第19話七瀬環奈と高村優愛の場合

新作「俺が電車事故から命をかけて守った女子高生と結婚して幸せになるまでの話」

の方もよろしくお願いします!!



1.4万PV達成することが出来ました。

今後は、星100を達成を目標にしつつ自分のペースで頑張っていきます。


よろしければ、星、レビューのほどよろしくお願いします!


さて、今回は環奈、優愛の2人のお話です。


これから約4話かけて、それぞれの人物の紹介を含めつつ、課外活動までの準備のお話をさせていただきます。


それに伴い、今日中にできるだけ多く投稿したいと思っていますので、そちらもよろしくお願いします!


では、本編をどうぞ!


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


私、七瀬環奈は現在、



今世紀最大の山場を迎えている、、、



それは、課外活動でどんな私服で行くかである!!



昨日、岩波先生が課外活動は私服で、ということを言われてからというもの、


私はずっとどの服で行くかを迷っている。


なんでって?


だって、好きかもしれない人と一緒に京都まわるんだよ?


ちょっとでも、私のことを可愛いって思って欲しいじゃん!!


まあ、彼には既に付き合ってる人いるし、それが超有名な女優とか、、、、



全くもって勝算はないけども、、、、

だからこそ!

私は、『彼女』と言うよりも彼の『親友』になるために頑張ると決めたの。



だって、あの日見た彼のかっこよさを忘れることが出来なかった。

こんな男性と一緒にいたい、そう強く思ったの。


というわけで、、、、、


今、私の目の前には、私の一番の友達である高村優愛がいる。



私が悩んでいることを彼女に言うと、、、


「ーーーー」


超ドン引きされてしまった。



「彼女持ちに近づくとかありえないよ。

諦めて、次の恋を探した方が、、」


と説得される始末である。


「可愛いと思ってくれるように努力するだけじゃん! もうとっくの昔に彼女になることなんて諦めてるよ!!!」


という感じに言い合いになってしまった。



それでも、最後は私のために真剣に相談に乗ってくれるとてもいい友人だ。



「それで、どんな服で行くかを迷ってるんだよね?」


「、、、、うん。だって同じ班にあの碧ちゃんがいるんだよ?

てきとうな服で行っても全然ダメでしょ?」


「もう既に、考えがアウトなんだけどね、、、、まあ、何個が候補を作って平日のうちに三神くんの好みを聞いて決めるとかは?」



「えー!?、本人に聞くとか無理だよー。」


「じゃあ、一周まわって碧ちゃんに聞くとか、、、、はダメだよね、」


と苦笑いしつつ彼女は言う。


「それじゃあ、私は自分の彼氏を奪おうとする泥棒猫みたいじゃん!」


「まあ、そうなるね、、。」


「雪希奈ちゃんに相談すれば?」


「さっきしようと思って連絡したんだけど、どうやら島田さんと約束があるらしくて、、」


「あちゃー、それは仕方ないね。

でも、そういうことなら、課外活動までに雪希奈ちゃんにそれとなく聞けば?」


「やっぱりそうだよね、、、。

わかった。それとなく聞いてみるね。」


「私も協力するよ!」


ーーーーーーーーーーー


そう言って、私たちは課外活動がある週に差し掛かった。


授業の合間に、私と優愛は雪希奈ちゃんに彼がどんな服装が好みかを聞いてみたが、


「申し訳ありません。

悟さんがどんな服装が好みかは存じ上げません。そういう事でしたら碧さんの方が詳しいかと、、、、」



と言われてしまい、困っていると、

教室に入ってきた碧ちゃんが何か面白いものを見つけたかのような様子で、


「なになに!さっき私の名前呼ばなかったー?」


「はい、なんでも、環奈さんが悟さんの好みの女性の服装を知りたいだとかで。」


どこかこちらを観察するかのような眼差しをむけて、

「へええ、、悟くんの好みねえ、、」


「、、、、別に特別な意味はないんだけどね、、、ただ気になっただけというか、、」


「あはは、、そうなんだよ

決して、変な意味じゃないと思うよ、、」


私の発言に優愛もそうフォローする。


「、、、、、、そうなんだね。







なーんだ、悟くんの好みの話ね!


そういうことなら、私におまかせを!

彼があっと驚くように私がプロデュースさせてもらうよ!」




、、、、、、、へ!?

普通なら怒ってもいい所なのに、


「えーと、ほんとにいいの?」


あまりの驚きに思わず私はそう言ってしまう。


「うん!

それにもし、彼が環奈ちゃんに取られてしまうことがあったなら、それは彼が、あなたを私よりも魅力的に思ってしまっただけのことだもの。

その時は私が負けたってことであなたを責めるつもりはないよ、、、、、、

それに、、、、あなたが彼を好意的に思ってくれることがとても嬉しい、、、

その事に協力できるなら私は何でもするよ!!」



私と優愛は、碧ちゃんの発言にただただ呆然とするだけだった。




ーーーーーーーーー


まあ、そういうこともあり、2人の協力のおかげで、準備は完璧!



あ、それと優愛の方も私の本気を見てか、

彼女も気になる異性に振り向いて貰うため、

碧ちゃんにアドバイスをもらっていた。



その気になる異性が、上村くんってことは内緒ね!


さあ、明日の課外活動、彼に可愛いと言って貰えるように一緒懸命に頑張ろう!



ーーーーーーーーーーーーーーーーーー



いかがでしたか?


久しぶりにシリアス展開なしで純粋にラブコメっぽい雰囲気になりました!


七瀬の健気さを少しでも感じてもらえれば、作者としては嬉しいです。


徐々にカップルができて、、、

七瀬も幸せになるのか、、、?


そういうところも注目してくださいね!



さて次回は、雪希奈とみぞれ、風花の3人のお話です、、、、


お楽しみに!!



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