第16話 キャラクターが暴走してただキーボード打つ人

 そういえばもう一人妹がいたのでこの辺で追加します。ミニマルに主人公と妹だけだった世界が広がっていくところでナビゲーター役の妹2が登場となります。


 まずは妹2が出てくるところまで(8話まで。2万文字ぐらい)書いてみたんですけどね。書いてる時は「うーん、この後どうしよう」って感じでした。漠然とその後ダンジョンを見つけて潜ろうぐらいしか考えてなかったので。ところがそこから作者も思わぬ展開が。


 もともと妹2は世界のナビゲーター役として用意してあったので、主人公が世界に冒険に出た後に、何かあるごとに説明をさせる予定でした。

 ということでこの世界について物知りなエルフでしかもゲームにも詳しいオタクの転生者という設定にしたんですけどね。


 書いてみると、このナビゲーターが便利というか、妹2がいると話が勝手に進む。作者が考えていなかったところまで話がどんどん出来ていくのでそれをただキーボード打ち込むだけ。勝手に困って勝手に解決策を考えて勝手にやってくれる。なんて便利。とりあえず勢いで章を三つぐらい何も考えず書いてみました。


 とかやってたら、妹2と主人公だけで話が進んでしまうので、だんだんヒロインが突っ込みしかしないキャラに。それどころか妹2が主人公になり始めます。これはいけないという事で、作者サイドから妹2が解決できない問題を投入するなどしながらヒロインを支援します。頑張れヒロイン!


 この手の便利キャラが最強になっちゃう問題というのはよくあるようで、それ以外だと敵がかっこよくなりすぎ問題とかも聞きますね。作者がちゃんとプロットを考えてないのが悪いのでしょうがないのですが、プロットと言っても四話セットで新しい敵に挑んで10万文字超えたらクロージングぐらいしか考えてなかったので……すいません。でもWEB小説ってみんなそんな感じじゃないの?


 ちなみに今回の小説わりと伏線が多いんですが、これは半分ぐらいは後で使うシチュエーションを想定して埋め込んでますが半分は後から戻って書いてます。なので書きながらリアルタイムでWEBに出すのは無理なんです。あれやってる人凄いと思いますよ。


 次回、「だいたい書きあがってから今更反省するけどもう遅い人」に続く。


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 このエッセーは実は下記の小説のメイキングですのでよかったらこちらもどうぞ。続編も開始しましたので★・レビューいただけるととてもうれしいです。


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