>>130


【>>5で俺は変わろうと思う Pert7】


114:名前:1

急募:友達と話したい

でもちょっと避けられてる感じです

手段としてはどれが良いだろうか


115:名前:恋する名無しさん

やっぱ対面で話すしかなくない?


116:名前:1

だよな……でも待ち伏せとかストーカーみたいだし……


117:名前:恋する名無しさん

最悪通報


118:名前:1

あああああああ!!!


119:名前:恋する名無しさん

まあ結局リスクは負わなきゃ駄目よ

恋もビジネスも、ね(童貞)


120:名前:恋する名無しさん

迷うんなら安価で決めよう


121:名前:1

……それもそうか


それじゃ授業始まるし>>130で


122:名前:恋する名無しさん

うーん何だろう 手紙とか?


123:名前:恋する名無しさん

ヒャッホー久しぶりの安価だー!!


124:名前:恋する名無しさん

冷静に考えて昼休憩に何やってんだろ俺……


125:名前:恋する名無しさん

おいやめろ


126:名前:恋する名無しさん

仕事やだなぁ……帰って寝たい


127:名前:恋する名無しさん

マジでそれ 学生に戻りたい いや学生も地獄だったわ(ぼっち並感)


128:名前:1

あ、あのー 言いにくいけどもうすぐレス番がですね……


129:名前:恋する名無しさん


130:名前:恋する名無しさん

うわぁ休憩中なのに仕事の電話かかってきたあああ(誰も取らないもよう) 


131:名前:1


132:名前:恋する名無しさん

あーあ


133:名前:恋する名無しさん

愚痴スレになってて草


134:名前:恋する名無しさん

えー、つまり電話ということで


135:名前:恋する名無しさん

奇跡じゃん


136:名前:恋する名無しさん

悲しい奇跡だなぁ……


137:名前:1

電話か

分かった、みんなありがとう


138:名前:130

良いってことよ


139:名前:恋する名無しさん

>>138

おいお前は反省しろwww






五限、六限。

あっと言う間に過ぎて。


「とーまちバイバーイ☆」

「……じゃあな」


「うん、また明日」


隣の二人に挨拶をして。

俺は、教室に残る。


何時もならダッシュで帰るところだけども。


「……よし」


机にて、ノートを1ページ切り取りメモを作る。

そして――そこに一文書いて。更に11桁の数字を記していった。

椛さんとの“会話”があって思いついたその手段だ。



……次が一番大変なんだけど。

まあ、こういうのは恥ずかしがったら逆に怪しい。

人が居なくなるまでちょっと待とう……。







部活動が終わり。

わたしは、ユニフォームから着替えて下駄箱に向かっていた。



「……はぁ~」



最近はため息をついてばっかりだ。

原因は言わずもがな、彼のこと。


……分からない。

もう、何も。



《――「間違いないから。それだけは」――》



あの夜道。

彼は確かにそう言った。


今までの、あやのん目的の男とは違う。

真っ直ぐで――ただ、変わろうとしている彼の事。

でも。



「……分かんないよ」



昨日、確かに彼はあやのんの家から出てきた。それは嬉しそうな顔をして。惚けた様な顔をして。

まるで――とっても楽しい事があったような。


あやのんとかのんちゃんで、きっと遊んだんだろう。

彼は子供っぽい。そして何事にも本気だ。子供向け映画にも蟻? にも全力だし。

だからかのんちゃんに凄くウケが良いのも分かる。


あやのんの家に居るのも、今思えば納得出来るけど。



《――「如月さんって彼氏つくりたそう?」――》


《――「如月さんの好きなもの教えてよ」――》


《――「やっぱ如月さんってガード硬いよな。なんか弱点みたいなの無いの」――》



思い返す、過去の男達の声。

直接聞くことなく――親友であるわたしにずっと聞いてきた。

鬱陶しい声。でも、やんわりと彼女が男に興味がない事を告げてきた。


わたしは男友達が居ない。

だって、わたしと仲良くなろうとする人は――大体、いや全てがあやのんと近付きたいから、というのが理由だから。

それはよく知っている。


でも、彼だけは。

東町一だけは違うと思ってたのに。

結局、彼もあやのん目的だったんだ。

そうだ。きっとそうなのだ。

でも――あの時、一緒に映画の事を語っていた時は?


なんで、あんな楽しそうにしてくれてたの?

アレも全部――“昨日”の為なの?


「うう~……」


頭の中がぐちゃぐちゃだ。

昨日からずっとこの感じが続いている。


「帰ろ……」


そのままいつものように、下駄箱を開けて――



「――え?」



そこには、紙が入っていた。

小さく折り畳み――下駄箱の穴から通したんだろう――そこにあった。


『今日、時間あれば話しませんか? 下記が俺の電話番号です』


「なにこれ……」


確かに電話番号が書かれたそのメモ。

イタズラかと、いや宛先を間違えてるのかもしれないとも思った。


とにかく。

わたしは――それを捨てようと思った。



だって『名前』が書いてないから。


でもそれは、よく見てみたら――――






500:名前:1

名前忘れたああああああああああああ!!


501:名前:恋する名無しさん

急にどうした


502:名前:恋する名無しさん

記憶喪失か

お前の名前は千だ(適当)


503:名前:恋する名無しさん

じゃあなんでこのスレに書き込んでるの(マジレス)


504:名前:千

違うんだ

前言った、友達のことなんだけど

手紙を出してみたんだ。でも差出人書くの忘れた


505:名前:恋する名無しさん

何やってんだよwww


506:名前:恋する名無しさん

馬鹿過ぎて草


507:名前:1

だって手紙とか出した事ないし……焦ってたしさ


508:名前:恋する名無しさん

切り替えていこう 多分それはもう捨てられてる


509:名前:1

差出人不明の携帯番号とか絶対怖いよね


……最悪だ


510:名前:恋する名無しさん

よりによって連絡先書いてたのかよ

そういえば電話ってなってたな


511:名前:恋する名無しさん

最悪のシナリオを教えてやろう

捨てられた1の連絡先は、どっかの悪い人が拾って何か変な勧誘とか販促の電話が1に来るようになる


それか警察行き



――終——

制作・著作

N〇K


512:名前:恋する名無しさん


513:名前:1

あああああああああ!!


514:名前:恋する名無しさん

なれない事ってするもんじゃないね


515:名前:恋する名無しさん

架空請求が来たら俺達の出番や


516:名前:1

そんなイベント要らない……ってdeんわが


517:名前:恋する名無しさん


518:名前:恋する名無しさん

おいどうした


519:名前:恋する名無しさん

イッチーーーー!!


520:名前:恋する名無しさん

回収早すぎて草 


……え、大丈夫だよな?


521:名前:恋する名無しさん

1-----!!


522:名前:恋する名無しさん

チーン


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