第5話 小説の要求仕様策定を始める人
前回書いたように、僕は元々はSF研の人なので最初のページに地図があるような由緒正しいハイファンタジーで育ったんですが、それでも
WEB小説プラットフォームでコンテスト応募するわけだから、まずはWEB小説というプラットフォームを研究ですよ。
なろうやカクヨムみたいなWEB小説のいいところって気軽に読めるところ、そして読んでもらう側からすると、読者が無料だから気兼ねなく読むのをやめてしまうところが難点。ちょうど家庭用ゲームとスマホゲームみたいな感じ。
三秒ぐらい考えたわけですが、そういう刹那的な場所に向けて小説書くなら"なろう系"が一番向いているというか他のジャンルはハードル高すぎかなと。いやね、書きたくて書くならなんでもいいんですが、僕はコンテストで30万円稼がないといけないんですよ。
一応、あれだけ読んだラブコメってのもちょっと考えたんですが、もう若者の心境描写するのしんどいというかお弁当のだし巻き卵の塩味について細かく書く気力がない。それにそもそも今の中高生のリアルが全然わからない、という事でなし。
一方、古巣であるSFは旬じゃないということでやっぱりなし。やっぱりSFってネタ勝負みたいなところあるから、今時「ここはコンピューターの中だったんだ!」みたいなグレッグイーガンの35番煎じみたいなの書いてもねえ。
その点、なろう系は定型フォーマットに乗ることが読者も前提で、テンプレとのちょっとした違いを楽しむ侘び寂びみたいなところがあるから書きやすそう(偏見)。ファンタジーならリアルでなくても文句言われないし。
ところで、僕が小説を書こうと思った理由はもう一つあって、この時点で500冊分以上の
今みたいに小説を書く側になってみると、もう無限にある他人様が書いた小説の山に埋もれて眩暈がするわけですが、当時は読む側だったので、ランキング見て、おススメ見て、あと気になるワードで検索して、とやっていても、だんだん新しいのが見つからなくなるんですよ。なろう系って意外と少ないんだなと思いました(後にぜんぜんそんなことないことが判る)。
まあその時は自分好みの小説を読みつくしたかな感があって、こうなるとしょうがないから自分で読みたい小説を書くしかないかと。パンがないなら自分でケーキを焼けばいいという気持ち。
ということで、自分の読みたい「なろう系」の小説って結局どういうものなのか考える事にしました。少なくとも自分が面白い話と思うを書けば誰か一人ぐらいは面白いと思ってくれるだろうと。
さてここからまずは要求仕様を策定ですね。次回、小説の開発を始める人。
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筆者の書いた小説「妹ダン〜転生チートで妹にレベル譲渡してダンジョンを攻略します!」も読んでレビューいただけると嬉しいです!(続編待っている方もちゃんと書いてますので安心してください)
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