第2話 見られていた
〜〜〜〜〜
とち狂ったかあの馬鹿は?
俺は考えながらカノンの事を考える。
そして顎に手を添えて目の前の○ンドームを見る。
それから赤面する。
これは冗談で置いたつもりなのだが。
その冗談が通じないどころか。
おかしな事になった。
何であんな反応をしているのか。
意味が分からない。
「.....うーぬ.....」
このやり方はマズイという事か?
俺は考えながら、訳が分からん、と言いながらそのままそのブツを机の中にそのまま仕舞ってから。
いつも通り幼馴染がバイトしているコンビニに向かう。
翌日になった今日は休日だが.....。
取り敢えずはカノンに一応だが外出して来ると挨拶しておくか、と思いカノンの部屋のドアをノックした。
「カノン。俺は外に出て来る」
『.....』
反応も無しかよ。
俺は考えながら額に手を添えてからそのまま歩いて行く。
それから玄関を開けて外に出る。
そしてコンビニに向かった。
ったくあの野郎寝ている訳が無いのにな。
〜〜〜〜〜
お兄ちゃんが私の部屋のドアをノックしたが。
何というか股間を弄っていた為に何も反応出来なかった。
所謂.....自慰行為というかも知れないが。
私は何をしているのだろうか。
ビショビショだ何もかもが。
「.....うふ.....」
そんな事を言いながら背中に走る電流の様な感覚に身を委ねながら。
そのまま自慰行為を続けてから。
そしてそのまま軽くイった。
「朝から何をしているの私.....」
呟きながら私はそのまままた下着を履き替えてから。
布団に潜り込んだ。
どんな顔をして会えば良いのか分からない。
ただひたすらに恥ずかしい。
歯痒い感じだ。
「全部私が導いたミスなのに。何しているんだろう私」
そんな事を考えながら胸を揉む。
ヤバい、と思う。
あちこちが硬い気がする。
こんな事をしている場合では無い。
外に出たい。
「よし。家事をして.....取り敢えずは気を逸らそう。.....ところでお兄ちゃんは何処に行ったのか」
もしかして幼馴染さんの所だろうか。
それはそれで.....嫌気が差す。
だけど私から何も言える事は無い。
何故なら私はまだお兄ちゃんと知り合ってから2年しか経ってないし。
馬鹿な事ばかりしていた。
「.....でもそれでも負けたくは無いよね」
そんな事を言いながら布団を整理してから。
そのままズボンを履いてから。
そして部屋を出る。
取り敢えずは家事をしないと。
じゃないと.....家に洗濯物とかが溜まっちゃう。
〜〜〜〜〜
「はいはいはいはいさーい!!!!!」
「おー。五月蝿いな。朝からマジに元気だな。由依」
「そりゃ君に会えたからねぇ」
目の前の肩の短髪の女の子。
泣きぼくろが特徴の褐色系美少女。
石永由依(いしながゆい)。
俺の幼い頃からの幼馴染である。
「今日は何買って行くの〜」
「今日は金がねぇ」
「む?じゃあ何しに来たのさ?何に使ったのさ?」
「.....」
「.....昨日のモノかな?アハハ」
俺は真っ赤に赤面する。
正直言ってコイツには全てがバレている。
コソコソドラッグストアで例の物を買っていたのを見られたのだ。
偶然であるが.....かなり恥ずかしい。
思い出しながらまた赤面する。
「男の子だからねぇ!アッハッハ!」
「軽く流すな!?」
「何を言えば良いの?じゃあ」
「.....まあそれもそうだな」
でもそういうの買うなんて思わなかったさー、と言いながら由依は笑顔を浮かべる。
そしてハッとしてから、でもまさか義妹ちゃんとじゃ無いよね?、と言ってくる。
俺は首を振ってから、まさ.....、と。
そこまで言い掛けてから真っ赤になる。
『お兄.....ちゃん.....』
昨日の事を思い出してしまった。
俺は赤くなりながら首を振る。
だが時既に遅し。
まさか.....、とガチガチに固まっている由依。
それはいかんぜよ、とも言う。
「あのな.....誤解だっつーの!!!!!」
「で、でも.....赤くなっている.....!?」
「ドン引きするな!?」
「義妹を孕ませるのか!?」
「お、お前!?黙れ!?」
狂ったのか!?、と思いながら目を丸くしている由依を見る。
するとそっぽを見てから小さな声で、でも.....そう言うのは私に.....、と言った気がしたのだが。
気のせいだろうか?
俺は、オイ。今何か言ったか?、と聞くと。
首を振ってから赤くなる由依。
「な、何でも無いさー」
「.....???.....意味が分からん」
そして、まあ良いから。何か買うなら早く。でもコン○ームは買うのは止めてほしいさー、といってく.....おまぇ!!!!!
大きな声で言うな!?
俺は周りを見渡して口封じをした。
ったくコイツは!
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