えてた私は負け組
・うらやまけしからん
・私の聖夜くんがっ!
・なんか新しい扉開いちゃう(ビクンビクン
「ちょっ!朱音っ!今配信中だから、接続数10万人とかになってるから!」
「ええ〜〜?お兄ちゃんすんごい良い匂いらよ〜下半身のイカ臭い匂いじゃなくて首の匂いもしゅき〜」
・初回配信最高接続数達成おめです
・10万人!しゅごいっ!
・妹さんそこの席変わるのにいくら欲しいのかな?お姉さんに教えて?
・事案発生
・そりゃ良い匂いするだろかわれ
・は?
・伝説のイカキタコレ
・やってますね・・・
・えぇ(困惑)
・妹と?鬼畜ですかあなたは
・どんな匂いするんです??
・↑妹とするなんて優しすぎる兄貴だろ情弱乙
・私もイカ臭い匂い嗅ぎたい
これは、配信終了するか!?自爆にも程がある。教室を白く染め上げた名残りが妹にヒットして今俺にクリティカルヒットしてる。3分で配信終了するのは口惜しいがこれ以上ダメージを食らうと死ぬかもしれん。社会的に。
社会的に死んだら教会で復活とか出来る国民的RPGではないのだ。いや、社会的に死んだら復活もクソもないか、ひっそりと生きるのみ。
俺のラッパー街道、社会死だけは免れたいっ!!
「皆ッ!ごめんね用事を思い出して!する事出来ちゃったからまた配信しますっ!」
「お兄ちゃん〜いつもみたいに私の体洗って〜寝よ〜?」
「じゃっ!じゃあ皆またねっ!」
・待って聖夜さん
・配信継続希望
・聖夜くんっお姉さんもっと聖夜くんの事見たいですっ!
・慌ててるの草
・焦った顔も可愛い💟
・ほんそれ
・いつもみたいに?だと?
・私の体も洗え
・一緒寝たい
・オマ◯コしたい
・それな
・それ一択
・幼児(妹)を思い出してする事(意味深)出来ちゃったのでは?
・↑天才現る
・↑草生えた
・↑まさしくそれ
・↑全ての辻褄が合う。天才
・しかしイケメンすぎるだろ
・それな
・切り忘れてね?
・なんかドタバタ聞こえるね
・これは捗る
・あのベッドで寝てるのかな?
・これ誰かツブで教えてあげた方がいいんじゃない
・いや、まて。男性のプライベートを見れるなんて人生でこの瞬間(とき)しかないぞ、黙るんだ
・確かに
・でも暗部来たらいやじゃん
・今接続数30万人、暗部って30万人を頃せるくらいいるか?
・もっと増えるだろ、大丈夫だ大丈夫
・拡散しろ
・そだね、皆で渡れば怖くないべ
・やめたげて
妹を部屋から担いで妹の自室へと連れて行きベッドの上でくすぐりの刑に処した。おしっこ漏らしてアヘってたのでメイドさんに後片付けをお願いした。メイドさん顔が引き攣ってた。
部屋へと戻りベッドの上に寝転がる。
えらい目にあった。
目をつぶり1日を振り返る。
朝にお供が出来た。愉快な仲間達。違うか。
初登校からの大射精。名も知らぬ彼女達よすまん。捗った。制服良いよね。JKのでかけつを思い出してるとムラムラしてきた。いつもは橘さんか姉ちゃんに頼んでるが久しぶりに一人で処理するか。
俺はいつも一人でする時は全裸スタイルだ。上も下も脱いで肌を敏感にして五感を増幅させるのだ。これを瞑想射精と言う。適当に言ったすまん。
ティッシュを36枚引いて夢想射精の準備へと入る。精液の量が多すぎて6枚くらいじゃ足らないので。いつもは動画を見るが今日は助角ボディやJK達がオ◯ペットだ。捗る。
「ふぅ・・・」
6発抜いて賢者モードになると携帯から着信が。6✕36のティッシュ。すぐにティッシュがなくなってしまう。
うん?
妹と助角と長老しか番号交換してないんだが誰だ?着信画面を見ると朱音の文字。
復活したのか。
部屋にくれば良いのにと思いながらそうだ鍵閉めてあるんだって思いながら丸めたティッシュ片手に電話をとる。
「もしもし?」
「お兄ちゃんっ!!配信!配信切り忘れてるよ!!」
「え?」
その日僕は社会的に死んだんだ。くだらない人生かもしれないね、でもどうか忘れてください。親愛なる家族友達皆俺のようにはならないで。無駄になった丸めたティッシュが俺の掌からボトリと音を立てて転がった。
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