第2話 HOME メイド 家族
「ふぅ・・・」
賢者モードでは無い。色々調べて疲れたのだ。
どうやらこの世界男性の露出が異様に少ないのだ。女性はオ◯ニー報告や全裸耐久チャレンジ等でかなり露出してるんですが。おかずには困らないがしかし、この世界でどうやって生きて行こうかと迷うが男性が希少なこの世界。男性と言うだけで国から毎月の補助金が貰える。つまり一生働かなくても生きていけるのだ。働いたら負け、偉い歯抜けの坊主の人が前世で言ってた。そう、この世界の俺は今世、前のラップしてた俺は前世だ、と思う。
毎月国からお金が振り込まれると言うものの男性には義務がある。18歳以上になると精子の提供を毎月一回しなければならない。男性、義務、で調べた。何に精子が利用されるのかは謎だ。知らないうちにパパになってるかもしれん。
まだ後3年有るとして、将来の事を考えるのは早いに越した事はない。俺は誰を幸せにしたいのか?そう、正直誰でも良いのだ。
笑ってくれるなら。
心の何かが軽くなってくれるなら。
辛くて死にそうな人を助けられたら。
死んだ俺だから助けたい。
偉そうな事を言ってるがやってみて俺も自分が嬉しい事をしたい。
イ㌔。そう言われた気がした。うん、この世界でこの顔なら素直になれる気がする。
人間悪いが見た目9割で決まる。海外に行っても俺なんかが歩いてるだけで相手が身構えるしオーラ的なのもあるのかもしれんが顔で判断されるよね。これはだけど変わるもんなんだ。
思いが、顔を変える。
嫉妬深い奴は狐の様になるし、慈悲深い人間は優しい顔付きになる。
今世で目指すのは誰かを笑顔にする事だ、ラップもしたい。只、男性のアーティストが居ないんだよな・・・・・
うーん、うんうん。机の上にあったPCで調べながら唸る。パスワードは前世でも使ってた自分の誕生日だった。良かったわ。ちなみに今世とも誕生日は一緒だった。保険証で確認した。
唸っていると部屋がノックされる。誰だ?マリア(母親)か?
「お、お兄ちゃ〜ん?大丈夫?」
お兄ちゃん!?妹か?確か朱音ってマリアが言ってたかな。
はーいと返事しながらドアを開くと超絶美少女がそこには居た。小学生だろうか。俺は決してロリ◯ンではない。
銀髪のツインテール。目はグレ◯リンの様に大きいのに鼻や口のパーツは小さく可愛らしいの一言。妖怪では、無い。
この世界遺伝子がバグってるので赤髪や金髪や緑髪なんてのも普通に存在する。
「おお、ごめんね、朱音ちゃん?」
ドアを開くと固まったままだったので謝りながら誰何する。
「マミーの言った通りだ・・・私の名前呼んでくれてる。嬉しい」
「名前くらいいつだって呼ぶよ笑。そうだ、朱音って呼んでも大丈夫?」
俺は兄弟にムカつく姉しか居なかった。妹がこれ程可愛いとは、滅茶苦茶可愛いので頭を撫でながら呼び捨てでも大丈夫か聞くと「もうそれ結婚じゃん・・・」とかポーッとして上気した顔を見せた。頭はちょっと悪いらしい。
ナデナデタイムを3分程して妹を部屋へと招く。自分でも自分の部屋って言う気がしませんが、追々慣れるでしょ。
「お兄ちゃんの部屋にはいったの生まれてから2回目だよ・・・しかも同じ日に2回も、今日は記念日にするねお兄ちゃん。」
重いことを言うので。ああ、俺を運んでくれたんだな朱音ちゃん。こんな小さな体で運んでくれるなんて神か。
「ハハハ、朱音ならいつでも部屋に入って大丈夫だよ?鍵空いてる時ならいつでも」
流石にオナニー中は勘弁。なんて邪な事を思ってると
「ほんとっ!?良いの!?言質取ったから!お兄ちゃん良いんだね!?」
お、おおう、言質なんて言葉を使う人初めて見たんだが。目が血走って居て邪な気持ちが見え隠れしてるんだが、早まったか?今更やっぱり無理ですなんて言ったらこの子ヤバいかもしれん
「わ、わかった。大丈夫だから、落ち着いて」
「うんっ!そうだお兄ちゃんマミーがご飯出来たって。いつもお兄ちゃん部屋で食べてるけど皆で食べないかって言ってたよ」
「マミーて母さん?うん皆で食べようよ。お母さんと朱音の3人でしょ?」
ご飯は誰かと食べた方が美味しいよね。いつも部屋で食ってたんか俺エ
「え?いや、お姉ちゃんと私とママだよ」
「え嘘姉貴居るの?」
「お兄ちゃん病院行ったって聞いたけど本当に記憶喪失なの?大丈夫?こんなに優しくなかったし・・・・」
顎に手を当てながら考え込む妹君。しまったかな、いや、だけど今更俺が俺を変えるのなんて無理だしな。好きな事をすれば良いのに、これをしよう。相手に迷惑をかけない限りは。
妹は小さいので抱っこして優しく囁く。
「ほら、ご飯でしょ?いこっ」
「だっ、だっ、抱っこしてるぅぅ」
「嫌?」
「嫌じゃないっ!!」
「そか、良かった。ご飯の所まで案内して貰える?俺、記憶喪失みたいなんだよね」
隠すよりオープンにしたほうが良いと今更思った。母親チョロマリアは深く聞いては来なかったがそのうちに隠すのも無理になるだろう。それなら今、最初から開き直ろう。居直りりんごだ、違うか。
僕リアル記憶喪失だよしても妹君は俺の胸に顔を埋めるのに必死で何も返事がなかった。ひんろい屋敷の中をテクテクと朱音を抱っこしながら歩く。
するとメイドの格好をした女の人が居た。
「メイド?」
「聖夜様、今晩は。」
「こんばんは、あの、ご飯食べたいんですが」
「・・・食堂まで案内致しましょうか?」
「あっ。お願いします。すみません」
「・・・・・では、こちらに」
足音を一切立てないメイドの後に付いていく。メイドって、どんだけ金持ちなのよこの家。
妹が鼻息荒くポンコツになってるので助かった。一人なら迷子になるだろこの家。しかし俺の部屋って、この部屋の規模なら随分小さいんじゃないか?まあ、前住んでた部屋より広いんだが。
俺の部屋は全2階建ての1階の玄関のすぐ近くに有るのだけど食堂と思われる場所も同じく1階の歩いてすぐの所にあった。
「聖夜様、こちらで御座います」
「ありがとうっ。君、可愛いね」
歩いてる後ろ姿も素敵だったが改めてメイドさんの顔を見るとアイドル並みに可愛かったので思わずセクハラしてしまった。
食堂のドアを開けてくれてるメイドさんがフリーズする。のをスルーして中へと入る。妹君は空気になってる。俺の体臭を吸うのに夢中らしい。
食堂もだだっ広い空間だったが1つのテーブルに母親と、記憶にない見知らぬ顔の女性が座っていた。多分姉ちゃんかな。姉ちゃんも母親もびっくりした顔をしてる。ああ、朱音を抱っこしてるからかな。
「ごめんね遅れて母さん。そしてお姉ちゃんかな?俺、少し記憶が曖昧なんだよね、母さんも心配してくれたけど俺自身体調が悪いとかはないから安心して欲しいな」
少し記憶が曖昧と言うグレーゾーンで様子を伺ってみる事にして母さんに挨拶してから姉ちゃんに話し掛ける。
これが姉ちゃんか?母さんと年齢変わらないんじゃないか。
泣き黒子が色っぽい。黒髪のストレート。そして母さんよりでかい爆乳。母さんがGカップなら姉ちゃんはJカップはあんぞこれ。GJだっ!!
「・・・聖夜くん、その、朱音ちゃんは・「はーい!せいくん!待ってないから大丈夫だよ!今日はハンバーグだよお母さんのっ!そんなことより朱音を抱っこするよりお母さんを抱っこすればいいと思いますっ!!」・・・」
口を半開きにしてなにいってんだこいつって顔を母さんに向ける常識的な姉。興奮してる母親。発情してる妹。けっこうカオスだった。
まぁまぁ。なんつって宥めて妹を席に座らせて和やかに食事する。妹がしがみついてなかなか離れなかったが今日一緒にお風呂入ろう、だからご飯食べようかって言ったら瞬間移動したのかくらいの速さで離れた。俺でなきゃ見逃しちゃうね、その、スケベ心。
いや俺はロリコンですが妹JSとのお風呂なんて逆にご褒美です。
わたちも入るとか母さんがなにか言ってたが普通にジミー(ち◯こ)が暴発しそうなので勘弁してマラった(貰った)。
姉ちゃんも入るとか言い出したが今度別の日にそのおっぱいをスポンジって呼んでゴシゴシ洗って使っても良いのならって言ったら顔を赤く染めながらうんっつってくれたので母さん以外丸く収まった。おっぱいには勝てなかったよ。姉ちゃんの名前は
そんな馬鹿話しながら皆で仲良くご飯を食べた。9割が何故か風呂(下)の話になった。
体を何処から洗うなんて話から、首から洗うのはナルシストだの、いや普通に上から洗うだろとか。下乳の裏を洗うのが大変だとか。乳の話をするとき貧乳の朱音は虚無った真顔をしてた。朱音は朱音で良いんだよ、乳も無いなら無いでそれもまたいいもんなんだ。なんてけっこう失礼な事を言ったら朱音は満更でもない顔をしてた。
乳無しを褒めると巨乳達が憤怒し巨乳達を褒めると乳無しが悲壮した。わけわかめだった。
なんだかんだ姉に対して前世では苦手意識があったが今世では上手く出来そうだ。おっぱいスポンジの予約もしたし満足なディナーを堪能出来たと思う。
記憶喪失的な事も話ししたら何故かは分からないが全力で話を逸らされた。まあいいんですが。
「ご馳走様でした」
「「「ご馳走様でしたっ!」」」
食事も終わりお風呂に入って寝るのみ。
部屋にTVが無かったので情報収集がてら見てみたいがネットでもう少し知識を蓄えた方が良いかと思い部屋へと戻る。
朱音は部屋へと戻る途中「お兄ちゃんお風呂いつ入るの?今?今でしょ」なんつーから「ちょっとお腹休めてからゆっくり入ろ?」つったら「ゆっくり・・・ごくっ、私、今日大人になります」なんてわけわかめな事を言ってたので18禁ノクターンノ◯ルなら言える様な事をロリコンである俺が妹相手にする理由がないので普通に一緒にお風呂入ってネットして寝ました。
手が滑って彼女の◯◯りの◯に指を突っ込んで気絶させてしまった。
妹、可愛過ぎるっ!!!
夢なら覚めないで良い。そう思いながら意識を暗闇の中に飛ばした。夢は、見なかった。
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