第4話 そろそろ反省の時間です

 Hi! 楠嶺れいです。


 そろそろ挨拶ネタも尽きかけです。


 以前にもお伝えしましたけれど、

 私の執筆活動は大きく分けると三期に分けられます。


 第一期: 衝動と閃きの断片集。私の中ではフラグメントと呼んでいます。

      出だしさえなく、いきなり思いついたところから書く。

      それは破片、断片です。


      この期の終わりは読まれず投げ出した時。


 第二期: プロットの猿。ひどいネーミングです。構成美という名のまがい物。

      形は立派になりましたが、中身がない。もぬけの殻です。

      出来上がった作品は、とりあえず書いてみました長編。


      思ったように書けない事実を理解したとき! それが第二期の終わり。

      銀河帝国の滅亡です!


 第三期: 反省から立ち上がる。今現在です。

      そして現在書けません。

      もう一度言います。何も書けないぃぃぃ!


 不思議な進歩曲線です。


「何処をあなたは目指しているのですか?」

 師匠の言葉が脳裏に浮かびます。


 残念ながら、私にもわかりません。



 開き直りました。





 さて、真面目に考察しますと、

 一期と二期の間にはネタ帳作成、二期と三期の間には物語の構成、三期以降は読むことに目覚める。

 このように進歩はしています。


 実りが少ないのは事実ですが、この行為は私の経験値にはなったと思います。

 ポジティブに考えています。


 それでは今と過去の違いって何でしょうか?



 読者の目線を知る。読者の好みやトレンド。読者へのおもてなし。


 変わったのはこの辺りでしょうか。

 何もしなくても読んでもらえる → 読んでもらうにはどうすれば

 に変化ですね。


 読者様からすれば個々に読みたいものがあるはずです。当然ながら書き手と同じではありません。

 ただ、安心感のあるテーマや設定はジャンルごとに決まってます。


 例としてはテンプレートであったり、タグでしょう。


 テンプレートは異世界系ではナーロッパが有名ですね。私は設定を拘りたい派なので抵抗は今でもあります。初期のころは設定しか書いてなかったですし。

 あぁ、黒歴史。


 タグは追放、ざまぁ、もう遅い、悪役令嬢等いろいろありますね。

 私はざまぁを生理的に受け付けません。追放も自業自得に思えますし。

 あぁ、全否定。



 そういいながら、テンプレは便利だし、読者様のニーズに合ってます。

 流行りはころころ変わるから追うの大変ですが。

 それにリサーチも必須です。


 同様にタグも読者ニーズに合致しています。

 わかってますよ。

 皆さんも理解されているでしょう。



 例え、テンプレ出オチで偽装したところで、テンプレから外れた瞬間に逃げられます。誘導工作に読者様は思いのほか敏感です。

 中にはギリギリ狙いや隠し味を推奨する先輩方もいらっしゃいますが初心者には不可能。

 無理です。

 結局、テクニックや実績がものをいう。




 仮に無理してテンプレで書いたとしても、書けたとしても。

 タイトルとキャッチコピーの壁に阻まれます。

 テンプレ作品なんて星の数ほどあります。




 もう、頭がおかしくなりそうです。

 助けてほしいくらいです。




 さらに追い打ちが待っている……心無い書き手様の中には、


「わたくし好きなものを書いておりますのよ。悩みなどございません!」


 PV数十万以上の悪役令嬢が言い放ちます!


 弱りきった私の心を抉ってくれます。

 クリティカルヒット!

 首が転がった!!




 今日も狂気の手前でよろめき、彷徨える黒歴史にして全否定の私。


 好きなものを書く VS 読まれるものを書く




 天秤のように揺れ動いているところで、今日はさようなら。

 反省まだですが、またお会いましょう!




 P.S.テンプレやタグの使用、好きなものを書く等は書き手の自由です。

 最後は読まれたいのか、書くだけでいいのか見極めが必要なのかも。

 わかっていても欲張りな私には決められません。


 目を逸らさず考えると、コアな読者様に刺さればいい!

 正解な気がします。


 でも、心臓に毛が生えてないと無理そうです……。

 心臓毛だらけになりたい!


 え? それ、死ぬって?

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る