第21話上村海人と佐藤健太の場合

新作「俺が電車事故から命をかけて守った女子高生と結婚して幸せになるまでの話」

の方もよろしくお願いします!!


3話目の投稿です!

なんと、1.5万PV達成することができました!

これからも、応援、レビュー、フォロー等々よろしくお願いします。



さて、今回は結構重要な話かも、、?


では本編をどうぞ!


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(上村海人 視点)


俺、上村海人は、身長は180cmあり、筋肉もそれなりにあって、勉強もある程度でき、

客観的に容姿も整っており、

サッカー部に所属していて、1年ながらレギュラーにも選ばれている。



そんな俺だが、今深刻な問題に会っている。




それは、好きな人にどうアピールするかとう言うことである!!!



好きな人とは、我クラスの委員長こと、

高村優愛である。



子供の頃からサッカー一筋で中学の頃から恋愛には興味あったものの、なかなか気になる女子がいなかったのだが、、、、、




入学式で彼女に一目惚れしたのだ。



勇気を出して、何度か話してみたり、一緒にクラス委員になったりと、それなりに親密度は高くなっていると思う……


そして、なんと課外活動で同じ班になる事が出来た。これは運命だと思い、どうやって彼女にアピールするかを考えているのだ。



それを相談するため、俺はある人物と待ち合わせをしていた。



その人物とは、佐藤健太。


身長は165cmくらい、見た目は冴えない感じで、丸眼鏡をかけていて、周りから見れば陰キャのように思われるが、健太とは小学校からの友達で親友だ。



そうして、健太を待っていると、、、


「お待たせ。遅れて悪いな。」


と、軽く謝りながら健太が待ち合わせ場所に来た。


「いいよ、気にすんな。それに、俺が無理に呼び出したのに来てくれてサンキューな!」



「あぁそう言って貰えてよかった。

さっそく適当に喫茶店でも入るか。」


「そうだな。近くに上手い喫茶店あるからそこにしようぜ。」



そう言うと、俺たちは喫茶店に着き、


注文したものが運ばれてきて、


「それで、相談したいことってなに?」


コーヒーを軽く飲むと健太は俺に向かいそう言った。


「ああ、今から話す。

俺さ、今好きな奴いるんだよ。そいつにどうアピールすればいいか迷ってて、、、」



「まさか、僕に相談したいことって、、、」


「そうだ。俺がどうアピールしたらいいかを考えてく、、、、」



「ムリだよ!!僕に彼女いた経験ないし、モテたことすらないんだよ??」


半ば半ギレの勢いで、健太は言う。



「そこをなんとか頼む!

一緒に考えてくれ!俺も恋愛経験ねえーからさどうすれば良いのかわからなくてさ。」


「はぁぁ、、、、。わかったよ。

でも、一緒に考えるだけだよ。それで、海人の好きな人って誰なの?」



「、、、、、、か、、ら、、、あ」


「聞こえないんだけど、、、。」


「だから、高村優愛だよ!」


思わずでかい声を出したせいでほかのお客さんに、こちらに視線を向けられる。


それに気づき、軽く謝って、


「高村さんか。あ、そういえば次の課外活動で一緒の班だよね?

それで、僕に相談したの?」



「まあ、それも理由の一つだ。」


クラスでは、リーダーのように振る舞っているため、他のやつにこういう相談をするのは恥ずかしかった、というのは内緒である。



「それで、俺はどうすればいいとおもう?」



「そうだね、、、まず班行動中にどうにか2人っきりになることだよね、、、、。」


「まあ、それも考えたんだが、告白はまた別の機会にしようと思ってる。」



「そうなんだ。てことはそのために高村さんとさらに親密度を図りたいと?」



「まあ、そういうことだ。

でも、当日、高村と一緒に七瀬がいるだろ?だから2人で話す機会がないんじゃないかって、、、、」



「それなら問題ないよ。」


確信しているかのように即答する。


「どうしてだよ。」


俺の返答に一瞬驚いたそぶりをしつつ、


「、、、、、えーと、七瀬さんは花澤さんとも仲良いから、当日ずっと高村さんと話しているってわけにはいかないとおもってさ。」


動揺を隠すかのように言う健太。



「それならいいんだけどな。

それでやっぱり、2人で話す時になんかあいつが好きな話題とか出したほうがいいかな。」


「うーん。それでいいと思うけど。

楽しく話せればなんでもいいと思うよ。」



「それじゃあ、アドバイスになってねえよ。」


と笑いながら俺は言い返す。


それから、俺たちは当日どうしていくかを2時間かけて話し合った。



そろそろ、お店を出るかと思っていると、


突然、健太のスマホが鳴り、


画面を見た健太は、どこか焦っているかのような表情で、


「ごめん。そろそろ帰らないと、、、」


「ああそうだな。長いことあんがと。

ここは俺の奢りにさせてくれ。」


「こちらこそ。ありがとう。ちょっと急ぎの用事が出来たから先に帰らせてもらうね。」


そう言うと、健太は小走りで店を後にした。




この時の俺は、まさか課外活動であんな大事件が起こるとは想像もしていなかった……




ーーーーーーーーーーー

(佐藤健太 視点)


僕はお店を出ると、すぐに人気のない裏路地に入って電話をかける。


「作戦通り、上村を例の彼女と接近させることが容易かと。

これで、被害人数を最小限にすることが可能になりました。」



(???)

「報告ご苦労だったな。

こちらも概ね順調にいっている。

まだ、対象には勘づかれてはいないな?」


「はい。そういったことは見受けられません。当日は花澤の他に七瀬をできるだけ近くにいる状態にするように心がけます。」



「ああ、それでいい。

あいつには足枷が必要だ。

できるだけ親密な足枷がな。

これからも十分警戒して潜入せよ。」


「承知しました。」


そう言うと、電話は切られた。



これでようやく憎きアイツを始末できる。


俺の親父を見殺しにしたアイツを、、、、



俺は満月の綺麗な夜空にそうつぶやくのだった。





ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


いかがでしたか?



なんと裏切り者は佐藤健太です。



健太に命令していた人物とは

一体誰なのか、、、、


そういったところも注目しながら、読んでくれると面白いと思います。



続きが気になる!面白い!と思われた方は、応援メッセージ、フォロー、レビューのほどよろしくお願いします!



さて、次回は荒川遼のお話です。


お楽しみに!



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