蝶の快進撃
君はもしかしたら、自分のことを
世界にとって何の意味もない存在だ、
とでも思っているのかもしれないけど
そんな馬鹿なことは全然まるで本当に全くもってあり得ないことなんだぜ
その声、その文字、その言葉が
他人に影響を及ぼし世界に反映される
その一言、たったの一言が
世界を救うかもしれない
あるいは、世界を滅ぼすかもしれない
世界を救うことと滅ぼすことは同義だ
なぜなら“これまで”を壊して“これから”を作ることだから
“このまま”を終わらせることなのだから
だけど旧世界から新世界への変化は
なだらかなものでなければならない
今の世界にとって早すぎる存在は
消されるから
ただ一つ言葉を生み出すだけで
世界は変わる
表すことは決して無駄には終わらない
それが誰かに影響を与え力を与える
そして現実に反映され世界は変わっていく
道端の小石も世界を変えていく
音楽で世界は変わらない 世界を変えるのは政治
でも音楽は、誰かを救うことはできるかもしれない
だからこそ音楽は世界を変えられるのだ
なぜなら政治とは“誰か”の仕事なのだから
だから、もしもその“誰か”が君の影響を受けたそのとき
そう君が音楽で誰かを“救う”というのは
その人を“自分にとって都合のいい存在に変える”こと
だから君は世界を自分にとって都合のいいものに変えることができる
“だからこそ”いつか君は排除されるかもしれない
君はもうその道を選んでしまっている
そう音楽で世界は変えられる
ただし実際に変えるのは君じゃない
それは君の音楽を聴いたどこかの誰か
そうして世界は変わっていく
そこで、もしも“君”が、
自分で世界を変えようとしたとき
世界の“何か”は君を排除しようとやってくる
なぜなら世界とはあくまでもあるがままで
“それ”を崩すような強烈な力は––––
世界は君と地続きだ
世界と君はそれぞれ独立したものではない
世界に客観は存在しない
君が世界をどう感じているか、
それが世界の全てだ
信じられないかもしれないけど
君は今まさにこの世界を支えているんだ
全てが終わったときそれに気づくだろう
だからどうか“今”気づいて
君には世界を変える力がある
それは間違いないことなんだぜ
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