ごきげんよう、うわあ、物語の展開が、あまりにもリアルで怖さレベルがぐんとアップしました!
本当に地方史、地方の民俗学にありそうな、普段なら眉唾って思っちゃうような、でも探せば本当にそんな資料があるかもしれないと思わせるリアリティ。
御滝村が実多木だったり、飢饉の話だったり、カニバリズムの話だったり。
資料掲載の事項が事実かどうか別にして、そんな資料は確かにあるのだと思わせるリアリティが背筋を凍らせる物凄いホラー・テクニックに感動しました。
私もその日一日の出来事で、特に失敗したこととか疑問に思ったこととか、帰り道でついつい口に出ちゃうなんてよくあります。
誰かが近くにいて気付かなくて、聞かれたかも!? なんて顔を赤くすることも。
芙蓉さんもそんな感じかしらと思っていたら、知らぬうちに唱えているなんて、もう恐怖ですよね、自分も無意識の内にぬばたま様に侵食されてしまっているようで。
お前いいよな、は羨望と言うより、妬みとか嫉妬のような感じもしますよね。
妬みとか嫉妬、僻みならば、それが羨んだ人への悪意にすり替わるのかもと思うとやっぱりゾッとしました。
自分は当たり前のことだと思っていることが、そうじゃない人からは「どうしてあのひとは上手くやれるんだ」みたいなねっとりとした視線を向けられているようで。
作者からの返信
ごきげんよう、よかった……こういう肝心なところに迫る回はややもすると模擬的なネタ明かしになってしまって冷めないか心配でした。上手く機能したなら何より……!
くぉはらみたいに、僕ももともとこういう民俗学的な話は好きなので、ちょっと頭を捻ってそれっぽいものを書いてみました。いくつか伏線も散りばめておりますのでお忘れなきよう。
何気ない、無意識の行動に出てくるものってありますよね。『試着室で思い出したら本気の恋だと思う』のホラー版みたいな状況を考えてみました。
僕も一人反省会はよくするクチなんですが、あれ、やり過ぎると病むんですよね……お互いほどほどにしましょう。
「お前っていいよな」
言い換えると、
「いいご身分だな」
かな?
立場が変われば見えた、そんな何かを見たくて、羨むのかも。
引き続き楽しんでもらえますように!
事情通のくぉはら、文章書くの上手くてすごい。
作者からの返信
確かにくぉはら中学生とは思えん文章だな(笑)。
反省反省。