第7話

 そして……第2の目覚め。



 ロイド0ー37はベッドから立ち上がる。

 しかしドスンと尻持ちを突いた。

「あれ~?」


 ロイド0ー37は自分の体を見つめる。

 私はまたもロイド0ー37を立たせてやった。

 自分の体の重さを確かめるように踏みしめる。

 一歩、また一歩と歩き出す。


 前に見た光景と一緒だ。


 しかし……


 ロイド0ー37はようやくゆっくりとバランスを保ちながら歩けた瞬間、こちらを振り向いてにっこりと嬉しそうに笑った。

「やったぁ!」


 笑顔をこぼす姿を見て、私はロイド0ー37が真の完成形であることを知った。


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