そのあとのこと



【>>5で俺は変わろうと思う Pert11】


1:名前:1

よSSSSっしゃああああああああああああああ!!!


2:名前:恋する名無しさん

もうその反応でわかるよ おめでとう


3:名前:恋する名無しさん

おめ 今日も君は虹色のままでいいんだ


4:名前:1

やたああああああああああああああああ!!


5:名前:1

fooooooooooooooooooooooo!!!


6:名前:恋する名無しさん

喜び過ぎて草


7:名前:恋する名無しさん

虹色の髪気に入り過ぎだろ


8:名前:恋する名無しさん

幻覚作用とかあるのかな


9:名前:恋する名無しさん

おい1、もしかしたらその結果幻覚かもよ


10:名前:1

あっ


11:名前:恋する名無しさん


12:名前:恋する名無しさん

夢は終わりましたか……?


13:名前:1

何度見ても学年一位です ありがとうございます


14:名前:恋する名無しさん

えっ


15:名前:恋する名無しさん

おいおいおいマジかよ


16:名前:恋する名無しさん

頑張り過ぎWWWWW


18:名前:恋する名無しさん

しゅご


19:名前:1

ありがとう おかげでこの髪色とはまだまだ付き合えそうだ


20:名前:恋する名無しさん

ほんと良かったねぇ……





「おい、アレ……」「一位ってまじかよ」「あんな虹色頭が……」



廊下。俺に向けての声が聞こえる。

気持ちいいいいー!! (台無し)


いやあ本当にびっくりした。

まさか一位を取れるなんて。


明らかにいつもより調子が良かったし、時間も余裕があった。

それでもトップオブトップは予想外(マジで)。



「……はぁ」



息をつく。

そりゃこんな中間テストで大学は決まらないし、ただの定期テストでしかないんだけど。


やっぱり嬉しい。

テンション上がり過ぎてヤバい。



「……!」

「おはよう。今日もいい天気だね(颯爽)」



廊下にて椛さんに遭遇。

色々と高揚していて、未だにふわふわしている。



「ぁ、その……」

「?」



——ピコン!



詩織『テスト終わったので 次の三連休遊びにいきませんか』



「!」


と思ったら携帯に着信音。

マジか。まさか彼女からそういうのを誘われると思っていなかった。


「良いよ(即決)」


「!」


嬉しそうな椛さんの顔。


もう今は何でもイエスって言っちゃうね。

というか普通に嬉しいし。地獄でもなんでも行っちゃう(↑)。



――ピコン



椛詩織『山に行きませんか』




「……え」



見間違いか?




椛詩織『あ、嫌なら、別な場所……』




「……良いよ!(思考放棄)」


「……!」



ちょっと予想外で固まったけど。

まさか山とは思わなかった。



椛詩織『誰かと一緒に行ってみたくて』

椛詩織『この時期だと涼しくて 人もあんまりいないので』




「……楽しそうだね(ウキウキ)」

「!」

「また日程とかはLIMEで話そうか」

「……(頷く)」



そう言って、廊下で別れる。トコトコ走る彼女は中庭へ。

リスみたいだ、山だけに(クソ失礼)。


あ、椛さんもテスト発表見に行くところだったの。

って事は――



――ピコン




椛詩織『いいいちち』

椛詩織『一位すごいです おめでとうございます』


東町一『あ り が と う ! !』




ああ、多分俺この世で一番キモい顔してる。

場所はともかく、クラスメイトと一緒に遊ぶとかいうイベントが発生したし。


テンション上がり過ぎてぶち壊れそう。

FOOOOOOO!!(破壊)。

FOOOOOOO!!(再生)。


教室入場。

そして居るギャル二人。



「やあどうも(破壊と再生をつかさどる者)」


「……ごめんね、とーまち。まさかとーまちがココまでテストに力入れてるとは思わなくて」


「え(固形化)」



意気揚々と我が席に向かったところで、夢咲さんと柊さんが居た。

夢咲さんは黙って窓を見ている。柊さんは申し訳なさそうに俯いていた。


え、なんでそんな感じ?



「テスト勉強中、邪魔しちゃったから……」

「えっ。別にされてないよ」


「一位取る程頑張ってたし。勉強中の雰囲気とかも凄かったのに……」

「いやいや」

「リオ、我慢出来なくて話しかけちゃった……」

「別に良いって」


というかもうこっちが申し訳ないぐらい、その時の事思い出せない。

あの時は勉強に意識が行っていたから。



「ごめんね」

「良いよ、大丈夫だから」


「これからも話しかけていい……?」

「全然良いよ!」


「もっと弄っても良い……?」

「良いよ! (全肯定)」


「ちょっと頼んでも良い……?」

「良いよ! (全肯定)」



そんな感じで来られたら困惑する。

とりあえず全肯定マンになろう……こんなの柊さんらしくない。



「人、足りなくて……次の土曜に合コン、来てもらっても良い……?」

「良いよ……え?」


「……(後ろを向いて震えている)」

「え、今なんて言った?」



気のせいじゃなかったら合コンとか言ってたよな。



「……マジで来るのか?」

「ふはははは! とーまち本当に大丈夫?」


「……」



合コン、合コンか。

でもなんか困ってそうだったしな……柊さん。



「大丈夫だよ(無敵)」



ここで引いたらダメな気がした。

数合わせでもなんでも行ってやるよ(覚 悟 完 了)。



「……そうか」

「ふはは、まさか本当にとーまちが来てくれるなんて☆」


you're welcomeどういたしまして


「絶好調だぁ☆」

「……なんか変じゃねーかテメー」



ぶっちゃけ一位取ってからテンションおかしい(自覚)。

今の俺は何でもYESマンだ。



「困ってる柊さんはほっとけないよ(ドヤ顔)」

「うわ……くっさ☆」

「やっぱ変だわテメー」



……。

ちょっとだけテンションが戻った気がする!

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