第27話 カクヨムコン8終わってないけど総括するPDCAな人

 カクヨムコン8も後半戦ということでここで一旦総括します。話はあくまで異世界ファンタジーの場合です。


■ランキング連荘を制するには


 カクヨムコンは二週目から週間ランキングが始まります。これの一枚目に掲載されると流入がどーんと増えます(異世界ファンタジーの場合)。一枚目掲載ボーダーラインは「★とフォローの増加分が一週間で200」ぐらいと推測されます。これは12/15日に週間ランキング101位だったとき、直前一週間の増分が197だったので合っているはず(最近はもうちょっと低下して180切っている模様)。一日あたりにすると26から28.5ぐらい。


 そして、なろう・・・もそうですがカクヨムも「ランキングに載っている小説を読む」人が多いので「ランキングに載っているからランキングに載る」という状態になります。そう、連荘です。私の場合も週間ランキングの一枚目(下のほうですが)に載っていたときは日々の流入数(第一話のPV増加数)が平時の5倍から10倍になってました。上位ならもっとすごいでしょう。


 また、日間ランキングのTOP100に入っているとTOP画面のランダム表示に掲載されます(9/800の確率)。これもそれなりの流入数に繋がります。


 なのでカクヨムコンを制するには「とにかく一度ランキングに載る」ということになりますね。


 この週間ランキングに載るのが至難の業ですが、新作タイトルの場合、ランキングには新作補正がかかるので掲載されやすくなります。またカクヨムにはオレオ効果があるので「話数が少ないほうが有利」です(オレオ効果については検索)。この辺考えると、最適手は


「12月の2週目か3週目に新作を出して週間ランキングにランクインさせて逃げ切る」


だと思います。今更遅いですけど。


 一方、フォロワーが既に多い既存作の長編はうまく★が偏って付いてくれればそこからのランクイン→連荘の可能性がありますね。


 一番微妙なのがカクヨムコンちょっと前に連載開始して新着補正が付かないしフォロワーも少ないパターン。それと12/1に始めたタイトルもランキング始まった時にはせっかくの新作補正がなくなってます。どうせ始めるなら2週目だと思います。


 またカクヨムコンに新規で出すタイトルは普段以上に「最初の3話ぐらいで★をもらえるストーリー展開」でないと新作補正を取り損ねる事になりますね。普段以上に最初が肝心。初日のうちに★がもらえそうなところまで公開した方がいいですね。


 ちなみに妹ダンは開始が9月なのでかなり微妙なタイミングでした。私の場合は幸運にも12月の一週目にスマホ版の”小説を探す”の先にある”話題の長編”に載ったので、ランキング掲載当初から一週間ほど一枚目に載ることができました(この”話題の長編”に載る基準は★の増加分?増加率?なんですかねいまいちわかりません)


 多分12月の二週目から第一部開始していたらぜんぜん楽だったはずなんですが、その場合カクヨムのことを何も知らない状態でのいきなりカクヨムコン参加で撃沈だった可能性も強く、結果としては現状でベストだったかも。



■連載中だけど内容について総括


 まだカクヨムコンも半分ですが、各話のPV(の減少率)およびハートのつき方から見た反省。


・話数に捉われない

 プロットの段階で話数に捉われてはいけない。話数を気にすると間延びしたりするので書いてからどうするか考えるべき。あくまでテンポを大事にする。冗長なら容赦なく削る。説明が長くなるならシンプルになるように設定を変える。


・うかつにキャラを増やさない

 これは作者の能力によりますね。二人を三人にすると6倍ぐらい書くのが難しくなります。しかも読者は細切れに読むので書き手の想像以上に読み手にも負担がかかります。


・読者へのストレス管理大事

 ファンタジーに読者が期待しているのはストレスが掛かって解消という流れなので、プロットよりむしろストレスチャートみたいなのを先に作るべきなのかも。そして次話に持ち越さない。


・話のテイストをうかつに変えない

 シリアスとコメディが混ざっているとどっちの読者も離れる気がします。WEB小説の特性として、作者のほうはフルコースとして作っていても読者は(ほかの作者の作品も含めて)一品ずつ食べているみたいなところがあるのかも。実際のところカクヨムコンで僕が★やレビュー入れてるのってシンプルで食味がはっきりした作品が多いんですよね。

 もっともWEB小説発の甘々ラブコメって本で読むと途中で飽きるんですよね。デザートだけ食べ続けるのも辛いものがあります。結局は媒体に合わせるしかないのかな。今回はコンテスト重視なのでまあ現状でよしって事で。


・・


 PDCAいろいろ反省踏まえて、第三部は第一部と同じぐらいの話数の予定です。日本に向けての完結編。

 第二部の後半と第三部、いましばらくお付き合いいただけたらと思いますのでよろしくお願いします。



■カクヨムコンに出して良かった点


 第一部の時はなろう2万PVなのにカクヨム5千PVでカクヨムあかんと思ってたのですが、今は逆転してます。むしろ、なろうのほうがどうしたらいいのかよくわからんというか、最初に一発勝負でランクインできないとダメな感じします。まあそれでもユーザー数多いのでそれなり(カクヨムに近い)人数は読んでくれているんですが、なんというかリアクション薄いんですよねなろうって。



■作者的に好きな話


第一部では

「21 どうして私が怒っているかわかる?」

https://kakuyomu.jp/works/16817139559030247252/episodes/16817139559131580476

 アキネーターな話


第二部ではもう公開したところだと

「69 川の神様」

https://kakuyomu.jp/works/16817139559030247252/episodes/16817330650500076971

 推理テイストな話


 このへんが好きな話です。割と話は凝ってるんですが付いたハートの数とは全く相関がないって言うかむしろ逆。うーん、まー。


――

次回は実況カクヨムコン40日目の予定


ということで、妹ダンよろしくお願いいたします!


―-

妹ダン〜転生チートで妹にレベル譲渡してダンジョンを攻略します!

https://kakuyomu.jp/works/16817139559030247252

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る