月曜日が来い(学生の鑑)


【>>5で俺は変わろうと思う Pert3】


300:名前:1

と、いうわけで映画の評価はこんなもんだ


301:名前:恋する名無しさん

これマジ? まさか全部一日で見切るとは思わなかった


302:名前:1

めちゃくちゃしんどかったけどね


303:名前:恋する名無しさん

証拠の半券見せて♡


304:名前:1

はい 【image】


305:名前:恋する名無しさん

マジじゃん……


306:名前:恋する名無しさん

マジでアレ見たのか……


307:名前:恋する名無しさん

1、ぶっちゃけアレのガチレビューなんて貴重だからブログでも立ち上げたら?


ついでに通販レビューも こんな便所のチラシに残すだけで終わるのはもったいないぞ


308:名前:1

そこまで貴重か……? まあ考えとくよ


309:名前:恋する名無しさん

とりあえずココまでの趣味達成一覧


映画鑑賞

勉強

隠密

読書

バリスタ

折り紙

スーパーの売れ残り品収集

映画評価

半身浴は良いぞ

通販レビュー

貯金 

インド料理

横断歩道の白しか歩けなくなるアレ

鉄棒

ボトルシップ


310:名前:恋する名無しさん

未達成一覧


ダンス

破損本探し

利き天然水

クラブ

アリ飼育

ポロ


311:名前:恋する名無しさん

減ったなあ……


312:名前:恋する名無しさん

一日でどんだけ消化してんだよwwwwww


313:名前:1

言ってまだインド料理は一品しか作ってないし

横断歩道とかは生活習慣だしな

勉強に読書、隠密に貯金は元々やってたし


314:名前:恋する名無しさん

もっとめちゃくちゃのヤツにしたらよかった


315:名前:1

勘弁して!!!


316:名前:恋する名無しさん

いや、お前ら見えてねーの?


317:名前:恋する名無しさん

“クラブ” ← ←

↑  ↑ ↖


318:名前:1

ああああああああああああああああああああああああ!!


319:名前:恋する名無しさん


320:名前:恋する名無しさん

マジで行くの?


321:名前:1

一応デイタイムってのがあって それなら高校生でも行ける


322:名前:恋する名無しさん

あーそんなのあるんだ(無知)


323:名前:1

会員登録? したし明日にはいくよ


324:名前:恋する名無しさん

マジか~ 死ぬんじゃねーぞ


325:名前:恋する名無しさん

ポロは?


326:名前:恋する名無しさん

もう良いだろポロはwwwww


327:名前:恋する名無しさん

天然水とアリに関しては存在を忘れられてそう


328:名前:1

ポロはともかく

天然水は【image】

アリ飼育キットも買った【image】


329:名前:恋する名無しさん

何種類天然水買ってんだよwww


330:名前:1

30だな 意外と自販機限定の天然水とかもあるんだよね


331:名前:恋する名無しさん

本気すぎて怖くなってきた


332:名前:恋する名無しさん

応援してるで


333:名前:1

ありがとう とりあえず届いたボトルシップやってから寝る

明日は俺が死なない様に祈っててくれ



「……ま、やった甲斐あったな」


ここまで住人が反応してくれると嬉しいもんだ。

アレから帰宅した俺は、まず玄関にある大量の置き配の荷物を片付けて。


忘れないうちに映画の評価を綴り、隠密用のニット帽を被り晩飯用にスーパーの売れ残り品を収集。

さながらダンジョンの宝を奪うシーフと言ったところか(ただの不審者)。

この髪を隠すだけで俺は空気になるからな。凄いよ髪色って。


半身浴を楽しんだ後は豆から炒った珈琲を淹れて、今折り紙を20種類作ったところだ。

おりがみたのしい!


「……まっず」


初心者の不味いコーヒーを啜りながら、俺はボトルシップ製作に勤しんだ。

税込6000円。結構した。しかも追加で工具なりボトルも購入したから10000円ぐらい。


今日の映画代もそうだし、インド料理も参考本の購入も。

まだまだ貯めたバイト代はあるが、このままでは一瞬で溶けるぞ……。



「はーーあ! 疲れた」


ボトルシップ。

俺の想像していたのは、プラモデルみたいにパーツを組み立てていく……そんな感じだったがまるで違う。


彫刻刀で切った木の板を重ね、ヤスリでひたすら擦って形を整える。

そして船体の塗装。気付けば0時。部品を無くさないよう箱に仕舞って保管した。


続きはまた明日。

しばらくは寝る前のボトルシップ制作が習慣になりそう。本当に時間が掛かる趣味だ。



「……あっという間だったな」



ベッドに寝転び問題集を解きながら、俺は今日の事を思い出す。


如月さんに初音さん、椛さんにも会ったっけ。

特に初音さんとは驚くぐらい話したな。


……うん。良い休みだった。

これで終わってくれないかい(無理)。



「……、か……」



日曜日が憂鬱なのは初めて。月曜日が来い(学生の鑑)。


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る