第一話:なんか封印されてた

現在俺は王立大図書館にいた。


隅から隅まで読んだはずなのにお父様からこっそり聞いた話によるとどうやらこの図書館では大昔にこの王国で大暴れして国を壊滅寸前までおいやり、賢者によって封印されたらしい魔物がいるとかどうとかを聞いた。


...俺が封印したベラルタルだろうな.....。

何回かこの図書館で書物は見たがあいつのことだったとは。


俺が転生前王都で暴れていて睡眠妨害をされたから、なんとなく封印したのがまだいたとは...


俺はそう思いながら、お父様から借りた禁書庫のカギを挿して重い扉を開けた。


中には魔鋼で固められた本があった。


「ここから早く出しやがれええええ!!」


中から声が聞こえてくるなあ...。

まだこいつは生きていたのか。


俺はそう思いつつベラルタルが封印されている魔法を解除した。


「いよしゃあああ!!何が起きたかわからんがこれでまた自由の身だあああ!」


そう言って元気に飛び出してきたのは頭に角をはやした灰色の獣人のような姿のものだった。


「久しぶりだなベラルタル。元気そうじゃないか?」


俺は挑発的な言い方で喜んでいる悪魔を一蹴りした。


「あ?なんだ小僧。貴様が俺様の封印を解いたのか?感謝はするが俺様はここからさっさと出るんでね!」


そういうとベラルタルは封印前と変わらず、得意の魔法を繰り出してきた。


「さっさと死んでくれ、魔法圧力濃縮砲ベラールガン!!」


「やっぱりそうだよな..俺の姿を忘れているか。魔力盾シールド。」


俺はそう言うと100年ぶりの魔法で奴の得意魔法を受け止めた。


「????????????」


あいつはやっぱり100年前と変わらないなあ。

そう思いつつ?マークが顔に浮かんでいるベラルタルに言った。


「転生してるからわからないと思うが、まさか自分を封印した奴の顔を忘れたか?」


「ま、まさか...。シャドウさん!?」


やはりこいつは忘れていたようだ。


「て、転生をしていたなんて...。てか道理でおかしいと思ったんすよ!誰にも解けなかった封印をこんな奴が解くなんて!と思ったし...。」


「まあそんなことは置いといてお前はそう言えば古代魔法をわかっているんだったよな?」


「ああ、○○式とかのやつですか。あれなら国中が使ってますよ。なんなら俺が広めたし。」


こいつは...。


「ならおれにもそのやり方を教えてくれ。父上がいうにはギルドなどでも使われるらしいからな。」


そういうと俺は結界を張り、ベラルタルを待った。


「シャドウs...。」「今はアランだ。」


「アランさん。この式はそれぞれの属性に与えられるのですが...今のアランさんの属性はあまりおすすめはできません。」


「なぜだ?」


「炎の式なら【炎式】などがありますが、闇属性には式が古代よりないんですよ。」


「やってみないとわからないぞ?」


そういうとベラルタルはあきれ果てた様子で式の作り方を教えてくれた。


「なら今までに教えたことを応用して私と戦いましょう。」


何やら不適な笑みを浮かべているが、問題ないだろう。

「いいだろうかかってこい。」


そういうとベラルタルは術式を唱えていた。


「【魔式:獄魔門開ヘルゲート・オープン】!!今回は勝たせてもらいます!」


「【空式:■】」


そう唱えるとベラルタルの式は消され、その式が反射していた。


「??????????????????????????????」


相変わらず謎に?が多いなこいつは。


「なぜ..反射??え??」


こいつはまだ困惑しているようだ。


俺はその理解が終わるまで待つとしよう。


______________________________________

どうもunkownです。


親指をぴーらーでえぐってしまって病院行ってましたw


更新が遅れて申し訳ありません!


今回はすこし長めになってしまいました会話多めです。


次話もお楽しみにしていてください。


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最強黒魔導士が転生したので普通に過ごしていたら無双していた件 みさか/UN @misakaya

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