第23話三神悟の準備『裏』

新作「俺が電車事故から命をかけて守った女子高生と結婚して幸せになるまでの話」

の方もよろしくお願いします!


ようやく、悟が登場です!!


さて、今回の話では『表』に続く話で課外活動前日までの彼がどう動いていたのか。が分かります。


そしていよいよ、次の話から課外活動当日の話が始まりますのでよろしくお願いします。


では、本編をどうぞ!!


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京都の観光ルートについての話し合いが終わった翌日の早朝、


俺は引っかかる点を本家の諜報員を使って、調べることにした。


それから少し時が過ぎて、、、、


碧とデートが終わり、

電車で帰宅途中のことだ。


俺のスマホに1件の文書ファイルが、送られてきた。


そこには、予想通り小林という生徒が俺の命を狙っているものたちの仲間の可能性が高いという旨の報告が書かれていた。


それを素早く確認した俺は、横で気持ちよさそうに寝ている碧を起こさないように、メールを送る。


送り先は、犬上家だ。

昼頃に捕らえた2人組に関連するかもと思い先程の情報を送る。


結果から言えば、そのとおりだった。



犬上家からの報告と、さっき電話していた遼の情報から、ほぼ100%、京都で何かしらの襲撃を企てているだろう。



そして、意図的に雪希奈と遼を俺から隔離される徹底ぶりだ。


十中八九、狙いは俺だろうが、普通に考えるなら、周りの奴らが先に狙われる可能性が高いだろうか。


なにせ、純粋に殺し合いになれば、、、



俺と殺り合える奴は世界に1人とていないのだから。



だからこそ、

万が一のために俺は親父を頼ることにした。



先に言っておくが、俺と親父は決して仲が悪いわけではないと思う。

むしろ、世間的に見れば良い方に分類されるだろう。


だが、それは『家族』としてだ。


『仕事』になれば、親父は俺を道具としてしか見ていない。


そんなことを考えていると、、、


親父から連絡が来た。


「もしもの時は、戦闘を『許可』する」


と、短く簡潔なメッセージが。



これで、俺は文字通り『戦える』ことになった。

それに加えて、

俺が抱える本家の戦闘部隊『タスクフォース』も配備させることにした。


一方、遼の方も何人か護衛を寄越してくれるらしい。


これで準備が整った。



ーーーーーーーー


〜課外活動前日〜

放課後、俺は碧には内緒で雪希奈を呼び出した。


碧の方は何やら七瀬と予定があるとの事だったので、思いのほか容易に呼び出すことが出来た。


呼び出された雪希奈は、俺の表情を見て、


それまで普通の女の子のような表情を

『仕事モード』に変える。


「さっそくだが頼みたいことがある。

明日、恐らくだが俺を殺す目的で襲撃がある可能性が高い。」


「、、、、、そうなのですか。

ということはそれで私が悟様の護衛を担えるということですか!」


「いや、そうじゃない。

親父から、俺は戦闘許可を貰っている。

意味はわかるな?」


「、、、はい。

つまり、当日有事の際は悟様ご自身で碧さんと自分を守るということですね。」


「そういうことだ。

それで、

雪希奈に頼みたいことなんだがーーーーーーーーーーー。頼めるか?」


「そのご命令承りました。

もしもの時は、必ず遂行してみせます。」



「頼む。それと、明日に限りだが、

雪希奈、いや、『タスクフォース』2番隊隊長雪希奈1級戦士に三神悟の名において戦闘を許可する。」


「確かに許可を受託しました。拝命を承ります。」




こうして、俺の準備は全て整ったのだ。



だが、俺は甘くみていた。

敵の俺に対する憎しみの深さを。



そして、明日起きる日本全体を揺るがす大事件を、、、、、、、



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


いかがでしたか?


ここで、ようやく『三神家』の秘密をひとつ紹介することが出来ました。


雪希奈がなんとなんと、1級戦士。


1級戦士とは単独で一個中隊を相手にできる位の強さを持ちます。


まあ、言うなら人間離れしたバケモノですね。


その上を行く悟の強さとは、、、、


そういう所も楽しんでくれると作者は嬉しいです。


さて、次回からようやく課外活動が始まります。

日本を揺るがす大事件とは、、、、


ぜひ期待しながらお待ちください!

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