第44話 ダンジョンに行く準備をしよう
Eランクに上がったラッキー達はダンジョンに行くための準備を始めた。始めにギルドの中にある酒場で何を準備するか決める為に現状のお互いのステータスを確認し合っていた。
【ラッキー】
レベル: 05 → 10
力 : 60 → 110
体力 : 58 → 108
敏捷 : 55 → 105
器用 : 53 → 103
魔力 ; 52 → 102
運 : 520
【素質】:ゼンパン(デイリーガチャ・モンスターガチャ)
【素質】:剣術(剣術がうまくなる。)
【素質】:気配察知(人や魔物の気配をがわかるようになる。)
【素質】:料理(料理を作るのがうまくなる。)
【素質】:掃除(掃除するのがうまくなる。)
【素質】:踊り(踊りがうまくなる。)
【素質】:計算(計算速度が速くなる。)
【素質】:生活魔法(日常に役立つ魔法が使える。)
【素質】:身体強化(魔力を使って身体能力を上げる事ができる。)
【シルフィード】
レベル: 04 → 10
力 : 20 → 50
体力 : 75 → 125
敏捷 : 75 → 125
器用 : 75 → 125
魔力 ; 180 → 222
運 : 35
森の魔導士(風魔法、土魔法、人物鑑定の素質を持つ)
【素質】:風魔法(風魔法が使える。)
【素質】:土魔法(土魔法が使える。)
【素質】:人物鑑定(ステータスや素質が見れるようになる。)
「改めて見るとラッキーのステータスってヤバいわね。能力値なんか全部100超えてるし、素質だって9個もあるじゃない!」
「ちょっと!シルフィー。声が大きいよ。周りに聞こえちゃう。」
「大丈夫よ。朝から酒場にいるようなもの好きな冒険者なんてあまりいないわ。」
ラッキーが周りを見てみると、たしかにラッキー達以外は誰も席に着いていなかった。
「ならいいんだけど・・・」
「そんな事よりあなたの素質のゼンパンって
本当にすごいわね。剣術に身体強化の素質があればもはや剣士と変わらないわ。これに剣技の素質が加わったら剣聖よ。」
「たしかに・・・そう考えたらやばいね。」
「それだけじゃないわ。生活魔法だって使えるじゃない?魔法が使える剣士なんて反則だわ。」
「魔法って言っても生活魔法だからコップ1杯の水とか火種になるちょっとした火ぐらいしか出せないけどね。」
「それでもよ。今後魔法の素質を覚えたらもはや世界最強ね。」
シルフィーはラッキーの異常さについて語りかけていた。
はじめは何もなかったラッキーだが素質が増えてきた事で異常性が目に見えてきたのだ。
「まあ今の所、剣術メインでやってるから魔法まで手がまわらないけどね。」
「贅沢な悩みね。」
「たしかに。」
「それで?先にアイテムの確認だったわよね?
ガチャスキルから出たアイテムが使えないか?って。」
「うん。図鑑に詳細と数が入ってるから一緒に見てもらおうと思って」
「わかったわ。ラッキーが持ってるアイテムが使えたらかなり楽になるわね。魔物討伐でお金はかなり貯まったけど、装備品とか容量の多いマジックバッグとか欲しい物はたくさんあるもの。抑えれる所は抑えないとね。」
そう言ってラッキーとシルフィーは2人でガチャスキルの詳細が載ってる図鑑を2人で確認した。
「それにしても結構使えそうなアイテム持ってるのね。出た時はなんとも思わなかったけど改めて見たらすごいわ。」
シルフィーと森の討伐依頼を受けてから、デイリーガチャスキルは約60回、モンスターガチャスキルは約180回使っている。
その中で素質は3つ。アイテムは27個、パンは210個出ていた。
「そうだね。俺も昨日宿屋で整理してたけど使えそうな物が多くて驚いたよ。」
「それじゃ使えそうな物はダンジョンに持っていっていらない物は売っちゃいましょう。マジックバッグに全部入ればいいんだけど、枠を開けておかないと何かあったら困るしね。」
「ダンジョンでは魔物の素材はなくてもドロップ品があるもんね。」
ラッキーとシルフィーは図鑑を、見ながら必要なアイテムといらないアイテムを分けて行った。
必要なアイテムは・・・
・ポーション(初級)
・毒消しポーション(初級)
・風邪薬
・ロープ
・テント(小)
・虫よけ
・フライパン
・パンツ
いらないアイテムは・・・
・魔物寄せ
・皮の盾や鉄の剣などの装備品
・虎柄の毛皮
・タワシ
・箒
ちなみに、パンツが出た時はアイテム枠なのか、それともパン枠なのか迷った。図鑑で確認した時に、アイテム枠の場所に載っていたのを見つけた時は、損した気分になったのは良い思い出だ。
他にも、魔石やマジックポーションなども出ていたが、魔石は売却し、マジックポーションは使ってたりしたので、現状は持っていなかった。
「あとは、雑貨屋で必要な物を買えば大丈夫そうね。」
「そうだね。後は資料室でダンジョンの地図とか出てくる魔物とかダンジョンの事を調べて、後はライアン教官と解体場のドガンさんにもダンジョンについて知ってる事がないか聞いて見たいな。」
「わかったわ。じゃあ私が資料室でダンジョンについて調べるから、ラッキーはその人達に話を聞いてきて。それが終わったら雑貨屋で買い物してダンジョン攻略に備えましょ。」
ラッキーとシルフィーはそれぞれダンジョンに行くための準備を進めた。
そして・・・
準備が終わり、いざダンジョンへ向かう事になったのだった。
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