第20話島田風花と西谷みぞれと駒井雪希奈の場合
新作「俺が電車事故から命をかけて守った女子高生と結婚して幸せになるまでの話」
の方もよろしくお願いします!
本日2話目です。
予定ではあと2話〜3話投稿したいと考えていますので、よろしくお願いします。
今回は島田風花目線でお楽しみください!
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私、島田風花は恋をしている。
私は自分でも見た目がとても派手で、
世間ではギャルと呼ばれる風貌だけど、、、
、、、、中身は生粋の乙女なんです。
付き合う以前に今まで好きになった男の子すらいません。
でも、見た目がこんな感じだから、他人からは、ビッチだとか遊んでるとか言われるけど、ただただ普通に恋愛して、付き合いたいと考える一般の女子高生なんだよね、、、
この秘密を知っているのは、
腐れ縁と言ってもいいほど小さい頃から一緒の西谷みぞれ 、だけです。
そんな時、クラスでコミュ障全開でどうしていいか分からなかった時に私に声をかけてくれた人がいた。
それが私の好きな人、荒川遼くん。
気配りの仕方とか、何気ない仕草とかがもう私のどストライクだった。
いつも最後はビビって逃げてしまう私がみぞれの力を借りつつ、課外活動で同じ班になることが出来た。
そして、今私はみぞれと雪希奈と3人で作戦会議をしているのだ、、、、
「それで、私と雪希奈が協力して、風花と荒川をくっつければいいんだよね?」
ジュースを片手に、みぞれが言う。
「まあ、そういうことなんだけど、、
ぶっちゃけ、あんまり自信ないんだよね」
と不安を私が口にすると、
みぞれが口を開ける前に、
「ご安心ください!この雪希奈が全身全霊をかけて、島田さんと遼さんをくっつける手助けをさせていただきますよ!」
どこか幼げな笑顔を浮かべながら雪希奈がそう言う。
これは、私も腹くくるしかないよね!
「うん!そういうことなら私も頑張ってみるよ!」
「一緒に頑張ろー!」
「「「 おーー! 」」」
「とは言ったものの、どうするれば。」
私が何となく思っていたことを言う。
「例えば、上手く2人になるタイミングで私と雪希奈がほかの男子2人を連れて行くとか?」
「、、、、、そうですね、シンプルに考えるとそうなりますね。あとは上手いくらいに少し別行動の時間を設けるとかですかね。」
「確かに、荒川って結構鋭いところあるから、風花が正面から誘った方が案外イケるかもね。」
「私が!? ムリムリ!
ただでさえ、あいつの前で話すの緊張するのに、、、」
2人とも意外そうな目で見つめてくる。
「へぇー、そうなんだ。私からしたら普通に話してるように見えたけど。」
「そうですね。私もあまり違和感はありませんでしたよ。」
「とにかくムリだよー!」
「じゃあ、当日男女ペアで回るってのはどう?それだったら風花が荒川と一緒になっても偶然を装えるよ!」
「それいいかもです!
あらかじめ、遼さん以外の人に言っておけば、確実に2人きりになるチャンスは増えますし、、、」
「、、、、、それなら。
でも、みぞれと雪希奈は大丈夫なの?
それって逆に言えばそっちも2人きりになる可能性があるってことでしょ。」
「私は大丈夫!なんたって合気道してたから、奴らが変なことをしたらすぐに制圧してあげるよ!」
「私も多少心得があるのでご心配なく。」
「いやいや、そういう心配じゃな、、、」
私の言葉を遮るように、
「では、早速小林と遠藤に連絡するね。」
とみぞれが言うと、スマホを操作して、2人に連絡をしたようだった。
「あれ!?小林、もう返信きたよ。あいつ返信するの早いねー。」
と、驚くみぞれ。
「どうやら、協力してくれるらしいよ。
遠藤の方も多分大丈夫だろうってさ。
良かったね、風花。」
「そうだね。あとは当日私が上手くやるだけだ。」
「何かあれば、頼ってくださいね。」
と優しく声を掛ける雪希奈。
「ありがとう、そうさせてもらうね。」
しばらくして、遠藤からも協力するという旨の連絡が来て、課外活動前日に、
みんなで集まり、仕掛け入りのクジを引いて、お互いにペアを決めたのだった。
ペアは次の通り。
島田風花ー荒川遼
駒井雪希奈ー小林圭
西谷みぞれー遠藤悠斗
になった。
こうして、裏で私たちの作戦は動き出したのだった……
そして、前日の夜、私は月の綺麗な夜空に向かい、明日の決意と彼への思いを改めて実感するのだった。
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いかがでしたか?
みぞれについて、あまり書けませんでしたが、彼女は今後とてもキーパーソンになる予定なのでお楽しみに!
これから、風花の恋はどうなるのか!?
というところも注目してくれると嬉しいです。
続きが気になる!面白い!と思ってくれたら、フォロー、応援、星、レビュー等々よろしくお願いします!
さて、次回は上村海人と佐藤健太のお話です。
次回で重要な展開が待っておりますので、どうぞお楽しみに!
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