農福連携
「農福連携」
今回のテーマは「農福連携」です。
字面からピンとくる方はくるかもしれません。「農福連携」とは読んで字のごとく「農業と福祉の連携」を指します。もっと具体的にいうと、「生活困窮者や障碍者、引きこもりの方などの農業への参画促進」です。
なので、「農福連携」は、いわゆる一般企業に就職することを第一義とした社会復帰を必ずしも指していません。もちろん多くの農業者は個人経営もしくは家族経営で、法人登録している農業者(あるいは「農業家」と言うべきか)は数的にはそんなに多くないのが現状です。
そして、基本的に農業というのは作物の多くが機械化されておらず、定植・収穫・選別・出荷作業がいまでも人力で行なわれています(もっとも、主食である米を筆頭に、交付金対象作物は多くが機械化されておりますが)。ですので、「手作業」というのがかなりの割合で生じてきます。
自分もとある縁で手作業での定植を行なったことがあるのですが、当然ながら中腰メインの体勢がかなりきつかった思い出があります。終わったあとのビールが最高でした。
閑話休題。
そこで白羽の矢が立ったのが最初に挙げた方々らしいのです。
たしかに、しばしば並行型のマルチタスク能力や広範なコミュニケーション能力が要求される一般企業では、それらに困難を感じる人々は就職等が阻害されがちです。かくいう自分も転職を何度か経験してきた身ですし、仕事をするにあたって仕事の性質や人間関係などの「合う」「合わない」にはかなり敏感になっています。
外国人実習生に対する違法労働を筆頭に、農業界が抱える問題は山積していますが、新聞などを読むと成功事例も多々あるのが「農福連携」のようです。担い手不足こそが過重労働や違法労働の要因と考えると、マッチング次第ではかなり上手くいくやり方なのではないかと思います。詳しく知りたい方は「農福連携」でぜひ検索してみてください。
新規参入の難しい業界ではありますが、食料供給面での不安も増大していく昨今、農業界の改善活性化が望まれます。
ところで、自分はこれを題材にした長編作品をひとつ考えているのですが、まだネタ段階で書くかどうかも定かではありません。個人的にはかなり、書きたい気がします。
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