2 協力

なんかこう…、うまいこと行かないもんなんですね。人生って。しっかり成功している人間は間違いなく努力をしているだろうし、努力なく成功する人間は確実にどこかしらの妬み嫉みをもらう。いわゆる帳尻です。私自身がそれらの人に当たるか?と言えば間違いなくノーなんであんまり関係ないんですがね。


言いたいことは人間というのは天秤のつりあいでまず間違いなく調節され続けていて、バランスが取れていること。理由のつかないことはないはず…です。


なのでバランスをしっかり取ることが出来ればいいってことなんですが、人と人が会話する時、キャッチボールなんてよく言うじゃありませんか。大抵の人は今までの練習から相手に合わせたりして上手いこと投げ合ったり出来たりしてるんですが何故か時々いらっしゃったり私自身がそうなってしまう時があるんですが、キャッチボールするって言ってんのになんかスパイク履いてたりとかラケット持ってたりする人居ませんか?


別にサッカーとか他の競技やりたいんならそう言ってくれればいいのに合わせようとするといつの間にかグラブを握ってたりなんなら知らないスポーツの道具だったりとか一切話が噛み合わなくなる時のことです。


やっぱり相手を理解し切るなんてことは出来ないので不思議行動が出ちゃうのは構わないんですが、明確な指針が出てる時に他ごとをしだすのはどうしてなんだろうって思っちゃうんです。かといってじゃあそれでなんて合わせたら他と目を見合わせて、いつの間にか私だけが白い目を向けられている。浮かないように、バランスをとったはずなのに。


持論にはなりますが、組織とかグループで活動していて、人に仕事を振りたいよ〜なんて時には相手を理解してあげないとダメだと思うんです。相手もそうだし、加えて仕事も。

仕事を理解していれば何が辛い作業か、何を上手くやれれば簡単にタスクを進められるかなどを把握出来ますから順調にやれますし、相手を理解してあげられたら上手くできてる点を褒めたりとかどこかダメだったのかを確認しながらケアして、円滑にやれます。そうしていけば自分の要望と相手の理想が二重らせんを描いていって、仕事の設計図が組み上がるはずなんです。はずなんですけど。


枕で話した通りそんな上手くはいきません。

まだまだ若輩者の私があんまり偉く言えたことでもありませんし、私が体験しているのは世間の厳しさの中でもほんの少量の、致死量に満たすにはまだまだ足りないような毒です。

そんなものでも人は簡単に刺激されてぼろぼろになります。はらわたは煮えくりかえり、思考は怒りでロックされ、足先から頭まで真っ赤になって湯気が出るほど激昂させられたり

ぐらぐらと立っていることすらままならない脳を直接揺らされているようなショックに襲われてふと思考をやめてしまいたくなる程の強烈な毒です。


そんな毒を出す生物がいつのまにか山ほど辺りを囲んでいてどうしようもなくなってしまう。そんな恐怖に常日頃から怯えています。

そうならない為に毒が出ないような人を選んだりだとか毒が出ないような関わり方をするのが私の処世術です。


そんなことばかりしているから真に自分を理解してくれる人には出会えず仕舞いなことが多々あり困窮しているのですが、それでも人と関わる力と言うのは必要ですよね。最近ではそこを重視することも多いんだとか。


ほんとうはこんな箸にも棒にもかからないような薪にすべき小説を書く暇があればトークの練習でもしておけと言いたいところですがそんなことすらも実行できないのが私の悲しいアイデンティティであり、性なんです。

こんな声が、芯に届いてくれれば一番簡単でしょうね。

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