07 . 双子ヒロイン登場!!どちらも小さくて可愛い
わたくしがそういうと、「よかった〜」と安堵したように呟いて瑛璃は安心していた。
そして、その友達が、瑛璃近づいてきてわたくしを少し凝視しているのを見て、わたくしもその2人を見た時、驚いてしまうのだった。
「この子が瑛璃の言ってた友達?」
「うわぁ!すごい美人さんだね!ちょっと身長高くて羨ましんだけど。」
「もう!紅花ちゃん!凛ちゃん!そんなまじまじと見たら麗華ちゃんが困るでしょ!」
そういう瑛璃だけど、わたくしはその二人を見て少し唖然としてしまっていた。
なぜならこの2人は本編で瑛璃と結ばれるヒロインなのだから
あれからわたくしは瑛璃と合流し、瑛璃の友達である、本作ヒロインの双子である、姉の
本編では、入学式の時に瑛璃がすっ転んで2人と出会うんだけど、今はもう付き合いがあるように見える。
少し動揺してしまったけど、この2人はいずれ瑛璃ちゃんとそういう関係になるかもしれないから、落ち着いて話せばなんとかなる、よね?
「こんにちは、わたくしは鳳凰院麗華といいます。あなた方、お二人のお名前を教えてもらえるかしら?」
「あ、そうですねすっかり忘れてました。わたしはこの子の姉の架純坂紅花っていうのそれでこの子が――」
「架純坂凜っていうんだ!!よろしくね!!れいちゃん!!」
「ええ、よろしく」
わたくしはそう言って2人に微笑み掛ける。
こう普通に接してくれるのは有難いわね、それに凄く身長も小さくて可愛い!!
ゲームでは身長なんて見れないし、スリーサイズとかは記させれるけど、ゲーム画面じゃそれも分からないのよね。
確認ができるとしたらスチルで見るぐらいだからリアルヒロインを見ると本当に小さくて可愛いから、ちょっと抱きしめたくなるよ。
◆◇◆◇◆◇
そう思っていたら、紅花の方が少し考え出してわたくしに尋ねてくる。
「ごめんなさい、一つ質問なんだけどいいかな?」
「ええ、構いませんよ」
「さっき名前を教えてもらったんだけど、貴方の名前鳳凰院って言ってたけどもしかしてあの鳳凰院?」
「どのことを言ってるのかは、分かるけどあえて言うなら、貴方が思ってる事で間違いないわよ。」
「そ、そうなんですか....」
「お姉ちゃん?どうしたの?体調でも悪いの?」
妹の凛さんが少し心配そうに姉である紅花さんを見ているけど、多分ちょっとわたくしの事で考えてしまったのかもしれないわね。
そんなに畏まって欲しくはないからわたくしから紅花さんに切り出す
「紅花さん、そんなに考えなくて大丈夫ですので、どうか先程と同じように接して貰えると、わたくしは凄く嬉しいです。」
「で、でもわたしたち....」
「それなら、わたくしのおねがいを聞いてくれませんか?」
「お願いですか?」
「ええ簡単なお願い、紅花さんわたくしとお友達になってくれない?」
「え?そんなことでいいんですか?」
そう言って驚いている紅花さんにわたくしはコクリと頷いて先程も述べた言葉を告げる
「わたくしは、先程と同じように接して貰えると嬉しいし、こんな名前でなくわたくし...麗華個人として、瑛璃みたいに、気兼ねなく接してくれると嬉しいわ。」
そう告げると、少し驚いたような顔をした後、最初の印象と同じように笑ってくれる紅花さんが、つぶやく
「そうね、分かったわ麗華、これからよろしくね!!それとこの際だからさんは付けないで呼んで」
「ええ、分かったわ紅花、こちらこそよろしくね。」
そういってわたくし達は握手をする
「もう!わたしも混ぜてよ!わたしもれいちゃんとお友達になりたいんだから!!あとわたしも凛でいいからね!!」
「分かったわ凛、改めてよろしくね」
「うん!!」
そういって私はヒロイン2人と友達になることが出来た。それを見ていた瑛璃は凄くニマニマした顔でこちらを覗き込んでいるのであった。
◆◇◆◇◆◇
それから、4人でクラスが書かれた掲示板の所にいく。ゲームでは全員同じクラスだったのを覚えているけど、ここはリアルだから、もしかすると別々になる可能性も―――
「瑛璃ちゃんにれいちゃん!!この4人全員同じクラスだよ!!これはもう奇跡だね!!」
「うわ!ほんとだ!1─4だって麗華ちゃん!」
「そう見たいね」
「バラバラじゃなくてよかったね!!」
「わたしもせっかく友達に慣れたから、離れなくてよかったよ」
みんながそう言っているけど、わたくしはこの世界の知識があったからあまり驚いたりはしなかった、でもやっぱりこの世界にも強制力があるのかもしれないと改めて、実感する。
今はまだこの関係が続いているけど、もしかしたらいずれかのイベントとかで、わたくしが何もしなくても起こることがあるかもしれない。
そうなったらわたくしはどうするんだろ?とそんなことを考えてしまう。
「麗華?どうしたの?大丈夫?」
「瑛璃....ええ、大丈夫よ少しホッとしただけだから」
「それならいいんだけど、無理はしないでね?約束だよ?」
「分かってるわ、だから心配しないで」
わたくしはそう告げて、ニコリと笑って見せてホッとしたのか瑛璃もいつも通りに戻った。
そして、わたくしは瑛璃の後ろで、小さくつぶやく
「絶対に抗ってみせるんだから....((ボソッ」
そう言ってみんながいる所へとわたくしは小走りで向かうのだった。
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読んで下さりありがとうございます!!
この作品が面白かったよまた見たいという方はフォローと☆×3の程よろしくお願いします!
次回は、麗しのお姉さんヒロイン登場!!
※次回は、今週の日曜に更新予定!!
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