ー出会いー18

「春さん! それはマズいですよー、春さんも有名人なんですから、街中を一人で歩くのは危険なんじゃないですかね? 春さんを春さんの家まで送りますからー」


 そうゴーは言うとゴーのマネージャーにアイコンタクトを送る。 それに気付いたマネージャーは頷くのだった。


「僕のマネージャーもそう言ってますし、送りますよ」


 その誘いに少し春は考えると、


「では、お言葉に甘えて……」


 笑顔で答え先程と同じように春も車へと乗り込む。


 昨日、会ったばかりな二人。 こんなに早く親しくなるとは思ってはいなかったようだ。




 地球という場所に生まれて良かった。


 暖かい地球。 温かい人の温もり。


 何億という人々がいる中できっと君に会えたことは奇跡だよ。


 君に会えて本当に良かった。 いや、僕は君に会う為に生まれて来たのかもしれない。



『-出会い-』END


NEXT→『告白』

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