第22話 荒川遼の場合

新作「俺が電車事故から命をかけて守った女子高生と結婚して幸せになるまでの話」

の方もよろしくお願いします!!


今日3話目の投稿です!


今回の話では、荒川遼にスポットを当てた話です。


雪希奈たちと京都の回る場所を話し合ったところから始まるのでご注意ください。


では本編をどうぞ!


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


京都の観光スポットについて話し合い、解散したあと、、、


オレはひっかかることを確かめるために動き出すことにした。



オレは早速、親父に電話をした。

「どうかしたか?」


「少し気になることがあるのですが。」


「何かあったのか?」


「はい、恐らくですが俺のクラス内に奴らの密偵が紛れている可能性があります。


先程、課外活動について打ち合わせをしていたのですが、うちの班の男子生徒がスマホを見つめた後、急にそれまでの意見を変えようと言いだしまして、、、」



「なるほど。

それだけでは確信とは言えないが、お前が気になるというなら、信憑性はあるな。


わかった、その男子生徒の情報を教えろ。

すぐに、調べさせる。

他になにかあるか?」



「はい。それとこの情報を彼と共有する許可を頂きたいのです。」


「わかった。許可する。

その情報を伝える時に、我が家はどんな協力も惜しまないという旨を伝えてくれ。」


「了解しました。」


ーーーーーーーーーーー

次の日になり、オレは悟に電話をした。


「ーーーーってことだから、そっちも注意をしておいてくれ。」


「わかった。情報提供感謝する。

それと、こっちはもう、今日の昼頃刺客と遭遇している。もちろん捕らえてあるが。」


「なに!? 襲われたのか?」


「襲われたというか、誘ったというか、とりあえず碧には気づかれないように対処した。」


「はぁぁ、、よかったよ。

そちらに何かあれば俺の命はないしな。」


と苦笑いをしながらオレは答える。


そして続けるように言う


「てことは、十中八九京都で何かしら襲撃があると考えた方がいいかもな。」



「そうだろうな。俺も最大限警戒する。

そっちには雪希奈がいるだろう?


お前の情報通り、小林が敵のスパイならこっちの班にも紛れている可能性が高い。


なにせ、観光ルートを決めたのはお前たちと同じ日だ。

そんな都合よく変更するとは思えない。


恐らく、遼と雪希奈を俺から離すのが目的だろうな。」


「俺も同意見だ。

当日はうちの家から何人か護衛が悟たちと俺たちの班のの近くに待機する予定だ。」



「了解した。

こっちでも、いくつか対策は立ててある。

もしもの時、一般人の避難はそちらに任す。」



「任せろ。そっちにはこちらの手練を向かわせるから、万が一はないと思うから安心しとけ。」


「そうだといいんだがな。」



どこか、不安な様子でそうつぶやく悟。



ーーーーーーーーー


喫茶店をでて、急いで路地裏に走りどこかに電話をかける佐藤。


会話の内容からして、内通者に違いなかった。


やはり、悟の読み通り内通者は2人いた。



電話相手は不明。


ただ、悟に憎しみをもつ〘 一宮家〙の分家が関わっている可能性が高い、とのことだった。



それからオレは内通者に勘づかれないように、相手の同行を探りつつ、課外活動まで準備するのだった。



恐らく、奴らが関わっているのなら、オレが悟たちの近くにいるのは、かえってよくない。



ならば、俺に出来るのは雪希奈ちゃんを含めたみんなを襲撃してくるであろう奴らから守ることだ。


そう胸に誓うのだった。



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


いかがでしたか?


なんと遼と悟はスパイに気づいていた!


対策バッチリの悟たちにどのような計画を立てているのか!?


ぜひ期待しながらお待ちください!


面白い!続きが気になる!と思った方は、応援メッセージ、フォロー、レビュー、星等々よろしくお願いします!


さて、次回は悟の準備『裏』です。


  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る