第18話 休日のデートと小手調べ

新作「電車事故から命をかけて守った女子高生が俺と結婚して幸せになるまでの話」

の方もよろしくお願いします!!


今回の話は予告の通り、

悟と碧のデートです!!


この作品は、ラブコメ(作者的には)なのでしっかりと甘々系も入れていきたいと思います。



では、本編をどうぞ!

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休日の土曜日、


碧と俺はショッピングモールに来ている。



事の発端は昨日の夜、、、、

「そういえば、先生がおっしゃっていましたが、課外活動では私服が認められているそうですよ。」


洗い物をしていた雪希奈が俺たちにそう言った。


「えー本当!?

じゃあ新しく洋服買わないと!!」


「碧は十分服持ってるだろ?

そこから決めればいいじゃないか。」



呆れたかのように碧はこっちを向き


「私の洋服じゃなくて、悟くんのだよ!」


「俺はてきとうに着ていくから大丈夫だ。」


「悟くん、、、、外出用の洋服もってないじゃん。」


「さすがに持ってるさ、ジャージなら3着持ってるから。」


「、、、、それっていつもトレーニングの時に着るやつだよね?

みんなで遊びに行く時の服1着も持ってないよね、、?」


有無も言わせない迫力が彼女にはあった。


「まあ、それは無いけどだいじょ、、」


「てことで、明日悟くんの洋服を買いにデートしようよ!」


「そういうことなら、私は遠慮させていただきますね。ちょうど、島田さんとの約束もあるので、、」


と二人の間でどんどん話が進む。


「えーと、そのデートに拒否権って、、」


「 「 ありません 。 」 」


ですよねー、、、、


ーーーーーーーーーーーーー


とういうことがあり、

半ば強制で来ているわけだ。


「じゃあ、さっそく洋服を見に行こっか!」


「、、、、わかったよ。」


どうして、俺がこんなに乗り気じゃないのには理由があるのだ。


それは、、、、、、、、



碧が洋服を買いに行く時、最低でも半日、長ければ一日の間、俺は彼女の着せ替え人形になるからだ!



「悟くん!これとか似合うかも!」


と嬉しそうに流行りの洋服を持ってきては次々に着替えさせられ、


「んー、やっぱ待ってね、、、

こっちの方が似合うかも、、、次はこっち着てみてー。」


という感じに既に洋服店を8店舗制覇しかけていた。


次の洋服店に移動中のことだった。


「!!!」


俺たちの後ろから視線を感じた。


碧は気づいてなさそうだ。


「なあ、碧。そろそろ1回休憩しようか。」


「、、、むむむ。

まだ大丈夫と言いたいけど、トイレ行きたいかも、、、」


と不本意な表情をしながら言う。


「早いうちに行ってきた方がいい。

俺は適当に飲み物でも買ってくるよ。」



「わかった。私はミルクティーでお願いね。」

と言うと早々とトイレに向かって行った。


碧がトイレの列に並ぶのを見届け、、、



ーーーーーーーーーーーーーー


「何をしてるんだ?」


俺は近くの雑貨店に入るふりをして、

俺たちを監視していた2人組に気づかれないように近づきそう言った。



「「!?」」


2人組の男、一方はサラリーマンのようなスーツ姿の男、もう一方は着飾ったような小汚い男だった。


「なぜ、俺たちをつけていたんだ?

お前たちはどうせ下っ端だろ?

誰からの差し金だ?」


俺は必死に殺意を押し殺しながら言った。


「「ーーー」」


それでも、彼らは口を開かない。

どうやら、そこら辺の素人ではなさそうだ。


そうこうしていると、

サラリーマン風の男が、

「教えてやってもいい。

俺たちについてきてくれさえすればな。」


どこか俺を挑発するかのようにそう言った。



「わかった。早くしろ。」


そう言うと、2人とも頷き、ショッピングモールの地下駐車場に向かった。



「それで?ついてきたんだからさっさとお前たちの雇い主をおし、、」


そう言おうとした瞬間、


乾いた銃声が聞こえた。


咄嗟に俺は顔を逸らした。


俺の頬に一筋の血筋ができた。




「ちっ!1発で決めろよ。」


「いや、この距離で俺が外すわけないだろ!」


二人の男は俺に警戒しながら言う。



「、、、、、バケモノが。」




久しく聞いていなかったその言葉に

俺はつい口角が上がる。



銃を持った小汚い男が再びこちらに銃を向け発砲する。



それをことごとく俺は避ける。


男たちに映る俺の目は蒼眼に薄暗い暗闇を照らしていた、、、、、、







「ふん、不意打ちを失敗して、俺を正面から殺せるとでも?

舐められたものだな。情報が欲しいから生かしてはやるが、覚悟しろよ?」






ーーーーーーーーー


数分後……




俺のそばには、気絶して横たわっている二人の男がいた。


俺はすぐに、本家の者に連絡し2人を回収した。



どうやら、本当に俺とことを構えたい奴らがいるようだ。


まあ、

碧に危険を及ぼす者は全員抹殺するまで。




ーーーーーーーー



急いで俺は碧の元へ戻る。


「遅いよー、さとるく、、、ってどうしたのその頬の傷。」


「あはは、さっき迷子の子供がいてな、親を探してたら急に泣き出して、抱っこしたら盛大に引っかかれてな。」


「もう!そういうことなら連絡してくればすぐに向かったのに、、、。」


「ごめんな。まあ、無事に見つかったから大丈夫だ。さ、気を取り直して買い物の続きをしようか。」


「うん!覚悟してよね!私に連絡しなかった分たくさん、悟くんの洋服選ぶんだから!」


そう言うと、俺たちは手を繋ぎ、次のお店に向かうのだった。



そして、家に帰ったのは夜の9時を過ぎる頃だった、、、、、、、、、



俺は改めて、碧に連絡を怠らない!と決意するのだった……




ーーーーーーーーーーー


雪希奈と碧が寝たのを確認して、俺はこっそりと外に出て、電話をかける。


ショッピングモールで捕らえた2人の情報を得るためだ。


「俺だ。何か分かったことはあるか?」



「はい。2人とも闇市場では有名な殺し屋でした。ですが、依頼主については知らないと一点張りです。」


「そうか。2人のこれまでの足取りと接触した可能性のある人物を調べてくれ。

後、何人かこちらによこしてくれ。」



「わかりました。直ぐに手配をさせていただきます。」



そう言うと、電話は切られた。



電話相手は〘 三神家〙の分家のひとつである犬上家の現当主 犬上藍琉 (いぬかみあいる)。

主に三神家の諜報及び、裏での仕事を統括している一族だ。

俺が手の届かない所の情報を調達してくれるプロ集団の一家でもある。



そんなことを思い浮かべながら、、、


満月の夜空を見上げながら、、、




さあ、俺に牙を向けるものたちよ。

俺の大切なもんを脅かす者は全て消す。



と決意する。



ーーーーーーーーーーーーーーーーーー


いかがでしたか?


ラブコメと言いながらイチャコラを出し切れない、、、、、、、


まあ、悟と碧は熟年夫婦のようなイメージをしながら書いているのですが。


この物語は限度を超えた超能力系は出ません。


あくまで、え?これ人間にできるの?って感じのギリギリで攻めていくつもりです。


面白い!続きが気になる!っと思われた方は、応援、フォロー、レビュー等々よろしくお願いしますね!



では次回ですが、、


課外活動まで残り1週間を切ったそれぞれのキャラの思い、行動の話を順番にしていきたいと思います。



個人的にですが、島田風花と荒川遼の恋を応援したいー!と思いながら書いてます笑


ではお楽しみにしてくださいね!

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