第161話 ホテル・ムンバイ
インドのムンバイ・同時多発テロの映画です。
テロ当時タージマハルホテルが占拠され、人質になった宿泊客と、それをホテルマンとして救おうとしたスタッフ達の物語です。
なぜこれを書いたのかといえば?
昔々ですが、泊ったことがあるんですよ、タージマハルホテル。
初海外旅行でインドを選んだのもどうかと思いますが、本当に『初』だったので、日本と違い過ぎて受け入れ難かった、若い頃の思い出の地です。
ちなみに、以後は拒否反応的なものは一切なくなるんですがね。
あの頃と変わらない、ゴチャゴチャしたムンバイの様子が映し出され、なんか感慨深かった。
映画としては個々の宿泊客の動きやスタッフの動き、テロリストたちの動きをフォローする形で進みますが、一般人を容赦なく撃ち殺すテロリスト(下っ端実行部隊)達自身が、彼らに指示をする黒幕に騙されていたり(謝礼が振り込まれない)、この手の事件の悲しい現実というか、自分だけは安全地帯からあれこれ画策する人間の薄汚さのようなものも描かれています。
考えさせられる作品ですが、解放されたスタッフの1人が家族に再会するするシーンがラストにあって……
救いと取るべきか、非日常の日常化と取るべきか、今もわかっていない作品です。
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