あぶれもの。

「始」ー???

世の中は窮屈だ。何か不都合なことを言えば、すぐに消される。

そんな世界で生きていれば、「個性」というものは直ぐ無くなってしまうだろう。

誰かが言った。

「生きてるだけで偉い。」と。

しかし、人間という生き物は成果を追い求める生き物である。

形に見える何かがなければ評価はない。

０か１００かだ。

人を踏みつけのうのうと生きてる奴等はきっとこう言うだろう。

「仕事ができないのなら存在価値はない。」と。

しかし、社会は簡単に人を死なせてはくれない。

責任を負うのが嫌だから。

そんな状況に、いても人間は黙って働き続ける。

諦めている。

「こんなのおかしい。」

そう思った。

今から語るのは、とある学校の、七人の生徒たちの叫び。

今にも消えてしまいそうな叫び。

「あぶれもの」たちの声。